
昨年の秋、小川耕太郎∞百合子社の発送室に、木製ブラインド”こかげ”が取付けられました。
日差しが強く、エアコンが効きにくい発送質でしたが、ブラインドを取付けてからは快適になりました。
今日は、蜜ロウワックス仕上げ木製ブラインド”こかげ”の有料リメイクサービスについてご紹介します。

▲オランダアムステルダムにある120年前の木製ブラインド。メンテナンスを施しながら、今も現役で使われています。
今回は、ブラインドメーカさんが
10年前の縦型ブラインドをリメイクしたお話をさせて頂きます。
木材は今は廃番となってしまっている集成材の無塗装品です。
仕上がりは思った以上に美しく、メンテナンスによって新品同様に蘇りました。




スラットには傷や、雨がかかった水滴の跡が残っています


▲長さの違う羽(スラット)は、電源コードに当たるため、若干短くしてしています。



▲この3枚は同じ窓に吊ってあったスラットです。どれも10年が経過しています。
右の1枚は、一番端に吊ってあったため、他の2枚と比べて日焼けも少なく、水滴の跡も少なく、比較的綺麗でした。





▲上部の金具を外します。


▲羽(スラット)の表面をやすりかけします。

▲左:ヤスリがけの終わった状態
右:2枚がヤスリがけ前の状態です。
ヤスリがけをするだけでも、こんなに綺麗になりました。



▲蜜ロウワックスをよーく伸ばします。

▲塗った塗料をよく拭き取ります。塗装は1枚1枚、スタッフが丁寧に仕上げていきます。

▲手前が塗装済み、奥側が塗装前の状態です。蜜ロウワックスを塗ると、全然違いますね。



塗装完了です。
傷や水のかかった跡もスッカリ綺麗になり、
蜜ロウワックス塗装を施したことにより、木目もハッキリ、美しい仕上がりとなりました。
まるで新品同様!!

▲ビフォー

▲アフター

▲ビフォー

▲アフター
新品同様になりました。水滴の跡がスッカリ綺麗になったのが分かります。

蜜ロウワックス仕上げ木製ブラインド”こかげ”は、決して安いものではありません。
しかし、このように10年経ってもメンテナンスを施すことにより、
使い捨てではなく、長く長く使っていただけます。
これは良質な素材だからこそ出来ることです。
また、無塗装ないし、木の呼吸を妨げない自然系塗料による塗装だからこそ
何年後でも塗ることができるのです。
石油系の塗料で塗られたウッドブラインドでは、
このような塗り直しメンテナンスは出来ません。
このようにブラインドメーカーさんでは、
「真に価値のあるものを末永くいつまでも使って頂きたい」という願いを込めて
"100年ブラインド リメイクサービス"を行っております。
只今、木製ブラインド”こかげ”のH.Pを制作中です。
UPしましたら、また改めてご報告させて頂きます。

▲木製ブラインド”こかげ”H.Pの絵コンテになります。
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