アウトドア(登山・写真)・日記

北海道の登山ならびに風景と花の写真。個人の日記など。     アクセス状況追加(2009/2/24 以降分です)

黒岳に登りました。 (9月26日)

2007年09月30日 16時20分47秒 | Weblog
層雲峡コースで黒岳に登りました。

リフト7合目  7時23分
山頂着     8時56分 (1時間33分)
山頂発     9時06分 (    10分)
リフト7合目 10時20分 (1時間14分)

合計所要時間  2時間57分

GPS記録省略


前日に北海道地方を寒冷前線が通過して、旭岳・黒岳など大雪山系が初冠雪しました。

当日朝は冷えており、リフト搭乗中はかなり寒い思いをしました。登山装備をしていても震えるほどでしたから、薄着の観光客はさぞ寒い思いをしたことでしょう。

7合目の登山者名簿帳に記載して出発する時点で、強い風が吹いていました。
登山道には直接風が当たらないので音だけでしたが、係員からは「多分山頂は立っていられない程の風が吹いているでしょう」と云われました。

係員には、「風が強ければ無理をせずに引き返す」旨を告げて出発しました。
寒い中、早朝から指導・監視にあたられている指導員の努力には頭が下がります。

往路では、登山道の石の表面が薄氷に覆われていて滑りやすく、非常に歩きづらい状態でした。
登山靴の踏む場所は平坦な石の表面は氷で滑って危ないので、凹んだスリップしづらい場所を選んで一歩一歩確実に歩く必要がありました。

復路では、日照があった関係で日陰以外は石の表面の氷がほぼ溶けて、往路よりは歩きやすくなりましたが、下山開始時点の急な石段に雪が被り非常に滑りやすくなっていたため、かなりの緊張を強いられました。

山頂到着時には風は少し納まったのか、出発時に心配したほどの風速ではありませんでした。
それでもカメラを構えていると、風で身体が揺れてなかなかシャッターを切れないこともありました。

山頂からの展望はお鉢平方面は完全に冠雪状態でしたが、それを外すとまだ雪は微かに見える程度で紅葉の方が優っていました。

私の到着時で先行者が数名おり、その後も登山者が登ってきました。この時期、日照があれば気温が上がりそれ程寒くはありません。

29日のテレビでは、「十勝岳山頂方面で凍死している登山者を発見した」と通りかかった登山者が下山して警察に届け出たと報じていました。

冠雪後は通常装備で登れるのは黒岳までで、お鉢平方向に行くには完全な冬装備が必要になります。

黒岳070926-1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用

黒岳070926-2
GPS軌跡



黒岳070926-3
黒岳



黒岳070926-4
登山道(9合目)



黒岳070926-5
黒岳山頂



黒岳070926-6
登山道にて
早朝には凍りついていました。


黒岳070926-7
山頂にて
雲がかなり速く流れていました。


黒岳070926-8
山頂にて
お鉢平方面


黒岳070926-9
山頂にて
南東方面(奥ノ平方向)


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高原沼めぐりで紅葉を撮影しました。 (9月24日)

2007年09月28日 20時14分52秒 | Weblog
緑岳の撮影に引き続き、高原沼めぐりで紅葉を撮影しました。

写真撮影が目的のため、時刻は記録していません。
GPSの記録は電源の入れ忘れのため、途中からの記録になっています。

今回は珍しく高原沼を一周できました。今まで何回も訪れていましたが、その度に高原沼以降は通行禁止で引き返していました。

高原沼以降は空沼しかなく、後は沢沿いの道を歩くだけなので、紅葉シーズン以外はあまり見所のない登山道です。

しかし、紅葉シーズンは素晴らしい紅葉と変化に富んだ登山道がマッチングして、楽しく歩くことができます。

空沼は下の写真ではほぼ干上がっているため小さく見えますが、春先の満水時は高原沼で最大の沼になるそうです。

空沼から暫くは左手に山を見上げながら歩きます。沢沿いの道に入っても、実際に水の中を歩くことはありません。

道も分かり易くしっかりしているので、機会があったら一度歩いて見ることをお勧めします。

緑岳中腹の折り返しと高原沼一周でかなりの距離を歩いたので、当日は大分疲れました。
そのため、翌日は悪天候が予想されていたため、休養日にすることを早めに決めました。

