ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「あえて、ゆっくり、うごく」  20201209

2020-12-09 | Weblog

 

切れ目のないプレーの接続連鎖にクサビを入れるように
あえて、ゆっくり、うごく、生きる──

規則的にプレーを刻むクロックのコマンドを裏切るように
プレーとプレーの結び目をほどいてスキマを開き
自動化されたプレーに一種のノイズ(意識)を混入する

一定の強度を超えたノイズを強制注入すると
ノイズはプレーのシークエンス全体に波及し
予定された進行の内部はゆらぎに包まれ

ハードにプログラムされ自動化したゲームの地平は波立ち
新たな水路を求めるように、ひとつの意志が氾濫する

プレーの接続連鎖するシークエンスの地平に
小さなひび割れが縦横に走り抜け
ゲームは壊れ、プレーの身体は壊れていく

覚醒を余儀なくされ
もう一つの視覚が動き、告げる

「もう充分だ」

そのつどの情動と直列したプレーの連続
つなぎ目が消えたプレーとプレー、情動と情動
そうではなく、直列を外し、つなぎ目を開き切る

プレーとプレーを結びあわせる「踊り場」
審議の位相が姿を見せる

ゲームから逆算されたプレーではない
ゲームを主題としてゲームを動かすプレーの意志

〝個としての主語〟を立ち上げる

プレーとプレーを結び合わせるコード、指定された接続の地平ではない
みずからに創発するプレーの地平
〝われ欲す〟において立ち上がるプレーのエロスへの窓を開く

 

 

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