蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

漁民の森  植樹祭にいってきました。

2013年03月09日 14時54分17秒 | その他

毎年行われている「海と山を守る、漁民による森づくり」植樹祭に行ってきました。
この活動では広葉樹を植えています。

獲る漁業から育てる漁業へ
漁民がプライドをもち、仕事ができる仕組みつくり


1999年から8年間、尾鷲養殖組合が電源開発様と協力して、尾鷲市の山を購入し、
広葉樹を植林する活動をしています。また年に一回漁民と漁協関係者などみんなで船をだし、
魚網でゴミをすくい、海の清掃を行っていました。
このようなキッカケになりましたのが現在環境悪化により年々魚の水揚げ量が減少しているからです。
後継者が生業として成り立っていくには、地味な作業ですが海の環境を改善していき
「採る漁業から育てる漁業へ」変わっていく必要性を強く感じたからです。
広葉樹が育てば、地が締まり、土砂崩れも少なくなっていきます。
また、腐葉土よりプランクトンが多くなります。
漁民がプライドを持って仕事をできるように仕組みをつくりたいと思います。

                        尾鷲養殖業組合会長より 






今回はインターン生の毛受君も参加させていただきました。
大学1年生の彼には、このような活動がどうみえるのでしょうか。



[社会コスト]とは?

1998年の個人事業設立当初より、以下の宣言をしていきました。

[社会コスト]→(弊社の製造商品の生産過程で人や環境に与えるダメージを元に戻す費用)
の一部でも価格に組み入れ、税引き後、
利益の5%を日本の山林維持・循環・技術の継承に寄付していきます。

弊社は「21世紀型山林循環経済活動」をめざし、自然を生かした商品開発、販売をしてきました。
しかしいくら自然の恵みを活かし、環境保全につながるような商品でも、
その製造過程においても車も使えば電気やカタログなどの紙も消費、
環境においてもマイナス面は必ずついてまわります。
そこで、税引き後利益の5%を日本の山林維持などの活動に寄付し、
社会コストを還元することを宣言してきました。



お陰様で法人化5期にしてようやく利益を生み出すことができました。
お客様をはじめ仕事で出合った方、家族、友人 皆様に深く感謝いたします。
尾鷲養殖業組合様が長年行っている「植樹活動」に寄付させていただきます。


7期からは、社会コストの活動を継続的に行えるよう、
寄付金を税引き後利益の5%→売り上げの0.3%とし、
利益のあるなしにかかわらず
[社会コスト]の活動を行っています。

小川耕太郎

木もちeーデッキ:はじめてのD.I.Y___ウッドデッキ完成!

2013年03月08日 01時50分07秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般
はじめてのD.I.Y__ウッドデッキが完成予定日!偶然ですが今日は藤井の誕生日
誕生日にウッドデッキが完成し・・・感無量では???
今日はパーゴラの根太打ち作業と、デッキ板残り2枚の作業です。
今日もインターン生の日報を一部抜粋してお届けします。


◆◆◆2013年3月7日■9:30-17:00 記者取材&ウッドデッキ作製(完成)■→→→
小川耕太郎∞百合子社インターン生
愛知大学経営学部一年 毛受 惇

▲脚立に乗ってビス打ち

▲パーゴラに打つ根太の平行を確認。隣の小屋の屋根が変形なので
残り2本の根太は屋根に合わせ平行をとります。




▲藤井の息子も参加。はじめてのビス打ち


【パーゴラの補強
パーゴラは床板と違って、何本もの根太で支えることが出来ないものが多いので、
床板よりビスは多めに打ち、さらに金属金具で補強します。
補強をする時、先の手順を考えておかないと、
インパクトドライバーが入らないところも出てくるので、
そういった箇所は立てる前に金具を付けておきます。
また木に金属金具がベタベタ張ってあるのは、みっともないので、

なるべく裏側や見えない場所に付けるようにします。
パーゴラは設置こそ大変ですが、雨避けや日差し避けにも応用でき、
ウッドデッキをより迫力あるものにしてくれる存在です。



