今年の登山は、昨日の藻岩山登山で終了しました。
この一年間、無事に登山を続けられたことに感謝します。
今年は夏が長く続いたため例年の秋の期間が短く、夏から急に冬になったような感じがします。
大雪山方面の紅葉の撮影時期をさぐっている内に、撮影のタイミングを逸してしまいました。
来年は、大雪山系の紅葉の撮影に出掛けたいと考えていますが、果たして夏から晩秋にかけての気温の推移はどのようになるのでしょうね。
来年の1月~3月の長期予報では、北海道・東北地方は平年並みの気温で、関東以南では平年よりも寒くなる予報になっています。
気象庁の発表する3ヶ月予報は、殆どあてにならない精度と感じています。
もっとも、冬期の気温は偏西風(ジェット気流)の位置と蛇行の状態でほぼ決まるといえます。
偏西風が蛇行して日本を覆えば寒波が入ってきて寒くなるわけですが、この蛇行を予想するのは難しいでしょうね。
最近の雑誌の記事によると、温暖化の影響で、科学者達が予想したよりもかなり速いペースで、北極海の海氷が溶けているようです。
この影響で、夏に北極海の海水温度が上がるため、冬に北極の寒気団を極域に閉じこめておくための北極圏の偏西風の力が弱まり、寒気が中緯度方面に流れ出しているとの指摘もあります。
また、極域の永久凍土が広範囲に溶け始めているため、地中にとどまっていたメタンガスが大量に放出され始めているようです。
このメタンガスは、二酸化炭素の数十倍の力で温暖化を進める性質を持ったガスです。
怖いのは、「温暖化←→メタンガスの発生」が影響し合い、加速度的にメタンガスが放出されるようになることです。
このまま地球温暖化が進めば、将来海水面が数m上昇することは避けられないと予想されていますが、そうなれば日本でも海岸線にある工業地帯等には深刻な影響がでてきます。
世界中が協力して、温暖化の速度を遅らせる努力が必要な時期が到来しているのに、各国の事情が影響して温暖化対策が進んでいないのが現状です。
日本でも、温暖化対策として二酸化炭素の排出量を削減することを約束していますが、残念ながら未だに増え続けています。
原発事故がきっかけになり、二酸化炭素の排出が無い原子力発電所が殆ど停止してしまい、その代替として多量の二酸化炭素を排出する火力発電所がフル稼働の状態になっています。
最も好ましいのは、「太陽光・水力・風力・地熱・波力」発電などの自然エネルギーの活用ですが、今のところ日本の膨大な電力消費をまかなうことは難しい状態です。
原子力発電所の安全対策を十分に行い、国民が安心して暮らせる状態を確保しながら、二酸化炭素を排出しない原子力発電所の再稼働を目指す必要を感じます。
夢の技術といわれている「核融合炉」が完成すれば、無尽蔵にある水素を燃料にして必要な電力を発電できるようになります。
この技術開発には長い期間と膨大な資金をつぎ込んでいますが、今のところ実用化の目処はたっていません。
日経サイエンス誌の記事によれば、「何百万度もの高温に何年間も連続して耐えられる実用的な核融合炉を作るのはかなり困難だろう」という認識が研究者の間で広がりつつあるとされています。
画期的な新技術が開発されなければ、夢の技術といわれるこの「核融合炉」の開発は、本当に幻のまま終わってしまう可能性が出てきています。
(今日の写真)
昨日の藻岩山登山の写真にしました。
市街地からよく見える標高531mの低い山ですが、吹雪になると非常に厳しい冬山の状態になります。
やはり一番困るのは、吹きだまりが発生して踏み跡が消えてしまうことでしょう。
昨日、山頂に到着した女性2名のグループは、「途中で登山道が消えてしまい、道に迷ったかと思った」と言っていました。
吹きだまりが腰のあたりまで深くなると、壺足で長い距離を歩くのは困難になってきます。
スノーシューを装着すると状況はかなり改善されますが、万能ではないので過信は禁物です。
今日の写真は、「1200×900」にしました。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/31/0b97dc2c455a99a5ca093ab578a5be5d_s.jpg)
山頂に到着した登山者2名です。
慈恵会病院方向の登山道です。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/05/48651676ba5c4dab007193ab2eb26292_s.jpg)
藻岩観音奥の院です。
軽い吹雪模様ですが、奥の院の吹きさらしの1階で休憩し
ている登山者がいました。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/34/61/df7db4456641c165ab9d800c2bd75ced_s.jpg)
T6分岐から小林峠方面の登山道を見る。
踏み跡はありませんでした。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/ae/5ced56c17235447a355b88ee60cb2016_s.jpg)
慈恵会病院分岐の少し手前にて
一時的に強い地吹雪状態になっています。
分岐から慈恵会病院側に下りると、微風状態になります。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/86/b20ac9644b73ad9eee6458d549c33af7_s.jpg)
以下登山道にて
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/5e/c32d37b5cb360656663b6976d6bc6b28_s.jpg)
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/0a/91797ffde1c45959be3a6d7e11482f81_s.jpg)
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/19/3bc5e265a054ec58d61f6ec0e575b3a1_s.jpg)
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/ea/e0a3cee43c36812a2f0486fea87b932d_s.jpg)
