マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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季節に挿すトイレの花一輪~長寿をまっとうしたセンリョウ~

2024年07月14日 07時59分00秒 | 我が家の花
冬のセンリョウ(※千両)の実は、赤い色。

6月初旬に淡く薄い緑色の蕾をつけ、初夏にはちっちゃい粒のような淡いピンク色の花が咲く。

それから数週間後。

7月半ばの状態は、数珠のような緑色の実に変化する。

10月半ばになって、緑色だった実は、色づきはじめ、見ごろの赤い実になる。

大晦日になれば、赤い実をつけたセンリョウを、わが家のしめ縄に飾る

例年のこの頃ともなれば、中庭に植えているセンリョウ(※千両)は、すっかり赤い実を落としているはず。

ずいぶん少なくなったが、まだまだ落下もせずに実つけているセンリョウ(※千両)。

いつもなら、あっちこちから飛んでくる野鳥が、啄んで、すっかり消えているはずなのに・・

今年のセンリョウ(※千両)は、いつもと様相が違う。

ある年なんか、酷かった。

しめ縄に飾ろうと思っていたセンリョウが、晦日の日に全滅。

なーんもない、常緑樹の葉っぱばかりのセンリョウ。

こんな状態になるなら、ちょっと前にでも伐ってあげて一輪挿しにでもしてたら・・・と、悔やんでも仕方ない。



この一輪挿しのセンリョウは、大晦日のしめ縄に飾った余りもの。

赤い実がついた状態のセンリョウ、もったいないから、トイレを飾ってもらった。



正月を迎え、年明け後。

3週間以上にもなる赤い実付きのセンリョウ。

過去にもトイレ飾りにセンリョウを挿したことはあるが、この時期くらいになれば、ポロッ、ポロッ、ポロッと、毎日のように落実する状態だった。

妙なことに、萎れも、落実もしない赤い実。

いつまでもつんだろうか、と思い赤い実付きのセンリョウを観察することにした。

あれから3カ月も経ったトイレの花一輪。

いや、違った赤い実。

やや衰えたようにも見えるが、これらどれ一つも落実せずに生き残ってきた。

不思議なセンリョウだ。



ところが、この日の朝になって、やっと一つが、ポロリと落ちていた。

さらに1カ月を経たセンリョウ。

そろそろ終焉を迎える時期がきた。

毎日に用足しするトイレ。



その都度、観察してきたセンリョウ。

数週間前からは赤い実がポロポロ落ちるようになった。

右の実は、黒ずみ、少し萎んだような・・。

ただ、葉っぱの形容はほとんど変わり映えしない。

ここ数日の間に、すべてが落ちた奇跡のセンリョウ。

昨年の晦日から数えること半年間も、愉しませてくれたセンリョウを見送った。

(R3.12.29 SB805SH 撮影)
(R4. 1.21 SB805SH 撮影)
(R4. 4.19 SB805SH 撮影)
(R4. 5. 6 SB805SH 撮影)