高原沼めぐりはいつも長靴で歩いていますが、今回は長靴を持参していないので登山靴で歩きました。

少しぬかるんでいましたが、例年のように酷い状態ではなかったので、かえって登山靴で良かったようです。

高原沼070924-1GPS軌跡
電源入れ忘れで、途中からの記録になっています。
普段歩けない高原沼以降の貴重な軌跡です。


高原沼070924-2
緑沼にて
沢山の人で溢れていました。


高原沼070924-3
後半の沢沿いの道から、沢を撮影。
結構水量がありました。


高原沼070924-4順路の途中で出会うカンバンです。
一周してくると、このカンバンの所に出てきます。
時計回りの順路を守るため、逆方向からの進入を阻止
する役目を果たしています。

高原沼070924-5
沼以外でも見所はあります。



高原沼070924-6
滝見沼



高原沼070924-7
緑沼



高原沼070924-8
エゾ沼



高原沼070924-9
高原沼
普段はここまでしか入れません。


高原沼070924-10
空沼
干上がっているため小さく見えますが、
春先の満水時は高原沼で最大の沼になります。


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緑岳で紅葉を撮影しました。 (9月24日)

2007年09月28日 18時46分23秒 | Weblog
大雪高原温泉コースで緑岳に登りました。
写真撮影が目的のため、緑岳中腹の写真撮影に適した場所まで登り、そこから引き返して高原沼めぐりに向かいました。

駐車場  7時00分
緑岳    8時45分 (中腹で引き返し)
駐車場 10時06分

合計所要時間  3時間06分

GPS記録は省略。

当日も良い天気で、沢山の人が緑岳に登っていました。

出発時に事務所(登山届記入)の係員から、数日前にお花畑付近で登山者が熊と出会い、熊避けスプレーを噴射して後退する際に転倒して足を骨折したので、注意をするように説明がありました。

私は、今回は多数の人が登っているので熊は大丈夫だろうと考えて、熊避けスプレーを携帯していませんでした。

自分の車の中には置いていますが、登山口の高原温泉にはシャトルバスで来ている関係でとりには行けませんでした。

そのため、大きな鈴1個のみを装着して出発しました。
早朝であまり先行者がいない時刻なので、お花畑を通過するときはやはりビクビクものでした。手を抜いてはいけないと改めて肝にめいじました。

今年の緑岳の紅葉は今ひとつですが、それでもそれなりには色づいています。

天気予報で翌日はまた天候が崩れると云っていたので、当日中に高原沼めぐりもすませてしまおうと考えて、緑岳の中腹から引き返しました。

写真を撮影しながらの登山は、頻繁に立ち止まって撮影するので、登山目的の登山よりはずっと疲れます。

通常の登山では、一定ペースで歩き身体も登山モードに切り替わりますが、写真撮影で立ち止まると折角の登山モードがリセットされてしまいます。

写真は私のHPの「写真館」にアップします。

緑岳070924-1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用

緑岳070924-2
GPS軌跡



緑岳070924-3
前回いた鹿2頭が今回も同じ場所にいました。
完全に住み着いているようで、登山者を恐れていません。


緑岳070924-4
草の実も真っ赤に色づいています。



(緑岳の登山道にて)
緑岳070924-5緑岳070924-6




緑岳070924-7緑岳070924-8





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赤岳で紅葉を撮影しました。 (9月23日)

2007年09月28日 08時54分45秒 | Weblog
銀泉台コースで赤岳に登りました。

駐車場   7時35分
赤岳     9時36分 (往路 2時間01分)
駐車場  12時27分 (復路 2時間51分)

合計所要時間  4時間52分

(GPS記録)
総上昇量   759m
距離      15.7km

(交通規制)
紅葉シーズンは、銀泉台と高原温泉への一般車両の通行は規制されています。
これは、マイカー利用による混雑の緩和ならびに排気ガスなどからの自然環境保護のためと、道路の幅員減少などによる交通事故防止のためです。

