記述コードを書き換える──
「客観世界」の正確な理解、認識の的中率を競うのではなく
「客観世界」という観念の生成的本質を見定め
一切の記述の起点としての「個」(わたし)の場所から一切をたどり返すこと
記述の方向を根本的に変更する──
確立され実体化された客観記述から逆算して〝ほんとう〟を問い、「個」を規定する
そうではなく、記述の方向を逆向きに変換し、すべての客観記述をとらえ返す
世界記述の絶対的起点、世界生成の原郷は「個」以外にはいない
ここから間主観化され、客観化され外部化される世界の信憑構造を明らかにし
客観記述に張り付いた絶対的規定性(超越性)を完全に取り除く
そのことではじめて、記述主体としての「個」という共通了解の道が開かれる