道東の、ちょうどよい粒の新鮮な筋子が空輸で届く
すぐに下処理にかかる.....................
◆生筋子
◆塩・水
・塩水は塩辛くする必要はない、真水でなければいい
・筋子を塩水に浸けつつ、優しく粒をほぐし取る(慌てない)
・全てほぐしたら、一度ザルにあげ水をきる
※ザルは、使うたびごとにキレイに洗浄すること(膜などで汚れている)
◆氷水・塩
・塩を入れた氷水をボールいっぱい用意し
・水をきったイクラを入れる
・取れ残った膜を「丁寧」に取り除く
・優しくかき混ぜ、破れた皮を浮かせ
灰汁とりで掬い取る.............
※ここは焦らず、かなり丁寧に作業すること
※掃除があまいと、生臭みが残る
・あらかた掃除しおわったら、ザルにあげ水をきる
※ザルの洗浄
◆氷水・塩
・「新しい塩いり氷水」をつくり、もう一度さらす
・優しくかき混ぜ、膜や皮などを除く(ここは早めに作業)
・ザル(清潔な)にあげ、水をきる(※しっかりと・・・1時間くらい)
◆日本酒
◆利尻昆布
・煮切って冷ます
※多めに拵えた、ぜんぶ使ったわけでなはい
【醤油漬け】
◆煮切り昆布酒
◆こいくち醤油
◆白たまり(すこし)
◆塩(すこし)
【塩漬け】
◆煮切り昆布酒
◆塩
◆白たまり(すこし)
・・・漬けた直後・・・
・・・1日後・・・
はじめ味は控えめにし、半日後に味見して調節すると失敗ない
半日後から食べられるが、漬け汁をしっかりと吸って
プックリとした頃が食べごろ.....................
・・・
このまま冷蔵で5日間くらいは問題ないが
新鮮なうちに食べきったほうが、もちろんいい
※冷凍保存がお薦め
ちなみにうちは、チューブの「ホースラディッシュ」を和えて食べる
ベストは北海道の「山わさび」だけど、おろし生姜も美味しい
・・・
「塩いくら」は保存用、ガラス瓶に小分けして冷凍し
「お寿司」に使ったり、お正月の「おせち」に使ったり
解凍しながらお醤油を足して「醤油漬け」に展開したりもする
なので、塩っぱくならないよう注意して仕込んでるけど
あまり甘塩だと、うまく冷凍保存できず(ペタッと粒が潰れる)
塩梅がむずかしい
瓶詰冷凍のコツは、1回に食べる分量を考え
見合った大きさの瓶を選び、ギリギリまで詰める
次に大きめにラップを切り、ラップの真ん中あたりを
いくらの表面にピタッと貼りつけ、周りのラップを中央に折り畳み
それを押すようにキュッと蓋を閉める....................
こうすると限りなく空気を遮断でき、表面のいくらが乾いて硬くなることもない
・・・
生筋子の選び方は、好みがあるかもしれないけれど
あたしは未熟な小粒も、育ちすぎた大粒も好きではない
未熟は柔らかすぎるし、母などは「生臭い」といって嫌がる
大きいのは皮が硬く、漬けて食べると口の中でパンパンと弾け
弾力も強いしきもちわるい........................
お取り寄せした生筋子は、郷里の「道東産」のもので
ちょうどいい大きさの時に届けてくれ、とても美味しい
◆どさんこファクトリー