▲パーゴラの支柱は、パーゴラの現場で水勾配を決めてから、鋸で切ることにしました。
長勝鋸が手に慣れはじめました。


▲切った断面にウッドロングエコを塗ります



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【掻き込み時の注意】
今回はパーゴラ用の支柱があるので、
床板の一部に掻き込みを行う必要があります。
掻き込みを行う際にあたって(今回はノミを使いました)、掻き込みによって、
残り少なくなった部分の幅が50mmを切ると、その部分が割れてしまう恐れがあります
床板が一枚でコの字に掻き込むよりも、
床板を二枚に分割してLの字で掻き込んだほうが、ずっと強度は高く保てます。
ちゃんと寸法を測り、すっぽりはめることが出来れば、
見栄えもいいですし、少し隙間が出来ても、水はけという見方では利点になります。


 

▲掻き込みをコの字に切りましたが、床板を2枚にしてL字型に切りなおします。


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新聞社さんに取材をしていただきました。
自分が想像していたよりも、深く質問をされたので、少し戸惑ってしまうところもありましたが、
自分の意見をありのまま伝えることが出来ました。

例えば、ウッドデッキが完成して、企画書として一般消費者にPRするのではなく、
ウッドデッキそのものをPRするとしたら、どうしたらいい?と質問されて、
自分は「ウッドデッキは一戸建てで敷地内に広いスペースがないと出来ないと思われがちですが、
マンション住まいの人にも提案出来ればと考えています。都会だとマンションに住んでいる人が多く、
ウッドデッキを作れるスペースがベランダくらいしかとれません(中庭など例外がありますが)。
しかし、長細いスペースが多いことと、水勾配がついているため、
束の長さを調整しないといけない点があるので、それらの点を改善していかないといけない」とお話ししました。


取材後で大造さんに「取材慣れしたね」と言われてしまいました。
実は、消極的な自分を変えたいという願望はありました。
インターン生活を通して、色々な方とお会いする経験が増えたせいか?
取材という形で初対面の人と話すのに、緊張しなくなったのは、自分にとって大きな成長点だと感じました。


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▲完成! 


木もちeーデッキ担当の竹村。毛受君と一緒に植林の山に入り木の育成、立米計算(木の計算方法)、
原木市場、製材工場、製品発送まの現場まで一緒にいき木材の川上から川下まで教えました。
竹村「よく頑張った。毛受君が楽しんで、ウッドデッキの解体&製作をしていたので、
彼にとっても机で仕事するよりずっと勉強になったと思う。
作る過程でだんだん段取りが身に付き、自分の考えも提案するようになり、
僕らには考えられない工程もあり、逆に教わった面もあったよ。」



▲インターン生の住まいからはじめり小川社全般の指導をした藤井大造
「いや~本当に頑張ったよ、彼は。以前、ドア作家の幾何学堂さんが「師匠アランマッキーさんに、
「家をつくってはじめて男になる」っていわたそうです。カナダでは一度は自分の手で家をつくるとか。
僕はその意味が今一つわからなかった。けど今回、家ではないけどウッドデッキをつくってはじめて理解できた。
チームワークや段取り、その場その場の工夫など様々な行動とともに考えていかないと出来ない。
よく企業で工事現場で研修させることがあるが、イイことだなと思います。新人研修や学生さんが
自らウッドデッキをつくっていくというのも良い社会体験だと思う。」


▲施主様(藤井と藤井の奥様
「明日から、ケンちゃんさみしいだろうな。
みんなでウッドデッキをつくっているのを見て、本当に楽しそうでした。
ありがとうございました」

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作製期間約一週間(日常業務の合間に作成)、解体から測量、作製まで、
他のインターン生では体験出来ないようなことをやらせていただきました。
作製に携わっていただいた皆様に感謝しています。
また会社のブログを見てくださっていた方々、
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました


