逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



今日はこの間訪問した広津発電所に引き続き、退職前に一括して、逆転受注した4発電所の最後、赤松発電所を訪問することにした。
道すがら、これも曰く言い難い関係のあった、変電事業部の主要顧客である、東電の新信濃変電所が通り道にあったので、公園の高台からのぞき見。



ここは、安曇や新高瀬発電所からの電気を50万Vに昇圧して首都圏に送っている変電所なのだが、中電とも繋がっていて50/60Hzの周波数変換も行っている、最重要変電所の一つ。構内では何か工事が進んでいるようだが、周波数変換器の増設?それとも飛騨信濃直流幹線の為の工事なのだろうか?

朝日村の畑の向こうに、女鳥羽川と薄川の扇状地上にある松本市街が見える。


山形村の山麓を走ると、松本平特有の建築様式である本棟作りの家、倉、庭が数々ある。親戚でも江戸時代からの本棟作りの家に住んでいる人が居るが、維持が大変、広いので掃除も大変である。



山形村をさらに北上すると、「恋人の丘」という気恥しい名前の丘に出る。丘からさらに山を眺めると、白く薄化粧をしている。あれが里に下りてくるといよいよ冬。


そして、さらに視線を移すと、小さな送電塔が見えた。先ほどの50万Vとは比べ物にならない、数万Vの細い高圧線が3本伸びている。これが赤松発電所と昭和電工の塩尻工場を結ぶ電線である。



送電線は山を越えて、建てられているので、こちらは山麓線に沿って、波田へ。

波田小学校の裏の水路に発電所ありの表示。
あ、でもね、6年前に税金を掛けて作ったのに、もう停止してしまっている。
なんか、文科系のひとがP=mghも知らずに作ったのかな?



波田から上高地線を遡ると、庭先で菜っ葉を洗っている主婦。許可をもらって撮影。来年は我家も菜っ葉を漬けようか?



で、ようやく赤松発電所に到着。



場所は新島々駅のお隣で、発電所の放水路の上を上高地線が走っている。
ここも放水路からは緩やかに水が流れ、発電機がしっかり回っているようで安心した。

放水路はやがて、梓川に並行して流れる灌漑用水となり、その脇をたどることができる。と、途中に名前もない小さな発電所。勢いよく水を吐き出している=すべての水のエネルギーを電気に換えられおらず、効率が悪いのだが、系統に繋がれ、発電しているだけで、褒めてやらねばならないだろう。


灌漑用水路と並行する道路は、車の少ない快適な道。松本に向けて下って行く。


松本では良く使った、第一勧銀の支店が今は結婚式場、レストランに変身している。



松本城まで来てみたが、残念ながら冠雪した常念岳は半分雪雲の中。せっかく、晴れ上がっているのだが、冬型の気圧配置が強すぎで、北からの雪雲が切れない。



さて、今日の午後はこの講演を聞くために松本に来た。



受付に伺うと、同級生のI君が受付係であった。最近、こういう文化の香りがする催し物に出かけると、同級生がボランティアをしている場合がけっこうある。私も遊んでばかりではまずいのだろうか?
講演の方は、たいへん面白く聞け、あっという間の1時間半であった。また、使われた旧松本高校の教室のフランス式窓からは正面に美ヶ原が見え、絶好のロケーションであった。

今日走ったのはこんなコース、60km余りだった。




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