切れ目のないプレーの接続連鎖にクサビを入れるように
あえて、ゆっくり、うごく、生きる──
規則的にプレーを刻むクロックのコマンドを裏切るように
プレーとプレーの結び目をほどいてスキマを開き
自動化されたプレーに一種のノイズ(意識)を混入する
一定の強度を超えたノイズを強制注入すると
ノイズはプレーのシークエンス全体に波及し
予定された進行の内部はゆらぎに包まれ
ハードにプログラムされ自動化したゲームの地平は波立ち
新たな水路を求めるように、ひとつの意志が氾濫する
プレーの接続連鎖するシークエンスの地平に
小さなひび割れが縦横に走り抜け
ゲームは壊れ、プレーの身体は壊れていく
覚醒を余儀なくされ
もう一つの視覚が動き、告げる
「もう充分だ」
そのつどの情動と直列したプレーの連続
つなぎ目が消えたプレーとプレー、情動と情動
そうではなく、直列を外し、つなぎ目を開き切る
プレーとプレーを結びあわせる「踊り場」
審議の位相が姿を見せる
ゲームから逆算されたプレーではない
ゲームを主題としてゲームを動かすプレーの意志
〝個としての主語〟を立ち上げる
プレーとプレーを結び合わせるコード、指定された接続の地平ではない
みずからに創発するプレーの地平
〝われ欲す〟において立ち上がるプレーのエロスへの窓を開く
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