大学一年生の十九歳が6畳ものウッドデッキを作り、
何を見て・感じ・学んだのか、これから発信していきたいと考えております。
会社のHP、ブログに載ると思いますので、そちらの方にも目を通していただけたら光栄です。
この場を借りて再度お礼申し上げます。本当にありがとうございました

小川耕太郎∞百合子社インターン生
愛知大学経営学部一年 毛受 惇


木もちeーデッキ:はじめてのD.I.Y ___床板を打つ

2013年03月07日 05時54分33秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般



▲スタッフ藤井の子どもが、玩具のトンカチを片手に持って真似しています
一緒にやりたいんだろうな。よく考えてみれば、昔は工事現場をずっと眺めていた男の子いました。


家は長くつきあっていくもの。
「メンテナンス≒めんどくさい」ものでしょうか?
藤井の子どもをみていると、お父さんが家を修理したり、
何かをつくっていく工程を通して、色々なコトを学んでいるように思えます。
また仲間と一緒に何かをつくりあげていく姿はキラキラみえるものです

インターン生の毛受(めんじょう)君も日々成長がみえます。
カラダを使って考えることで、色々な点に気が付くようになりました。
どんな仕事でも、指示待ちでは仕事になりません。
そういう意味でもD.I.Yの価値ってもっとあるんじゃないかな
・・・私、小川百合子は、D.I.Yやメンテナンスする生き方の価値観を求め
日々、試行錯誤しています。果たして??
一体どのようにお伝えしたら販売促進に繋がっていくのでしょうか?
手当たり次第、ピンとくるフレーズと写真を組み合わせ・・・
イメージのラフ案をつくっています。


さてさて、今日もインターン生の日報から一部抜粋してお送りします。


小川耕太郎∞百合子社インターン生
愛知大学経営学部一年 毛受 惇
■■本日進んだこと・成果物■■

■10:00-15:00 ウッドデッキ続き■→→→
本日は木もちeーデッキ幅140mm厚40mmの床板張りです。


単に置いて、ビスを打ち付けるだけではなく、細部までにわたる工夫が必要なことに気がつきました
簡単だと思っていた床板も、注意する場所がいくつかあり、なかなか時間がかかりました。




【気づき1_床板の端っこ】
床板の端を揃えるやり方です。
床板は根太の端と合わせてきっちり切るのもよいですが、
20mm~30mm長くするのをオススメします。
少し長くすることで、末端の水はけが良くなるからです。
この長さで切ると、端を合わせるのが難しくなりますが、余っている二本の束と、
薄い板を一枚使って、高さを合わせて端を揃えることが出来る幕板のようなものを作ります。
それを手前の束に仮止めして固定し、反対側から床板を押して揃えればOKです。



【気づき2_ビス打ち】

ビス打ちの前に釘を打つラインを書きます。ビスは等間隔で、
真っ直ぐ打ってあるほうが、見栄えがいいので、
根太の真ん中に合わせて、定規などで線を引き(後から自然に消えていくものが好ましい)、
ビスを打つ箇所を等間隔にマークしました。

ウッドデッキの板は木表を表に使う場合は、
無垢の木はU状に反りますので、なるべく板の端の方で止めると
反りを抑えます。その打つ場所も揃えます。



ビス打ちのやり方です。
ウッドデッキが大きくなればなるほど、たくさんのビスを打つことになります。
床板のビスはもちろん見えるので、強度を保ちながら、
なるべく少ない数で抑えたいものです

サンドイッチ工法だと、根太が二本隣接していますが、片方打つだけでよいと思います。

ビスを打つ箇所を等間隔にマークしてあるので、ズレないように下穴を空けてから、打つようにしました。
注意する点は3つ
木もちe-デッキは節がついているので、マークしたところに節がある時は節を避けるようにします。
節はとても硬いので、無理やり下穴やビス打ちをしようとすると、
下穴を空けるドリルピットやビスが折れてしまう可能性もあります。
木ねじで靴下などをひっかけないように、板と水平になるくらいまで打ち込みます。
打ち込むすぎると、釘穴に水が溜まり、木が腐食しやすくなるので注意!





