昨夜の宵の口からの雪は、深夜を前に、雨に変わり、午前3時頃には、すっかり上がって、西の空に沈みゆく満月になりかけの月が、皓々と凍り付いた地上を照らしていた。
午前3時の月は、私の部屋からは、見ることができない。
お茶を入れに、階下のキッチンに降りて行き、ガスレンジの前に立つと、勝手口のドア上部のガラスから、明かりが差し込んでいるのがみえた。
街灯にしては、高い位置だったので、お月さまが、深夜のご挨拶に来てくれたのだろうなぁ・・・と思いながら、ドアを開けてみると、キンキンに冷え切った空気の中、ひときわ鮮烈な月ひかり。
『あと3時間くらいで夜明けですが、お晩です・・・でいいでしょうかね。』
湯を沸かしていると、お茶よりもココアなど飲みたくなり、ピュアココアを溶かしながら、ミルクと豆乳半々、メープルシロップたっぷりと塩少々で、味をつけて、ホットココアの出来上がり。
序でに、コバラも減ったので、家人が購入してきたバナナ半分を、包丁でカットし、夜食。
どうも、この夜食が、いけなかったらしい。
一夜明けて、午後になったら、なんだか、おナカが痛くなってきた。
ココアの粉を多め作ったのだけれど。
整腸剤などのみ、また少し横になってみるか・・・と思っていると、家人が、出かける支度をしているので、どこへ行くのかと尋ねると、自転車に乗って、近所のドラッグストアまでおもむき、貼るミニカイロを購入するのだという。
昨夜の時雨雪は、雨になったものの、自宅の庭や車の屋根に積もって、いまだ融けずにいる状態をみて、年よりが、こんな凍った道を、しかも寒さの中を自転車で・・・というのは・・・行くのをやめさせた。
そして、貼るミニカイロを切らしてしまったので、ニッチもサッチもいかないくらい寒くて困るとのたまうので、仕方がないので、私が、買いにいくことになった。
正直、すごく、具合いが悪い。
できれば、このまま寝ていたいと思う・・・が、しかし・・・私にも外出の理由があった。
国民年金の払込み期日が、月末の明日まで。
他にもいくつか支払いの引き落としがあるから、普通預金口座への入金などなど。
明日から明後日か、その次にまた雪の予報だ。
ウダウダしていて、あまりよくなる気配もないので、動けるうちに行ってきてしまおう
そんなこんなしているうちに、あの迷走神経反射の症状。
心臓バクバク、冷や汗たらたら・・・。
でも、今日は、自宅だから大丈夫さ。
1時間程度で、症状が治まったのはいつものパターン。
午後3時半を過ぎて、ようやっと起きだし、北向きに止めた車のフロントに厚く積もって、凍り付いたままの時雨雪を、暖気して溶かすのに、20分。
なかなか動かなかったワイパーが、勢いよく凍り付いた雪を押しのけてくれたので、出かけることができた。
大降りではなかったものの、多少の雪でも、凍り付く真冬は、厄介だ。