お昼を過ぎてから、パラパラと雨音。
落ち葉の上に、パラパラと音を立てて降る冬雨(ふゆあめ)。
昨年の某・国営放送の大河ドラマの録画を見ている。
去年の最終回12月14日を迎える前に、初回から視聴を始めたのだけれど、なかなか、先へ進まない。
昨日、今年の大河ドラマが始まったようなのだけれど、主役の鈴木亮平さん・・・映画『変態仮面』が、某国営放送大河ドラマの主役。出世したなぁ・・・。
もともとは、モデルさんらしいし、英語も堪能だし・・・映画『海賊と呼ばれた男』でも、通訳の役として出演していましたね。
西郷隆盛の役だけれど、上野恩賜公園の西郷さんの銅像を思い浮かべても、鈴木亮平さんは、カッコよすぎるかも・・・スタイルいいし。
・・・って、西郷さんのお話ではなくて、去年の大河ドラマの話。
1か月近く、日々、1話づつしか進まないのは、ストーリーにあまり起伏?がなさ気というか、続きがどうしても見たいとは思えないんだよね・・・かと言って、つまらないわけでもない。
個人の家がどうの・・・というか・・・スケールが少し小さいためなのか・・・。
柴咲コウさんとか、高橋一生さんとか、阿部サダヲさんとか・・・決して悪くないんだけどね。
ただ・・・時代ドラマなのに・・・。
今時はやり?の『強み』なんて言葉が出てくるのかしら?
私は、この『強み』って言葉が嫌いだ。
失業保険をもらうには、1か月に2回、求職活動をしなければならなかった時期に、応募書類を提出したり、書類審査に通れば、面接に行ったり・・・みたいな活動をするのだけれど、その一環として、求職セミナーがあって、それに参加すれば、求職活動1回クリアで、あとは、職安(ハローワークという名称も嫌いだ)へ、行くと1か月の求職活動の認定となり、給付金がいただける。
その給付金を貰うために、受けた求職セミナーで、やたら、あなたの『強み』は・・・?みたいなことを書かされた。
エントリーシートだとか、職務経歴書に、自分の『強み』を書かなければならないのだった。
『弱み』なら、書き入れない程あるのになぁ・・・。
私には、その『強み』がないのである。
どんなに探しても、『強み』なんてない。
大体・・・『強み』ってなんなんだ???
・・・閑話休題。去年の大河ドラマに話は、戻る
井伊万千代(虎松)と本田正信の会話の中で、『潰れたお家ならでは、強み』があるはず・・・『潰れたお家でしかできないことを探せ』と言っていた。
・・・だから、そんな現代の就職活動みたいな言葉を時代劇で出さないで、欲しいの。
違和感いっぱいなの。
でもまあ、井伊さんは、徳川家に仕官して、出世したいのだから、強引に『強み』を見つけなければならないのね。
就職活動の一環なのね・・・と思いながら見ていた。
でもとても嫌な言葉だと思ったりした。
強み・・・というのが、使われだしたのは、最近だろうなぁ・・・。
企業の強みとかさ・・・。
『強み』とは、他者との比較で、相対的なもの。
相対するものが、変われば、簡単に『弱み』に変わる。
『強み』は、『強い』とは、違う。
他者を蹴落としてでも、就職するために、『強み』を書き連ねる・・・浅ましいみたいで、すごくイヤだ。