【気づき3_目透かし】
目透かし(板と板の隙間)を空ける時の注意です。
例えば床板と床板の間を10mm空けるとして、

▲10mm幅のスペーサーで、目透かしをとっていきます。
木には反っているものもあるので、上に乗るか、
手で押さえ付けながら打っていかないと、目透かしがズレる場合があります。
またスペーサーを付けたまま、ビス打ちすると、
スペーサーが取れなくなってしまうので、必ずとってから打ってください。



【気づき4_掻き込み】

住宅になんらかの障害物がある場合、一部床板を掻き込みします。

長勝鋸なら、素人でもこんな薄い掻き込みができます。






▲床板残り2枚は、支柱にかかる床板の部分なので、掻き込みをする必要があるので明日にまわしました。







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■16:00-17:00 植林目録■→→→
市有林の植林に関する書類を市長に目録として渡す様子を見学させていただきました。
内容は「海と山を結ぶ漁民の森づくり」と題して、
尾鷲漁業協同組合、尾鷲養殖組合、
JPOWERグループ(電源開発株式会社、JPハイテック)が主催で、
有限会社小川耕太郎∞百合子社、尾鷲ロータリークラブが協賛という形になっています。


有限会社小川耕太郎∞百合子社の寄付は5年前の2008年から
「売り上げの0.3%を日本の山に還元する」形で
「社会コスト」(生産過程で人や環境に与えるダメージを元に戻す費用)へ歩み寄るいうものです。
今年はコナラ、ヤマザクラ、ケヤキの苗木、獣害防止ネット、資材運搬一式を寄付しました。
9日に実際植林も体験させていただくので、山を再生することの大切さを、肌身で感じたいと思います。


つづく






木もちeーデッキ:はじめてのD.I.Y「何を基準に水平をとるか??根太打ち、根太受け完了!」

2013年03月05日 22時34分14秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般
初めてのD.I.Y!木もちeーデッキ材を使用したウッドデッキ!完成まであと少し。
幸い、天気もいいので今日はいつもより多く作業時間をとれました。
無垢材を扱う大工さんにとっては、当たり前のことかも知れませんが
初めて無垢材を使ってD.I.Yをする人にとっては
多少の反りってどう対応するの???なんてことありますよね。
今日もインターン生の日報から一部抜粋します。
みなさんも木もちeーデッキでD.I.Yしてみませんか?



小川耕太郎∞百合子社インターン生
愛知大学経営学部一年 毛受 惇
■2013年3月5日◆10:30-17:00 ウッドデッキ続き作製■



今日は束、根太、根太受けを全て設置して、土台を完成させると決めて取り掛かりました

今日の問題】サンドイッチ工法時の根太の打ち方
[問題]2m、3mの長さで使用しようとすると、多少は木材に反りが出ています
[問題]また寸法をきっちり測って、束を設置しても、地面の凹凸でほんの少しのズレが出ます

問題により、束を根太でサンドした際、束の全ての面が根太に接しない場合があります。






【今日の問題_解決方法】ビスを二ヶ所打ち付ければ、根太は真っ直ります。

注意していただきたいのは「水平がとれているかどうか」です。
束を真っ直ぐ揃えたり、先に根太受けを付けた場合、
そのどちらかまたは両方を基準にしたらいいと思うかもしれませんが、
必ず水平器で確認する必要があります。
今回は最初に支柱を立てて、両サイドに根太、根太受けをつけてから、
内側の束、根太を設置していったので、
先に張ってある根太受けを水平の基準にしてしまいました。
根太受けに根太を乗せてから、根太をビスで止めていると、
根太が浮き上がってしまうことがあるので
しっかり根太を押さえつけながら、ビスを止める必要があります。




