マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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ねはん取材の合間に観ていた結馬の集落景観とヒイラギイワシ

2023年03月17日 08時32分43秒 | もっと遠くへ(三重編)
ねはん行事の取材の合間に見ていた三重県名張市・結馬の集落景観。

古民家とも思える歴史を感じる建物。



農を営む田園地に建つ農小屋も風景の一部に溶け込んでいる。

長閑な風景に、のんびり寛げる空間もまた癒しの情景。



中でも、ときおり目に入った節分の印し。

玄関口に刺しているヒイラギイワシ。

トゲトゲに葉っぱでわかるヒイラギの枝。



奈良県川上村・高原の地にもあるが、その棘のあるヒイラギの葉から「メツキバ(※目突き葉)」と、呼んでいた

玄関を入ろうとする鬼が目を突く。

そんな謂れがあるメツキバ(※目突き葉)に、焼いたイワシの頭もある。

また、ある地域では「オニのメツキ(※鬼の目突き)」

焼いたイワシの頭は焦げ嗅い。

そのにおいが嫌いな鬼を追い出す。

つまり、お家を守る魔除けの道具である。



ヒイラギにイワシがそろった名称が「ヒイラギイワシ(※柊鰯)」。



いつまでも続けてほしい民間習俗である。

(R3. 3.14 EOS7D/SB805SH撮影)


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