そのため、高原温泉入り口の湖畔側に「大雪レイクサイト臨時駐車場」を設けて、銀泉台・高原温泉行きシャトルバスを運行しています。
銀泉台までは片道400円、高原温泉までは片道350円です。

この臨時駐車場に集まっている数百台の乗用車を見ると、規制の必要なことが納得できます。
両方の道路は無舗装で一車線半程度の幅員しかなく、乗用車同士でも一旦停止して交差する必要があります。大型バス等とは待避場でしか交差できません。

銀泉台・高原温泉側の駐車場は狭いため、規制しなければ早朝時点で満杯になり、完全な交通麻痺が発生することは間違いありません。

(赤岳登山)
当日は晴天で、紅葉の撮影には絶好の一日でした。多数の登山者が登っていて、素晴らしい景観を堪能していました。

私は軟弱なのでカメラのみ携帯しましたが、本格的な撮影を目指している硬派の人達は重たい三脚を持参していました。まだ、大判のフィルムカメラを使用しているセミプロ級の人も見かけました。

前日に寒冷前線が通過して気温が低く風も強かったので赤岳山頂で撮影後に引き返しましたが、白雲岳方面に向かった元気な人達も居ました。

山頂付近の水たまりは凍っていましたので、気温はかなり下がっていたようです。
写真は別途私のHPの写真館にアップします。

赤岳070923-1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用

赤岳070923-2
GPS軌跡



赤岳070923-3
赤岳山頂
大勢の登山者の他に、指導員もいます。


赤岳070923-4
石ころの登山道を行く登山者達



赤岳070923-5
霜柱
これほど立派な霜柱は初めて見ました。


赤岳070923-6
山頂付近の凍った水たまり
もう、氷が割られています。


(赤岳の登山道にて)
赤岳070923-7赤岳070923-8




赤岳070923-9赤岳070923-10





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大雪山系で写真撮影を行いました。(9月23日~26日)

2007年09月27日 08時36分51秒 | Weblog
9月22日に札幌の自宅を出発して、夕方層雲峡のオートキャンプ場に到着しました。
今回はここをベースに行動し、4泊しました。

9月22日 札幌の自宅から層雲峡に移動
9月23日 赤岳登山・撮影
9月24日 緑岳登山・高原沼めぐり・撮影
9月25日 悪天候のため待機 (旭岳・黒岳 初冠雪)
9月26日 黒岳登山・撮影 札幌の自宅に帰宅

(クーラーボックス)
新規に購入した「クーラーボックス」は、最強の保冷能力を誇るだけあって、その能力を発揮してくれました。

期間中は気温が低かったこともあり、26日に帰宅した時点でもボックスの中はまだ冷たい状態でした。

凍らせた1リットルボトル2本は完全に融けてはいましたが、この状況なら盛夏でもかなり威力を発揮してくれそうです。

大雪山キャンプ070927-1





(カーサイドタープ)
今回は同じく新規に購入した「カーサイドタープ」を持参しました。

これは、写真のとおり車の屋根に片側を保持させる方式のタープですが、設営が非常に簡単で強度も十分でした。

天気予報は、25日は北海道地方を寒冷前線が通過するため悪天候を予報していました。
そのため写真撮影には不適と考えて、前日中に25日は休養日に当てることに決めました。

25日は降雨に備えて早朝にカーサイドタープを張りましたが、その下で雨に濡れずに食事の準備ができるなど、大変役に立ってくれました。

25日は早朝5時にはほぼ晴れていましたが、雲の動きが早く8時頃には完全に曇って、遠くで雷の音が聞こえ始めました。

前線通過のため9時前から強い降雨が始まり、当日中は降ったり止んだりが続きましたが、このカーサイドタープのおかげで快適に過ごせました。車中泊キャンプの必需品に仲間入りしました。