▲ウッドデッキの土台完成!これが小川社がオススメするサンドイッチ工法になります。




【サンドイッチ工法の良い点_新発見!】
この時、根太で床板を支えるサンドイッチ工法だと、
このような問題に後から気づいてもビスを抜き、根太で調節が出来るので、
上から押さえながら、根太受けにつけ直すことも可能になります








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長勝鋸で縦切りに挑戦!(ウッドデッキの階段を切っています。)

▲スポッと収まりよくできました(階段)





▲目透かし10mmで床材を仮置きし、再度床板の寸法があっているか確認


今日、土台は完成して、床板の切り分け、仮置きまで進めることが出来ました
あとは床板の張り付け、パーゴラの最終仕上げなので、最短で二日あれば終われそうです。






















ヘンリンボーン張り

2013年03月05日 16時27分32秒 | 蜜ロウワックス(自然塗料)
ヘンリンボーン張りってご存知でしょうか。


今では珍しいフリーリングの張りからですが
無垢木材の小片を、ヘリンボーンや市松といった模様に張り上げることを寄木張りといいます。
明治・大正時代に建てられた洋館にこの寄木張りがつかわれていました。


弊社の蜜ロウワックスをご愛用いただいている
SODA FACTRY(早田ファクトリー)様が、
家具を収めているお宅の床がヘンリンボーン張りでした。


▲最近では珍しい床の張り方です。これがヘンリンボーン張りです。
SODA FACTRY様の製作する家具がひきたちます。まるで映画にでてくるようなお宅ですね。


▲UPでみると・・・・いいな~こんな張り方してみたい!

フローリングには色々な張り方があります。最近は効率を最優先させる傾向があり
このような趣のある張り方が減りました。
何度みてもイイですよね~



▲SODAさんがつくった家具。今年の年賀状です。


S家具の詳細SODA FACTRY


木もちeーデッキ:「無垢材」の性質を、わかりやすくお伝えていこう!

2013年03月04日 09時11分51秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般
先ほど、木もちeーデッキの見学にいらっしゃいました。
「今までも何度かウッドデッキに憧れていたけど・・・どうもプラスティック木材では
ピンとこなくて」
と言われ、とても嬉しかったです。
せっかくの「ウッドデッキ」なら
木の質感を生かしたウッドデッキにこだわろう!
と商品化したのが木もちeーデッキなのです。



話は変わりますが
今はウッドデッキ製作をしているインターン生 毛受(めんじょう)君ですが・・・
その前に今住んでいる小屋の縁台づくりからスタートし、
次に6畳ほどのウッドデッキを製作してもらっています。
鋸やインパクトドライバーをもつ姿も様になってきました。


▲一か月前の毛受君




▲小川社のインターンにきてから3週間後。パーゴラ以外はすべて一人でつくっています。





今日はなぜ?インターン生とこのような取り組みをしているのか
・・・というお話しをさせていただきます。




戦後、様々な新建材の登場により、その便利さに魅了され
無垢材がめんどくさいモノとして扱われてきました。
一例として・・・・
「無垢材は手間がかかって面倒
「無垢材は一本一本違うためばらつきがある」
「無垢材はメンテも必要」
「無垢材≒腐る」
「無垢材はクレームが多い」


残念なことに、大工さんの中にも施主様に
「無垢材は面倒だよ~合板の方がイイよ~」
というお話をされる方が増えています。





食品業界でも同じような現象があります。
例えば
昔ながらの作り方を続けている、醸造味噌や醸造醤油すら
「カビが生える!」といったクレームを受けます。
このようなクレームは、自然の力を生かしてモノをつくる現場をみなくても暮らせるように
なったからだと思っています。
しかし・・・そのような社会の中でも
「醸造味噌や醤油」をつくるお店、
またそれらを販売するお店、
それらを消費するお客様が
残っています。
新たに若い人達もこのような作り方をしている
醸造味噌や醤油に興味を抱く方も増えています。




