蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

南三陸町歌津伊里前に建てる竪穴式集会所

2011年11月07日 11時42分41秒 | 東日本大震災復興支援活動
出張やら手術入院やらが重なっていたため、久しぶりの投稿です。



チーム日光」の代表、小坂さんから
「南三陸町歌津伊里前地区に竪穴式で集会所を建てる。」という連絡があってから4か月。



建築予定地がなかなか決まらず、建てられないかもしれないと思い始めていましたが、
10月中頃、歌津伊里前の方から小坂さんのところに「どうしても建ててもらいたい。」と連絡があったらしく、
小坂さんから私のところにも「建築場所も何とか決定しそうです。」との電話があった。



それならば「尾鷲市の木材業者が協力して丸太を用意します。」と約束し、
どうやって丸太をそろえようか考えていました。
市場に行って買ってくれば済むことですが、それでは尾鷲の木材業者が協力してということにはなりません。



そうしたところ、弊社社員で山林家でもある竹村裕二君(早稲田大学バンザイ同盟の同期でもある)が
「57年生のヒノキ山があるので、それをを間伐して送ろう。」と提案してくれました。




そこで、尾鷲木材業界の中心である「土井本家」の支配人・浜田氏に相談したところ、
急遽、土井本家の作業班3名が2日間伐採をしてくれることになりました。
(突然のお願いにすぐに答えていただいてありがとうございます。)



10月末頃に小坂さんから
「建築が決まりました。」との連絡が入り、
急いで丸太を切り出さなくてはなりません。



10月25日に竹村君が間伐する木にわら付け。(切る木にビニールテープを巻いて印をつける作業)
10月27日.28日の2日間で土井本家の作業班が伐採しました。

左から2番目が竹村裕二君、左端と右側2名が土井本家山林作業班(右から2番目は小川耕太郎の実弟・小川武宣)



10月29日、同じく土井本家の3人に弊社が作業をお願いして、林道までの搬出をしてもらいました。



10月30日は雨のため作業ができず。
10月31日、道路に搬出した木を検尺(長さを図って切ること)しながらトラックに積み込み、
弊社倉庫前まで運び出しました。
熊野合同運輸にトラックをお願いし、ACEクレーンにクレーン作業をお願いしました。
森林組合おわせから1名、尾鷲木材協同組合から1名、尾鷲ひのきプレカット協同組合から1名が作業に参加。
竹村裕二君、小川武宣(小川耕太郎実弟)、小川栄治(小川耕太郎叔父)も手伝ってくれました。




運び出した材の中から私が選り分け作業を行い、
3m、6m、7.5mに振り分けて並べたのがこの写真。








それに、竪穴式集会所玄関前に置く「明かり」に使う材を運び出しました。
(楡の玉杢材で真ん中に穴が開いている。私と百合子のお気に入り材で、会社事務所を建てる際には玄関に使おうと思っていました。)
と看板(表札)用ケヤキ板。
(私の実験台の家・床の間に使った材の残りです。)




11月2日、お願いしていた宮本運送のトラックに積み込み、
11月3日朝6:00に日光にある「チロリン村」に届けました。




11月3日からの作業風景につきましては
チーム日光のブログをご覧ください。



11月24日~26日には、チーム日光の皆さんが南三陸町に行って、
竪穴式集会所の穴掘り作業を行います。
その後、小坂さんは年末まで南三陸町に住み込み、建築作業をすると言っています。



12月6日頃から建築作業が始まるようなので、
竹村君と私が現地に行って、作業のお手伝いと取材をしてこようと思っています。



チーム日光では、竪穴式集会所建築資金の寄付をお願いしております。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。



建設予定地は、南三陸町平成の森 キャンプ場です。
尚、工期は、12月末完成予定で進めてまいります。

勿論、皆様から頂いた募金を大切に使わせて頂きます。
そして、なお一層のご協力もお願い致します。

何卒、ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。

これから材料費・管理費などの実費が、
今まで以上に掛かる支援です。
改めて、皆様の支援を宜しくお願い致します。

『むすび募金』
活動資金と石巻・南三陸を復興しようとしている
友の夢の手伝いを目的に募金を始めました。

日光霧降高原 幾何楽堂と鹿沼市常陸屋呉服店に
募金箱を設置しました。生きたお金の使いかたを示します。

銀行口座も開設致しました。
名称・チーム日光  足利銀行・日光支店
普通預金3041981

一人でも多くの方が被災地で活躍できるように、
御協力お願い致します。

連絡先 幾何楽堂0288-50-1066FAX/TEL
norimasa@io.ocn.ne.jp
日光森と水の会 代表 小坂憲正