大雪山キャンプ070927-2大雪山キャンプ070927-3




(寝袋)
車中泊は車が冷やされるため、テント泊よりも寒いと云われていますが、確認はできていません。

何れにしても層雲峡は標高が高く、オートキャンプ場でも標高が490mもあり、札幌の藻岩山(531m)の山頂にほぼ匹敵します。

前回も就寝中に寒い思いをしているので、今回は登山用の寝袋とキャンプ用の寝袋を併用してみました。

キャンプ用寝袋の中に登山用の寝袋を入れて二重にして使用しましたが、温度調節も簡単で快適でした。

低地ではまだ単独での使用も考えられるので、暫くこの方式でやってみることにします。
登山用寝袋はこの他に、-12度と-26度対応の二つを持っているので、いざとなれば活躍して貰うことになります。

(登山用)  ISUKA AIR-450 SHORT 3シーズン用 -6度C対応
(キャンプ用) LOGOS NO.72400060 三枚組丸洗寝袋 +7度C程度まで

大雪山キャンプ070927-4




(読書用の照明)
車の中で一日待機を経験した結果、読書用の明かりが別途必要と感じました。
車の室内灯では少し暗いし、登山用のLEDのヘッドランプの青白い光は読書には少し不向きです。

持参した懐中電灯の明かりが最適でしたが、最適場所に保持する方法がなく苦労しました。
次回に備えて、長時間使用可能な照明方法と取り付け方法を別途考えることにします。

ハロゲン球を使用したヘッドランプの使用も考えられますが、読書用には明るすぎて電池も短時間しか持たないと考えられます。

記述が長くなったので、登山記録と写真は別途アップします。

大雪山キャンプ070927-5
9月23日撮影 赤岳



大雪山キャンプ070927-6
9月26日撮影 黒岳山頂にて
25日の初冠雪後の大雪山系(お鉢平方面)



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今日(22日)午後、大雪山方面に出かけます。

2007年09月22日 08時35分31秒 | Weblog
大雪山系の紅葉が進んでいるようなので、今日午後から黒岳・赤岳・緑岳・高原温泉方面に写真撮影に出かけます。

今回は重たいカメラNIKON D200(約1.9kg)も持って行く予定です。
北海道地方は昨日から今日にかけて寒冷前線が通過しました。

その後を追って北海道地方には大陸から冷えた空気が流れ込むので、これからは本格的な秋の気候になります。

それで、服装関係も一応夏と秋の両方を用意しました。
25日頃には天候が一時崩れる予報もでているので、あとはお天気次第です。

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ツールド北海道を見物しました。 (9月16日)

2007年09月21日 17時38分57秒 | Weblog
前回のキャンプ登山の帰りに登別温泉で「2007ツールド北海道」(自転車競技)を見物しました。

正式名称は「第21回ツール・ド・北海道国際大会」と云うそうです。
今年は札幌から長万部間の地域で行われたようで、インターネットで調べたら詳細は次のようになっていました。

9月13日 第1ステージ 105km 小樽 → 岩内 ロードレース
9月13日 第2ステージ 1.3km 岩内 タイムトライアル
9月14日 第3ステージ 174km 共和町 → 今金町 ロードレース
9月15日 第4ステージ 164km 長万部町 → 伊達市 ロードレース
9月16日 第5ステージ 172km 室蘭市 → 札幌市 ロードレース
9月17日 第6ステージ  61km 札幌 クリテリウム
          計    677km

登別温泉で見物したのは16日の第5ステージですが、このコースは今大会で一番きつい山岳コースになります。

海岸線からオロフレ峠を越えて行きますが、標高差900m弱を一気に登りきって洞爺湖方面に下ります。

大会資料によると、その後も大滝、美笛峠、金山覆道などのピークを越えていきます。参考までに、大会資料から総上昇量を概算してみたら2400m~2500m程度になりました。

距離172kmを4時間半で走り抜いていますが、この間に標高差2500mもの坂道を登っていることになります。

ハードな競技の代表格として、富士山をマラソンで登る大会(富士登山競争大会)がありますが、この場合は次のようになります。
  制限時間 4時間30分
  距 離    21km
  標高差  3000m

この過酷なレースでも、毎年1000名以上が制限時間内に登り切っているようですから、驚くばかりです。この人達は、短時間に3000mも登って高山病にならないのでしょうか。