木材業界はどうでしょうか?
もちろん、様々な分野でそれぞれ努力されています。
小川社も同様に
「どうすれば、湿度の高い日本で長持ちするウッドデッキを提案できるか」
を模索し努力してきました。
しかし・・わかりやすく表現する努力をしていますが
なかなか伝わらない・・・という歯がゆい想いがありました。


今回、インターン生 毛受君を受け入れることにより
はじめてD.I,Yを経験してもらっています。
彼の経験を小川耕太郎∞百合子社が観察させていただくことで
改めて
「木もちeーデッキを一般化するには?」
「無垢材という性質を理解していただくには?」
を探求していきたいと考えています。


もともとウッドデッキは外国からきたものです。
湿度の多い日本では屋外に木を使う場合、
無垢の杉+無公害の木もちeーデッキを長持ちさせていただくには
施工方法を考慮する必要があります。
今後、">木もちeーデッキを使って施工していただく方に
「これなら!施主様に無垢材の性質を説明しやすい。」
といっていただけるよう
色々な角度からわかりやすく提案していこうと考えています



どうぞ、皆様 宜しくお願いします


木もちeーデッキ:遊びも 仕事も 楽しもう。

2013年03月03日 14時06分26秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般


昨日は、尾鷲商工会議所が行うインターシッププログラムの受け入れ企業様(夢古道おわせ様、河村こうじ屋様)と
それぞれの会社のインターン生と食事会をしました。



でも耕太郎さんが思いっきり遊ぶときは、仕事もフルエンジン
「おもいっきり遊ぶからこそ、仕事に結びつく、

 仕事の中にも、遊びが無いとつまらない。」
・・・・という耕太郎さんの考えの元の食事会です


▲これだけつくって一人1460円(酒代別)!
温野菜の塩麹バーニャカウダー、手巻き寿司、熊野地鳥、尾鷲産サザエ アワビ、鬼エビの塩焼き、
ブリの塩麹焼き、アワビとサザエの肝パスタ、豆サラダ、ぶたふくのチャーシュー

インターン生は大学1,2年生の子の名古屋在住の方が多く
どうせやるなら「この辺の食材で」というのが小川社の遊び方。
ディスカウントショップで13000円で購入した
鉄のバーベキューコンロが大活躍できる
熊野地鳥の丸焼きをしました。

▲女子大生に囲まれウキウキの耕太郎さんです。耕太郎さんの憧れ!鳥の丸焼き(塩麹漬け)
 楽しむ時は徹底して自分も楽しみ、人を楽しませるのが経営者&営業マンだとか。




影舞台のスタッフ藤井と小川百合子は
商品撮影も兼ね、準備なのでバタバタです。
小川社には
「どこを撮られても商品の印象が良くなるように!」
という暗黙の了解があり
一昨日は仕事、家事を終えてから・・・・撮影準備。
なにやる?といっても大したことではありません。
夜中の3時までキッチン関係をお掃除
鍋からオーブン、おたままでほどほどに磨いて準備
藤井は備長炭の火がすぐつくようにと、前日に炭を火をつけ消壺に保管。
こんな地味な作業も遊び&仕事の内。
もちろん遊びなので残業ではありません。
弟子やアシスタントを経験した人は打たれ強いのは、
こういうところから
学び&遊び心を見出していけるように教育されいるからじゃないかな。




インターン生は時間が限定されているので、
そこまでは教える時間がないと思いますが・・・
ゆくゆく社会に出たときには
地味な作業の連続の中でも、何かを見出すのは「自分」なんだ!
ということに気がつけば仕事の楽しさも倍増し、
仕事をつくる人になっていくように思います。




さぁみんなで楽しもう!







