ドラマ：おんな城主直虎

真冬復活。


ちょうど、１か月前・・・もう既に、去年になりましが、某・国営放送の大河ドラマ『おんな城主直虎』の最終回を迎える直前頃から、撮溜めしておいた５０回分、なんとか視聴を終わりました。
私は（短気なので）、第１話に興味が持てないと、全部、消去してしまいます。
最初は、あまり期待が持てないかな・・・と思った去年の大河ドラマでしたが、結局のところ、ズルズル・・・と見続けてしまいました。

本物の井伊家から、直虎が、女性ではない・・・と完全否定され、ケチが付いて始まった去年の大河ドラマでした。

大河ドラマが、ホームドラマになってしまった？らしいというのが、今のところの感想です。

別段、某・国営放送の大河ドラマ枠でなくても・・・？？？


そう。ご領主様が、民草に、ペコペコ頭を下げてるし（封建社会であり得たのだろうか？？？）。


俳優陣は、決して悪くない・・・むしろ、起伏に乏しいドラマをよく飽きさせずに見せてくれたものだ・・・と思っています。

前半は、小野但馬役の高橋一生さん、中盤は、龍雲丸役の柳楽優弥さん、後半は、虎松役の菅田将暉さんが、ドラマをけん引していきました。

歌舞伎系は、前半、今川氏真役の尾上松也さんの雅やかな貴族感、後半では、市川海老蔵さんの非常な織田信長役が、印象的でした。

落語界から参戦の春風亭昇太さんの今川義元は、セリフが、一言か二言くらいしかなくて、何故に？

帝劇ミュージカル組をチョイ役に使う某・国営放送。
花總まりさん（佐名役）、井上芳雄さん（小野玄播役）は、ミュージカル界では、主役・・・テレビ界って・・・。
（因みに花總さんって、外国のミュージカルばかりだけれど、時代劇にもマッチした大人しめのお顔なのだなぁ・・・と思ったりで。儚い美人さんですな）

演劇系では、大人計画の阿部サダヲさん（徳川家康）、同劇団から、小松和重さん（昊〇天）。
劇団新感線からは、橋本じゅんさん（近藤康用役）、筧利夫さん（中野直由役）の参戦。
筧利夫さんの息子さん（中野直之）役は、大人計画の研究生だった矢本悠馬さん。

重鎮系では、浅丘ルリ子さん（寿桂尼役）、松平健さん（武田信玄役）。なんと栗原小巻さん（於大の方役）も。

全編を通して、南渓和尚様役の小林薫さんとお寺の猫さんたち、瀬戸方久役のムロツヨシさんが、スパイスになっているようでした。

主役の直虎役には、クールビューティな美貌の柴崎コウさん。

毎回、サブタイトルが、本や映画のタイトルをパロったとかで・・・（多少、無理のあるもののあったようで？）。

それにつけても・・・大したお城（戦国は、山城がメインで、天守閣のあるイメージのお城ではないけど）でもない・・・なのに、おんな城主・・・。途中から、お城もなくなりましたが、おんな城主とは、コレ如何に？お城がなくても、井伊家は、のちに彦根に立派なお城をたてましたとさ・・・ってあたりが、オチなのでしょうかね？