ツールド北海道の場合は同じ4時間30分で累計標高差約2500mですが、自転車とは言え距離が172kmもあります。

日本トップクラスの選手であるからこそ可能なのでしょうが、その体力・脚力にはただ驚くばかりです。

ツールド070921-1
パトカーや広報車が何分後に選手団が通過するかを教えてくれます。
私がオロフレ峠の山頂を出発する時点で既に関係者がいましたから、
多数の人が予定路線に配置されていたことでしょう。

ツールド070921-2
先頭グループです。
接近して走っているので、先頭がこけたら後続全員が
巻き添えになるかも。

ツールド070921-3
第2(本体)グループです。大きなグループはこの2つのみでした。
これだけの人数ですから、近づいて来るのを見ていると
その迫力に圧倒されそうになります。

ツールド070921-4
サポート車
チームで参加しているので、多くの予備車を積載しているのかも。


ツールド070921-5
サポート車
積載している自転車は1台のみです。


ツールド070921-6
上の写真のアップです。
多段変速機、前後輪のブレーキがハッキリ判ります。


ツールド070921-7
最後に通過します。
この後に、前方を塞がれている大会に関係のない一般の車両が暫く続きます。


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2000年の有珠山噴火跡を訪れました。 (9月15日撮影)

2007年09月20日 21時09分01秒 | Weblog
(車に水タンクを設置)
飲料水用のポリタンク(10リットル)を、車の後部荷台に設置しました。
車の後部荷台の左側後端にCD装置が置かれていて、この上部の空間のみが利用可能なスペースとなっていました。

そのため、この上部にポリタンクを置くことにして、CD装置の保護のため木箱を作成してCD装置をその中に収容しました。

10kg程度のポリタンクを上に置いてもビクともしないような頑丈な構造にしましたが、狭い場所に押し込むため設計・製作に苦労しました。

これで、別の8リットル容器と併せて最大18リットルの水を積載できることになったので、今後は水で苦労しなくて済みそうです。


(有珠山の噴火跡)
前回のキャンプ登山の途中で2000年に噴火した有珠山の噴火跡を訪れました。

噴火跡に「洞爺湖町西山火口散策路」が作られています。
国道37号線から標識に従って進むと大きな無料駐車場があり、そこから散策路が始まっています。

この散策路は洞爺湖温泉側にもつながっており、両方から登れるようになっています。

有珠山周辺では、1800年以降だけでも6回の噴火が記録されており、1944年には昭和新山が隆起して、前回は1977年に噴火しています。その23年後の2000年に今回の噴火があったわけです。

下の写真のとおり洞爺湖と内浦湾間の距離は短く、旧国道230号線の内浦湾と洞爺湖間の分岐部分の直線距離では約4.7kmしかありません。

噴火070920-1
★1が最初に噴火した場所です。
旧国道230号線が被害を受けました。


写真の「★1と★2」が今回噴火した場所です。噴火の兆しがあれば、隣接する洞爺湖温泉や洞爺湖町の住民は、避難せざるを得ない状態になります。

もう一つ困るのは、主要な国道37号線が交通止めになることです。このため室蘭市・苫小牧市と函館市間の最短主要道路が使用できず、大きく迂回することになります。今回の噴火では、並行して走る高速道路も被害を受けました。

今回の噴火で、旧国道230号線がもろに隆起・陥没の被害を受けて通行不能になり、新しく国道が造られています。
噴火は★1から始まり、後半では洞爺湖温泉の直ぐそばの★2でも噴火しています。

