逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



結構話題になった『最高の人生の見つけ方』のロブ・ライナー監督が作った「最高の人生の作り方」、マイケル・ダグラスとダイアン・キートン が主演したと言うのに、日本ではなぜか映画館にかからなかった、老年向け映画。
そんな映画を図書館の大型プロジェクターを使って、見せようという企画を図書館に行った時見つけてあったので、出かけてみた。


家のTVで見るのと違って、やはり大型スクリーンで周りを暗くして観るのはやはり良いね。しかし、ダイアン・キートンがあんなに歌が上手いとは知らなかった。

もう劇場で上演されるはずのない古典とか、劇場未公開の映画を大型スクリーンで上演すると言うのは、なかなか気の利いた企画だ。映画ファンも増えるし、映画館の営業の邪魔もあまりしないと思うし。

信州にUターンして、都会の色々な文化的催事に参加できないのを気にしていたが、田舎でも結構がんばって企画してくれる人が居るし、気軽に出かけられるのが良いね。

来月は高校の同期生が興行の胴元になっているクラッシックの音楽会を聴きに行く予定。これもお楽しみだ。



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東宝シネマで「ペンタゴン・ペーパーズ」を見た。



スピルバーグが監督で、トム・ハンクスとメリル・ストリープが主演という鉄壁の映画。


手堅くまとめられた映画、エンタメ性もありながら、政治性もある。でもちょっと物足りない感じではあった。

最近のニュースでは放送法改悪とか日本の報道の自由度の低下が報じられている。あらゆる手を使ってNYタイムズやポストの報道を止めようとするニクソン政権と安倍政権、とりわけ菅官房長官や今井秘書官の警察や内務官僚を使った報道管制のやり方が重なって見えて、考えさせるものがあった。

ペンタゴン・ペーパーズを第一報した米国唯一の一般全国紙、NYタイムズ。それに遅れを取るまいと、奮闘努力し、政権からの圧力にも屈しずに、第二報で巻き返したワシントン・ポスト。その頃のワシントン・ポストは同族経営の一地方紙だったのが、この報道でトップに躍り出て、その後、ウォーターゲート報道で名を上げたのは、こんな政権からの圧力に抗する姿勢があったからなんですね。

安倍昭恵ペーパー偽造事件を第一報した朝日新聞、誤報なら、致命的になるのに、社命を掛けて報道したようだ。どう考えても、昭恵夫人の名前を消したのは理財局単独とは思えない。誰が指示したのか、安倍本人ではないとしても、役所、警察や御用新聞を使ってイメージ悪化報道をさせたり、文書を偽造する奴は誰か?? 

政権のお先棒を担ぐYとS新聞にはあまり期待できないが、末端の現場には記者魂もあるだろう。

さて、次のワシントン・ポストになるのはどこか? 日本の新聞、マスメディアにも期待しよう。



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そろそろ移住することを考えている塩尻は、ぱっとしない地方の小都市。しかしこの街の数少ない誇れるものの一つがこれ、市立図書館だ。

 

偶然、横浜の図書館で見つけた、この本に、新図書館の設立の経緯は詳しい。

 

絵画や写真などを展示しているアトリウムの回りには、膨大な数の比較的新しい書籍が並んでいる。

 

閲覧スペースは千差万別で、周囲の山々を見渡しながら、快適に本を読んだり、コーナーで談笑したりできる。

 

横浜で借りてきた須賀敦子の本だって、全集も含め、殆ど総てある。

 

エプソンのおかげで3Dプリンターも時間貸し出来るらしいので、老後の暇つぶしの種には尽きそうもない。

 

音楽CDも本も、家で整理しておくよりも、思い切って断捨離して、図書館頼りにしたほうが幸せかもしれないなぁ?



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金曜日の筋トレが効きすぎて、体中の筋肉が痛く、土曜、日曜と自転車で走る気になれず。
そんな時は車で図書館へ。いつも自転車で行く港北図書館は駐車場なしなので、都築図書館へ。なにげに本棚を眺め歩いていたら、呼ぶ声がする。この辺の住民の誰かがリクエストしたのか?本棚の一角に須賀敦子関連の本がどさっとある。須賀敦子本人はそれほど著作が多い訳でもないのに、解説本も多数備附してくれていてうれしい。。



ご本人の本だけでなく、写真家や弟子の書いた須賀敦子関連本も借りて、、、。
アッシジと言えば、堀文子も住んでいた町だし、楽しみに読んでみよう。



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バレンタインの今日、何も期待していなかったのだが、イタチョコの代わりに、イタリア(須賀敦子)の本を貰った。