木もちeーデッキ:いよいよ!ウッドデッキの土台つくり。[木もちeーデッキ 一般化プログラム]

2013年03月02日 06時17分26秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般


■■本日進んだこと・成果物■■

■2013年3月1日日報より 9:30-16:00 ウッドデッキ作製■
愛知大学経営学部一年生
小川耕太郎∞百合子社一年生 毛受惇(めんじょう・あつし)


午後から雨の予報なので、急ピッチで進めていきました。
今日は耕太郎さんも同席されました。
まず驚いたのが、耕太郎さんの理解の早さと作業のスピードです 
出張でしばらく設計図も現場も見ていないのに、
すぐに的確な指示をいただきました。
もちろん自分でも理解しているので、戸惑うことなく、進められました。



昨日立てた鳥居状の支柱が自立出来るように、柱の下のほうに添え木を打ち、
反対側の柱を一人が支え、片方の根太と“けた”を仮止めし、柱が動かないようにします。
反対側のもう一本の柱も同様に支え、最後に長手側に一本添え木をし、柱を固定させます。
これでいったんパーゴラの支柱が立ってしまえば、
後は地上での作業なので、効率が上がります



▲次は支柱に打った根太のもう一方の根太を打ち、
その中に寸法を確かめながら、束をはめこみ、ここは位置を決めて基準を作るので、本止めをします。
もう一方の支柱も同様にし、根太でサンドイッチが出来たら、根太受けを打っていきます。


根太受けも、両側が出ないか、根太に接しているか、
水平になっているかを確かめながら、ビスを仮止めしていたところを本止めします。
今回はデッキの枠の部分の束を立てて、安定させたので、
次回からは中のほうの束を、寸法を測りながら、束を根太受けに合わせて、根太も置くだけで良いので簡単です。



ただ階段部分は、二重に根太を張って、支えるような構造をしているので、少し工夫が必要になります。
土台はあと一日、床板・パーゴラも一日ずつで完成予定です




■■本日の学び・気づき■■


気づいた点①】
現場で測量しても、フラットな地面などないので、必ずズレが出る。
束の高さが少しでも合わないと、大引き工法は施工出来ないが、
サンドイッチ工法なら根太で調節出来るし、丈夫で傷みにくいのでいいことづくめ


小川社がオススメしているサンドイッチ工法




気づいた点②】
木もちeーデッキは加工がしやすいに+α。床板などは長めに切っておいて、
施工後に定規で真っ直ぐ線を引いて切れば、ズレる心配はない。
またパーゴラの支柱は立てた後、寸法を調節して立ったまま切ることが出来ます。
(人工木材・ハードウッドは加工出来ない)、(横に倒して、切ってまた立てる手間が要らない)







木もちeーデッキ:[木もちeーデッキ一般化プログラム]パーゴラを建てる。

2013年03月01日 23時37分52秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般
愛知大学経営学部一年生 毛受惇(めんじょう・あつし)
小川耕太郎∞百合子社インターン生
◆◆2月28日日報◆◆

■■本日進んだこと・成果物■■



▲束(デッキ板を支える柱)に番号をふる竹村さん


午前中にカッティングした木もちeーデッキ材が届きました。



▲パーゴラを鳥居状に立てるということでしたが、2mや3mの木になるととても重く、
組み立てながら立てるということは出来ず、
地上でクランプやビスで仮止めして固定し、それを慎重に持ち上げて立て掛けます。
立て掛ける時、クランプがズレたり、ビスが抜けてしまったりして、何度もやり直しました。


また、今回のパーゴラは上にトタンを引いて屋根代わりにするので、根太に水勾配をつける必要があります。
そのためには根太受けに段差をつける必要があり、
この作業も壁際での作業だったため、隙間にドライバーが入らなかったり
何度も立てて測っては降ろしの繰り返しで、苦労しました


{/hand_iine/}【気づきー初心者が陥りやすい点】

初心者が気を付ける点を発見しました。
それは設計図の数値よりも、5mm~20mm余分に切っておくことです。
設計図としては正確でも、現場では何が起こるかわかりません。

今回、ウッドデッキの部分だけ測量し、
パーゴラを受ける、小屋の屋根が変形だったことに気づきませんでした
奥行は短い長さで、水勾配もかなりついていため、
予想外の長さが必要でした。