私のホームページへ
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この一年間、無事に登山を続けられたことに感謝します。
今年は夏が長く続いたため例年の秋の期間が短く、夏から急に冬になったような感じがします。
大雪山方面の紅葉の撮影時期をさぐっている内に、撮影のタイミングを逸してしまいました。
来年は、大雪山系の紅葉の撮影に出掛けたいと考えていますが、果たして夏から晩秋にかけての気温の推移はどのようになるのでしょうね。
来年の1月~3月の長期予報では、北海道・東北地方は平年並みの気温で、関東以南では平年よりも寒くなる予報になっています。
気象庁の発表する3ヶ月予報は、殆どあてにならない精度と感じています。
もっとも、冬期の気温は偏西風(ジェット気流)の位置と蛇行の状態でほぼ決まるといえます。
偏西風が蛇行して日本を覆えば寒波が入ってきて寒くなるわけですが、この蛇行を予想するのは難しいでしょうね。
最近の雑誌の記事によると、温暖化の影響で、科学者達が予想したよりもかなり速いペースで、北極海の海氷が溶けているようです。
この影響で、夏に北極海の海水温度が上がるため、冬に北極の寒気団を極域に閉じこめておくための北極圏の偏西風の力が弱まり、寒気が中緯度方面に流れ出しているとの指摘もあります。
また、極域の永久凍土が広範囲に溶け始めているため、地中にとどまっていたメタンガスが大量に放出され始めているようです。
このメタンガスは、二酸化炭素の数十倍の力で温暖化を進める性質を持ったガスです。
怖いのは、「温暖化←→メタンガスの発生」が影響し合い、加速度的にメタンガスが放出されるようになることです。
このまま地球温暖化が進めば、将来海水面が数m上昇することは避けられないと予想されていますが、そうなれば日本でも海岸線にある工業地帯等には深刻な影響がでてきます。
世界中が協力して、温暖化の速度を遅らせる努力が必要な時期が到来しているのに、各国の事情が影響して温暖化対策が進んでいないのが現状です。
日本でも、温暖化対策として二酸化炭素の排出量を削減することを約束していますが、残念ながら未だに増え続けています。
原発事故がきっかけになり、二酸化炭素の排出が無い原子力発電所が殆ど停止してしまい、その代替として多量の二酸化炭素を排出する火力発電所がフル稼働の状態になっています。
最も好ましいのは、「太陽光・水力・風力・地熱・波力」発電などの自然エネルギーの活用ですが、今のところ日本の膨大な電力消費をまかなうことは難しい状態です。
原子力発電所の安全対策を十分に行い、国民が安心して暮らせる状態を確保しながら、二酸化炭素を排出しない原子力発電所の再稼働を目指す必要を感じます。
夢の技術といわれている「核融合炉」が完成すれば、無尽蔵にある水素を燃料にして必要な電力を発電できるようになります。
この技術開発には長い期間と膨大な資金をつぎ込んでいますが、今のところ実用化の目処はたっていません。
日経サイエンス誌の記事によれば、「何百万度もの高温に何年間も連続して耐えられる実用的な核融合炉を作るのはかなり困難だろう」という認識が研究者の間で広がりつつあるとされています。
画期的な新技術が開発されなければ、夢の技術といわれるこの「核融合炉」の開発は、本当に幻のまま終わってしまう可能性が出てきています。
(今日の写真)
昨日の藻岩山登山の写真にしました。
市街地からよく見える標高531mの低い山ですが、吹雪になると非常に厳しい冬山の状態になります。
やはり一番困るのは、吹きだまりが発生して踏み跡が消えてしまうことでしょう。
昨日、山頂に到着した女性2名のグループは、「途中で登山道が消えてしまい、道に迷ったかと思った」と言っていました。
吹きだまりが腰のあたりまで深くなると、壺足で長い距離を歩くのは困難になってきます。
スノーシューを装着すると状況はかなり改善されますが、万能ではないので過信は禁物です。
今日の写真は、「1200×900」にしました。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/31/0b97dc2c455a99a5ca093ab578a5be5d_s.jpg)
山頂に到着した登山者2名です。
慈恵会病院方向の登山道です。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/05/48651676ba5c4dab007193ab2eb26292_s.jpg)
藻岩観音奥の院です。
軽い吹雪模様ですが、奥の院の吹きさらしの1階で休憩し
ている登山者がいました。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/34/61/df7db4456641c165ab9d800c2bd75ced_s.jpg)
T6分岐から小林峠方面の登山道を見る。
踏み跡はありませんでした。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/ae/5ced56c17235447a355b88ee60cb2016_s.jpg)
慈恵会病院分岐の少し手前にて
一時的に強い地吹雪状態になっています。
分岐から慈恵会病院側に下りると、微風状態になります。
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/86/b20ac9644b73ad9eee6458d549c33af7_s.jpg)
以下登山道にて
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/5e/c32d37b5cb360656663b6976d6bc6b28_s.jpg)
![tjmount](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/0a/91797ffde1c45959be3a6d7e11482f81_s.jpg)
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