チョコっとだけれど、ほん当に、こちらの方が嬉しいね。



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ノーベル文学賞に惹かれて、2ヶ月前に予約し、15日前に借りた、カズオ・イシグロの「遠い山なみの光」を昨日、図書館に返しに行った。
昨日は、なんか非常に変てこりんな天気で、西からの日差しで辺りは光り輝いているのに、頭上には黒雲。雨もパラパラ降ってくる。




今日、続いて順番待ちしていた「わたしが孤児だったころ」と「日の名残り」の2冊が入荷したとのメールが図書館から入った。一日違い、惜しい、、、


今日は綺麗に晴れていたのだが、庭掃除や雑用をこなしていて、図書館へ出かけたのは夕方近くになってしまった。ずいぶん雲も出てきて、富士山も隠れがち。



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丁度50年前、高校2年の1967年夏、ヴィエトナム戦争が激化して、国際情勢を気に掛けて、新聞を比較的読むようになった私も、同級生5人の登山事故死もあり、「ゲバラが殺された」というニュースに全く記憶はない。まして、その時、エルネスト・デ・メディコの偽名を持った日系人も殺されていたこと等、全く知る由もなかった。

今日、ららぽーとのシネコンで「エルネスト」を見た。


主演のオダギリジョーがすごい。日本語のセリフなし、全編の3/4に登場しながら、すべてスペイン語での登場。Cal State Fresno大学で演劇を勉強していたこともあるので、彼の英語能力の高さ(セリフのほとんどが英語だったBig Riverも昔見た記憶あり)は知っていたのだが、あのスペイン語は完璧だ。(むろんスペイン語が母国語の人間が聞けば、アクセント違い位は指摘するだろうが、、、)10kg以上体を絞り、日系ボリビア人のフレディー前村に扮したオダギリジョー、すごいね。

映画は1959年にゲバラが代表団長として訪日時、日本政府の意向を無視して、広島を訪れる場面から始まる。


そこから、舞台は一転。ボリビアの日系人フレディ前村がキューバの医科大学に留学し、、、
、、、、(ネタばれ、途中省略)、、、、、、
最後は、ボリビア軍事政権へのゲリラ戦の中で捕らえられ、フレディ前村は虐殺される。部隊内での偽名はエルネスト・デ・メディコ、医者エルネスト。そして、そのご本尊、本物のエルネスト・チェゲラバも2ヶ月後に軍に捕らえられ、CIAの許可/ボリビア大統領命の下、虐殺される。

まあ、映画だし、脚本も作られたものだろうと思っていたのだが、上映後、本屋に寄ってみたら、基本的に実話に基づいているのだそうだ。さっそくネタ本を2冊買ってしまった。

ゲバラの青春時代を描いた、モーターサイクリスト・ダイアリーズも好きだけれど、この映画も記憶に残る映画になりそうだ。しかし、自民党圧勝予測の日本で、「世界は、変えられる」なんて惹句は広がらず、こんな暗い映画もあまりヒットしないような予感がするのは残念。



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伊勢佐木町のジャック&ベティでセザンヌと過ごした時間を見た。


学生時代の親友、ゾラとセザンヌの友情を描いた映画。エクサンプロヴァンスが舞台なので、南仏の美しい景色が印象に残った。

上のポスターにも描かれているサント・ビクトワール山を背に、エクスに向けて走り降りたり、


セザンヌのスケッチ場所を求めて、石切り場を目指した、3年前が懐かしい。

 
南仏、もう一度行きたいな。



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NHKの朝ドラは、朝ごはんが早ければ、流れているのだが、最近は起きるのが遅いので、見て居なかった。
4月からの朝ドラ「ひよっこ」の高校のシーンは母校の松本深志だと聞いていたので、少し早く起きて何気に見て居たら、初回から登場だ。


84年前に建設されたこの校舎、第一棟の一階の同じ教室で、私も50年前に授業を受けていた。
と言っても、いつも窓の外を見たり、午後になると授業をサボって街にくりだしたりしていて、真面目に勉強しなかったものだから、今のテイタラクなのだが。



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退職者の特権、平日を利用して、マーティン・スコセッシの「沈黙」を見てきた。
遠藤周作の原作のすごさが良く判る映画でした。


内容の重たい映画だけに、どれだけ興行収入が稼げるか??
米国では? カソリックの映画だし、、、、トランプの米国で人間の内面や信仰なんて
      顧みられないだろうし、、、、
日本では? 日本人の過酷なキリスト教弾圧の描かれた映画だし、、、、
中国では? エンドロールに大きくロケ地としてROC(Taiwan)と書かれているし
      キリシタン弾圧は中国共産党の民主派弾圧を思わせることから、
      世界最大の映画市場の中国本土ではおそらく公開されることはないだろうし、、、