立地的には洞爺湖温泉が火山・噴火口にあまりにも近すぎるため、もし全く前兆なしの突然の大噴火が起これば、人的にも大きな被害を被る恐れもあります。

そのため、噴火直後は洞爺湖温泉の移転なども話題になっていましたが、いつのまにか消えてしまいました。

過去の噴火のペースでいけば、今後20~30年以内には次の噴火も予想されるわけで、噴火予知技術の充実が期待されるところです。

噴火070920-2
散策路のメイン広場
ここから、噴火口への道もついています。
地面の温度が90度近くもある所があります。

噴火070920-3
噴火口近くまで延びている散策路



噴火070920-4
一番噴煙を上げていた噴火口



噴火070920-5
噴火口跡の内側斜面から勢いよく吹き出す蒸気。
写真上端の黄色いものは、取り残された重機です。


噴火070920-6
昔はこの下は道路だったのでしょう。



噴火070920-7
最初に噴火した跡です。建物が壊滅状態です。



噴火070920-8
上の写真の建物のアップです。
写真の上側が内浦湾です。火砕流なら一瞬で届く距離です。



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4代目の軽登山靴を購入しました。

2007年09月19日 13時16分12秒 | Weblog
(軽登山靴)
昨年7月に3代目の軽登山靴を購入(2006/7/10 日記参照)したのですが、靴底の踵側のブロックパターンが減ってきたのと、両足ともつま先側で防水力が落ちて内部の濡れが起こるようになったので、4代目の軽登山靴を購入しました。

今度の靴は私としては初めてのメーカーですが、山岳専門店で選んで購入しました。
一応皮製(ヌバック)なので、防水性・耐久性とも3代目よりは向上していると思われます。

重量的には、「皮+布」製の3代目よりも僅か10g(片足775g)重くなっているだけですので、かなり薄い皮を使用しているのでしょう。

所有している他のオールヌバック製の登山靴は、1000g程度なので、この靴の775gは驚異的です。

そのぶん耐久力は落ちるでしょうが、私としては普段使用する軽登山靴は、軽量であることを最も重視しています。

靴底については次のような特徴があります。
3代目 かなり柔らかいゴムを使用して地面とのなじみを良くしている。その反動として減り方が早かった。

4代目 硬さとしては一般的なレベルと思われます。従って、接触面の保持力は3代目よりも劣るかもしれません。

山岳専門店の靴売り場の担当者は、「靴の防水力は、靴の使用期間中は当然維持されるべきものである。靴をメーカーに送って防水テストをしてもらい、防水に関して瑕疵の有無を調べることができる。」との話でしたので、3代目の靴を店に預けました。

どのような返事が返ってくるのか楽しみです。使用期間は1年2ヶ月ですが、かなりの数の山行に使用していますので、その分見えない部分の傷みも大きいと思われますので。

今後は、3代目軽登山靴を予備としてキャンプ登山に携行する予定でいます。

(4代目軽登山靴)
豊浦港070919-1  メーカー LOMER (ローメル)
  製品種類 ポルドイ
  サイズ   27.0
  重量(片足) 775g


(クーラーボックス)
今まで使用していたクーラーボックス(12リットル)は普及品で、コンビニの「板氷」をいれても保冷期間は一日程度でした。

炎天下の車内で生鮮食料品を数日間保冷するのには全くの力不足でしたので、思い切って高性能なクーラーボックスを購入しました。

車のスペースの関係で、ダイワの16リットルの製品にしましたが、僅か4リットル内容量が増えただけですが、体積は2倍になりました。

宣伝通りであれば「板氷」1個で3~4日は保冷できるはずですが、まだテストはしていません。

氷を買う代わりに1リットルボトル2本を凍らせて使用する予定で、現在自宅でボトルを冷凍中です。

費用は嵩みますが食中毒を起こしてはならないので、どうせ買うなら現時点で一番保冷力の高いものにしようと奮発しました。
登山中に食中毒で腹痛などが起こっては目も当てられません。

豊浦港070919-2
 ダイワ
 プロバイザーIZM
 ZSS-1600X

(前回キャンプ登山の写真 その1)
豊浦港070919-3
昭和新山
少し離れた場所から撮影


豊浦港070919-4麓は完全に観光地化していて、駐車場は総て有料で
無料駐車場はありません。
そばで見る昭和新山は流石に迫力があります。
でも写真撮影には近すぎます。

豊浦港070919-5
豊浦海浜公園の海に突き出た遊歩道から撮影
山頂のホテルは『ザ・ウィンザーホテル洞爺』


豊浦港070919-6
洞爺湖サミット会場に予定されている『ザ・ウィンザーホテル洞爺』
豊浦町側から見ると近くに見えます。


豊浦港070919-7
台船に設置されたクレーンで、陸上のケーソンを台船に積み込んでいました。




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長万部岳に登りました。 (9月15日)

