逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



ヨーロッパに2回自転車を運んだ際、それなりに対策はしたのだが、1回目は行きでSTIレバーを壊され、二回目は帰りに自転車の身代わりになってフロントギアの緩衝材として同梱したサーモスをへこまされてしまった。二回とも、ダメージがあったのはそれなりに丈夫な厚手のソフトカバータイプの輪行袋に入れた自転車。逆に、自家製段ボール保護+オストリッチのペラペラの輪行袋に入れた自転車は無事だった。 幸いなことに、2回とも旅行保険で修理代はカバーされたのだが、やはり自転車が壊されるのはつらい。先日、飛行機で自転車を運ぶ際に使える輪行箱の紹介イベントが渋谷であったので、参加してみた。

主催してくれたのは、自転車ツアー会社のプラネットアドベンチャーさんと、梱包材会社のコーワさん。

私が一番良いと思ったのは、この203型。



最大の特徴は、今のところ(将来は航空会社の恣意だが、まあ大丈夫だろう)往復で4万円かかる自転車の超過手荷物料金がタダですむこと。私が欧州に行く際、南周りでエミレーツ航空を使うのは、荷物のサイズ制限がゆるく、自転車の超過手荷物料金が発生しない為なのだが、この箱を使うと、高さ+幅+奥行の合計が203cm以下になるので、重量制限内の無料受託荷物として預けることができるのだ。
<良い点>
 ① 4万円の自転車超過手荷物料金が発生しない。
 ② 繰り返し使え、ベルトやキャスターも付けられる。
 ③ 軽量プララミネート板と段ボールの二重構造で、自転車へのダメージが少ない。
<残念な点>
 ④ 値段が高く(と言っても19,800円なら超過手荷物料の片道分)重量もそれなり(5.2kg)
 ⑤ 分解し、畳めるとは言うものの、720cmX1310cmの平板状になるだけなので、
    伴走車に積むのに、ちょいかさが張る。
 ⑥ サイズをコンパクトにする為、ペダル、ディレーラー、サドル、ハンドルの4つを
    分解し、旅先で組み立てる必要がある。詳しくはコーワのサイトを参照


もう一つ、面白いなと思ったのが、このおりたたみ型。



<良い点>
 ① 値段が3,400円と手頃!重量も軽い(3.8kg) 
 ② 折りたたむことで、梱包材としても使える外箱の中にコンパクトに収まり、
    伴走車に積みやすい。 
 ③ ガムテープで修理すれば、数回は使えそう。
 ④ 両輪を外すだけで、ディレーラーなどは分解不要

<残念な点>
 ⑤ 三辺の合計が203cmを越えてしまうので、エミレーツや中華航空以外の普通の航空会社
    では4万円の自転車超過手荷物料金が発生してしまう。
 ⑥ 折りたたみを可能にしたためもあり、あくまで簡易型、国内輸送向けで、保護性能は少し落ちる。

折りたたみ可能とする為、折れ線が入っているが、強度はそれなりにある。国内ではあの佐川急便が
推奨自転車輸送箱として販売しているし、佐川の特別輸送料金は、JCA加入の上、バッチを購入しないと
つかえないヤマトの特別輸送料金よりも安い。(佐川でもこれなら輸送事故を起こさないらしい)



段ボールの仕切り板や、外箱を使って、自転車を保護し、さらに、黒ベルトでフレームを前(下図の右)方向に引っ張ておくので、ディレーラーは保護される。



さて、悩ましいのは、どちらを買うべきか?
203型の欠点、自転車分解、コンパクト化も、今までもこの程度にまとめていたので問題ない。JALやANAなどメジャーな航空会社に自転車を預けて、どこかに行くならちょっと高いが203型が良いのだが、、、、



今年、グレートジャーニーは自家製の段ボール保護板で周りを囲い、それをオストリッチのL-100輪行袋に収めたのだが、自分と奥さんの2台の自転車を分解/組み立てるのに随分時間がかかってしまった。それに、輪行袋も破れてしまった。



来年のスペイン、サンチャゴ巡礼はエミレーツ航空なので、超過手荷物料金の発生はないし、伴走車への積み込みも折りたたみ型の方が便利だ。2つ買うことを考えると、やはり折りたたみ型かな?



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