ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

142   阪急 服部

2005-11-26 19:09:04 | Weblog
※この店のすぐ近くに、あのイラスト入りの《がんこ寿司》があった。
  
  ウ~ン、本当にこの店名でいいのか??・・・・・    クリック♪


午前中のレッスンを終わらせて、午後から外出する。
特にアテは無かったが、久しぶりで「阪急 服部」へ行く。
最後に行ったのは10年ぐらい前だろうか・・・
母と一緒にブラブラした記憶がかすかに残っている。

駅を出てスグ右手に、古びた商店街の入り口が見えた。
迷わずそちらに足を向ける。
暖かそうな毛糸のカーデガンがぶら下がる小さな服屋さん
店頭のワゴンに、中古のカメラを無造作に放り込んでいる写真やさん
まっ黄色のテントに‘豚豚亭’と書かれた中華料理のお店・・・
そんな商店街を入ってまもなく、前方に「服部天満宮」のノボリが見える。
足早に行ってみると、入り口の脇に大きく「足の神様」と書かれていた。
中へ入る。
何の変哲もない普通の神社だが、奥まったところにワラジの奉納場所があった。
うす暗い中、ガラスケースにゴチャゴチャと詰め込まれた無数のワラジはちょっとブキミだった。

神社を出て適当にその辺を歩き回る。
どんどん歩くうち、商店街をぬけて反対側の電車通りへ出た。
見覚えのある景色・・・20数年前の記憶がよみがえる・・・

その当時、バイト先の友だちと一緒に、服部に住む女の子○○ちゃんのアパートへよばれた事があった。
私達のとなりの店で働いていた女の子で、特別親しかったワケでは無いがなぜかそういう話になった。
服部の駅を降りて線路沿いに少し歩き、ちょっと入ったところにそのアパートはあった。
入り口のガラスの引き戸がとても古めかしく感じた記憶がある。
ガラス戸を開けると、暗い中に一本の長い廊下が伸びていて、左右に小さなドアがズラッと並んでいた。
あの当時でもかなり旧式なアパートだったと思う。
(へぇ、こんな所に○○ちゃん住んでるんだ・・・)と小さなカルチャーショックを受けた記憶もハッキリ残っている。
なんとなく重苦しい気分で部屋へ案内された。
季節は覚えていないが、部屋に入るなり○○ちゃんがバーッと裸になって着がえ出したシーンは今でも脳裏にハッキリと焼きついている・・・・・
当時○○ちゃんには彼氏がいた。
1回だけ偶然見た事があったが、どこからどう見ても「イイ人」には見えなかった。
ザックリした麻のサマーセーターにゆるめのパンチパーマ、小脇に抱えたブランドもののセカンドバッグ
胸元にはキラキラ光る金のネックレス・・・
そして格好とは不釣合いに妙に優しい笑顔・・・

○○ちゃんはその彼氏の事をいつも「優しい優しい」と言っていた。
そして「もう、いっつも私がお金貸さんとアカンネン」とも言っていた。
そういえば、あの偶然出会った時にも、○○ちゃんは自分のバッグから何枚かのお札を渡していた様子だった。

あれから20数年・・・
間違いない、確かにこのアパートだった。
ガラスの引き戸がちょうど開けっ放しになっていたので思わず中を覗き込んだ。
長く伸びた廊下は塗り替えられツヤツヤと輝き、開けられた入り口から差し込む光で、内部には昔ほどの暗さは無かった。

鳥取がふるさとだと言ってた○○ちゃん
幸せに暮らしているだろうか・・・・・・









コメント
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