2007年09月18日 11時19分37秒 | Weblog
鉱山跡コースから長万部岳に登りました。

駐車場      6時46分
うすゆき荘   7時17分 (    31分)
鉱山跡      7時53分 (    36分)
山頂       8時49分 (    56分)(往路 2時間03分)
鉱山跡      9時50分 (1時間01分)
うすゆき荘  10時22分 (    32分)
駐車場     10時53分 (    31分)(復路 2時間04分)

合計所用時間  4時間07分

(GPS記録)
総上昇量   678m
距 離     11.68km

前回は平成17年9月13日に登っているので、2年振りの2回目の登山となります。

天気予報では夕方から雨となっていました。そのため、早めの降雨を覚悟して取り敢えず登山口に向かいました。

前回は登山届けがうすゆき荘そばの登山口にありましたが、今回は林道ゲートに移されていました。一般車両はゲートまでしか入れません。

うすゆき荘までは林道が続きますが、うすゆき荘の200m程度手前で橋脚が損傷を受けて車の通行はできなくなっています。

林道の下流側で橋本体が土手から外れかかっているため、注意して渡る必要があります。今のところ徒歩で通行するのに支障はありませんが、もう一度大雨でも降ればどうなるか判らない状態でした。

距離が11.68kmになっていますが、この内林道歩きが約4km弱ありますので、それを除くと札幌の藻岩山と同レベルの登山です。

当日は夕方から天候が崩れる予報が出ていたのと、もともと登山者の少ない山なので、登山者は私一人だけでした。

登山道は特に問題ありませんが、8合目付近に距離的に短いのですが急斜面のザレ場がありますので、注意する必要があります。

当日は雨が時々パラパラと降る程度でしたので、ザックカバーを装着して登山用の傘をさして歩きました。

風がなく登山道も手を使うところがないので、このようなときは傘の出番です。何といっても傘は蒸れないので快適です。

山頂到着時点でスッポリと濃い雲の中に入ってしまったので、写真を撮影後早々に下山しました。

登山標識は「うすゆき荘」を起点に、1合目から9合目まで1合目毎に設置されています。倒れている標識もありますが、表示の確認はできます。

今回のキャンプ登山では連日朝露の中を歩いているのですが、登山靴のつま先の方から靴内部が濡れてしまいます。

踵の方は乾いたままなので、もしかしたらゴアの防水が弱り始めたのかも知れません。靴底のブロックパターンも減ってきているので、そろそろ靴を更新する必要があるようです。

ブロックパターンの摩滅だけならもう少し我慢して登山に使用できるので、この防水の弱体化に関しては、購入した山岳用品店で相談してみることにします。

下山後、二股温泉で汗を流しました。前回900円の入浴料が今回は1000円に値上がりしていました。

温泉のポスターでは、7~10日間連続して入浴することで、泉質のラジウムが慢性病に大変良く効くと宣伝していました。

翌日もし天候が早めに回復したら「有珠山」または「オロフレ山」のどちらかを登ることにしました。

そのため、取り敢えず伊達方面に向かい、道の駅「だで歴史の杜」が24時間トイレも設置されていて車中泊に適していたので、そこで一泊しました。

翌16日はオロフレ山に向かったのですが、結局濃霧のため登山を断念して札幌の自宅に戻りました。

有珠山であれば雨でも登れるのですが、伊達の天気が回復したことでオロフレ山も問題ないだろうと思ったのが失敗でした。
オロフレ峠の頂上付近のみが濃霧で、とても登山をする気にはなりませんでした。

長万部岳070915-1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用

長万部岳070915-2
GPS軌跡



長万部岳070915-3
うすゆき荘
ここが登山口(起点)になります。


長万部岳070915-4
長万部岳山頂の標識



長万部岳070915-5
長万部岳山頂
見晴らしは良さそうです。


長万部岳070915-6
長万部岳山頂にて
登山道が濃い雲の中に飲み込まれていきました。


長万部岳070915-7
復路の鉱山跡からみた長万部岳
上部は完全に雲の中です。


長万部岳070915-8
うすゆき荘手前の壊れている橋
手前側が土手から離れています。
写真左端のみが土手とつながっていて、辛うじて歩いて渡れます。


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コメント
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