長いものは切ればいいのですが、
短いものはどうしようもなくなるので、余分に長く切っておくことをオススメします。



ちなみに工事現場におくるカッティングオーダーは50mmほど長くカットするのが常識。
工事現場が狭いところだと4m材はカットするスペースが無いこともあります。
小川耕太郎∞百合子社の木もちeーデッキは、工事現場届けもでき
またカッティングオーダーできます。

小川社ではホームページからお見積りできます

木もちeーデッキ:はじめてのD.I.Y「たかが測量、されど測量。準備の大切さを学ぶ」

2013年03月01日 15時30分00秒 | インターン生による、木もちeーデッキ一般
[インターン生+小川耕太郎∞百合子社 木もちeーデッキ一般化プロジェクト]

「あいつすげぇよ!あそこまで真面目に頑張るって
と滅多に人を褒めない主人が
インターン生の毛受(めんじょう)君をかっています。


失敗に失敗を重ねながら「初心者が陥る視点」を学んでいる毛受君。
このウッドデッキが出来上がったら
きっと誰にもかけない企画書が出来上がってくるでしょう。
なんたってカラダを使って頑張っていますから。


毛受君を支えているスタッフもスタッフの家族も応援しています。
でも・・・世間の厳しさを目の当たりにした社長(小川耕太郎)は
これから成長していく彼に、褒めすぎないよう厳しさで対応しています。
そうだよな・・・。社会って本当に厳しい。
厳しさの中にも楽しみを見出す人は本物の強さ

今日もインターン生の日報から一部抜粋してお届けします。
この日報を読むと・・・10代の頃の先生から何度もレタリングを書き直しうけ
夜中になってしまったことを思い出します。今考えるとよく先生も夜中まで付き合ってくれました。
当時は厳しい先生にビクビクしていた私で、課題を提出するのに必死。
感謝なんていう気持ちは微塵もありませんでした。
先生、ごめんなさい。そしてありがとうございます。




■■インターン生の日報 2013年2月25日 本日進んだこと・成果物■■
■13:30-17:00 寸法測量■

昨日苦戦をしいられた、壁と垂直、平行に線を引くこと、束の高さを測ることをしてきました。



【寸法測量改善点】
▲現地に行く前に、竹村さんと相談をした結果、長めの束を二本仮置きし、
 反りがない3m・4mの根太を一本ずつ用意し、
その場で仮止めし、根太で垂直・平行をとるという方法です


前日に束の芯の位置は四方とってあったので、すぐに取り掛かることが出来ました。
まず、平面図を見ながらスケール測り、残りの束の芯を地面にマークしておきます。
その後、仮止めされたものを束の芯の位置に合わせ、
スケールでマークから根太の上までの高さを測ります。
出た値から、床板の厚さと束と床板が直接触れないようにするために、
根太を少し上げる高さを引いて、正確な高さを求めます。
昨日測った値はまったく見当外れでした




【寸法測量で気づいたこと】

今日の測量でわかったことは、一見平坦に見える地面でも、
束の高さを測ると、どの方向に傾いているかがわかることです。
一番低いところと一番高いところでは、最大35mmの差がありました。
尾鷲は日本一雨量が多いことから、このような勾配になっているのだろうか。

今回詳しく測量出来たことで、これからの土台がしっかりしたものになっていくと思います


■■2013年2月27日 本日進んだこと・成果物■■
■何度も繰り返しやっと平面図と断面図が完成!■


出来ました、出来ました
平面図と断面図、資材の分量表が‥‥
これは時間がかかったなぁ

現場行って測量して、会社戻って書いて、訂正して、また現場行って測量して‥‥
測量する過程もうまくいかないことが多く、試行錯誤を繰り返して、ここまでたどり着きました。

時間はかかりましたけど、図のほうは正確に出来たと思います。
明日資材が届くので、まずパーゴラ(屋根)から取り掛かっていきます

小川耕太郎∞百合子社インターン生
愛知大学経営学部一年 毛受 惇