遠藤周作の「侍」を読んでから、支倉常長の旅を辿った去年の旅行が思い起こされた。



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塩尻では、密かに盛り上がっている、ウッチャンの自作映画「金メダル男」。最高の大作である。

 

人口数万の地方都市に良くぞ残った、塩尻唯一の映画館、東座でみた。


数日前の初演には、主演にして監督のウッチャンが舞台挨拶に来たとの事だが、本日の3回目の上映には、30人ほどの観客が来場していた。40年前にタイムスリップできる東座、何時までも頑張って、営業して欲しいものだ。



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西海岸の日系人街や日系人の歴史には興味があって、ロス、フレズノ、サンフランシスコ、デンバー、シアトルと機会があれば、日系人街を散歩していたのだが、バンクーバーでは車で通り過ぎただけだった。
年初に戦前の日系人野球チームを描いた「バンクーバーの朝日」を見て、どこか物足りない思いをしていた。

(北米の日系人収容所跡巡りで、日系人の苦難の歴史は理解しているつもりだが、)この映画では、被害者意識が全面に出過ぎと言うのは言い過ぎだろうか?



同じ戦前の野球を主旋律とする別の話題の映画「KANO」終演が近くなったので、あわてて見てきた。


日本人が主演しているけれど、台湾人監督のもと、台湾で制作された映画だ。

エピソードがてんこ盛りで、消化不良の所もあるが、これは台湾から日本へのラブレターである。占領/植民地化していた日本人のことをこんなやさしい目で描いてくれた映画があることを、日本人はもっと喜んでもよいのではないだろうか?

悲しい出来事も多かったが、特に戦後は色々な局面で国の発展に貢献してきた日本が中国や韓国から、このようなラブレターを貰えるのは何時のことだろう。
シネチッタで食事後、そんなことを思いながら、家に帰った。



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自転車の話題だけでは、頭が空っぽと思われかねないので、文化の香りがすることもしなくては。

港の見える丘にある神奈川近代文学館で「須賀敦子の世界展」をやっているので、出かけた。(11/24までやってます)


「コルシア書店の仲間達」が出た時、友人に勧められて以来、須賀さんのファンであった。
田舎出の私は、ついけち臭い、見っともない立ち振る舞いをしてしまい、いつも反省ばかりしている。才女の須賀さんが描く家族や仲間の肖像はやさしく、お金はなくても高貴な心で居られるこの人はどんな背景で育って来たのか、ずっと興味があったのだ。

須賀さんの作品と3年前と今年のイタリア旅行を思い出しながら、楽しく展示をみさせてもらった。

3時間、たっぷり展示を見て、数年ぶりに暗くなった元町に下って驚いた。老舗の幾つかが店を閉じ、ファストファッションの店がずいぶん増えているんだね。



三ツ沢に住んでいた25年前に月一くらいで来ていたユニオンも昔の輝きはない。まあ、今や珍しい輸入食材なんて無いからね。



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今日、あまり観客の居ない鴨居ららぽーとのプレミアムシアターで On the Road を見た。



ずいぶん昔のコッポラの映画、地獄の黙示録と同じく、解ったようで、解らない。それでいて、なにか後を引きそうな不思議な映画だった。

ただ、評論家と極一部のビートニック/ヒッピー/パンクの影響を受けた人達以外には、あまり話題にはならないのではないだろうか。

さて、久しぶりにドアーズでも聴いて見ようか。



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日曜日、雨も降りそうにないので、ヤビツでも行こうかと画策していたのだが、、、、、

色々な事情、私のモチベーションの低下、、、が重なって、脱走できないことに。
午前中に用事を片付け、さあ、余った午後どうしよう。

数年後に横浜を引き払うことを考えると、所持品の整理を進めないと、田舎の家に荷物が収まり切らないのは明白だ。衣類、食器、レコード、CD、、、、、いろいろあるけど、まずは本でしょう。
数十年溜まった垢を落とすべく本を整理し始めたが、残す本ばかりで、捨てる本がなかなか決まらない。

埃を被っていて、もうこれから読むことも、使うこともなさそうなのだが、やはり捨てられない、、、
高かった本、無理して買った本、教科書、読んでない本、、、

なんとか捨てる決心をつけ、これだけ選び出したが、まだまだ沢山の本がある、どうしよう。




ロシア語、ドイツ語、英語の辞書:もー使うことないだろう。電子辞書もウェブもあるし。
ペーパーバック:二度とよまないでしょう。
ビジネス書:もうあまり興味ないし、もう内容ふるいでしょう。
教科書:どうしよう、何回も読み直した本もあるし、でも使わないね。
C言語:もうCで何かするなんて、絶対なさそう。




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