鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画の愉しみ

2018-01-06 22:02:02 | 演劇・映画

日中は、寒いながらも、穏やかな晴天。
夕刻より、北西のやや強い風。


会社を退職してから、平日に映画に行くことが多くなりました。

以前は、映画よりは、演劇だったのですが、演劇の上演は、殆ど都内限られるため、都心迄、出向かねばならないし、座席料金などを考えると、手元不如意な現在、私には、贅沢な娯楽となってしまいました。
(チケット料金にもよりますが、チケット代+交通費+食事代=最低1万円から2万円くらいかかることになります)

映画は、どうせ、地上波で、放映されるし、お金を出してみるものでない・・・という認識でいたので、1作品大人1800円(前売り1400円、割引で1100円)は、出したくない出費でした。
料金もさることながら、シネマコンプレックス内の薄暗い感じもあまり好きでなく・・・。
映画好きな相方が、連れて行ってくれるので、まあいいか・・・くらいの感じでしたし。

先日、民放で放映されていた映画が、以前、映画館でみた作品だったのですが、時々(というよりは、頻繁に)CMが入るのと、放映時間の関係で、シーンのいくつかが、カットされるくらいで、ストーリーは同じだし(当然)・・・と思っていたのですが・・・どうも・・・なんとなく・・・映画館でみたときのような面白さ?がないというか・・・。

何故なんだろうなぁ・・・と考えてみましたところ・・・それは、たぶん、画面の大きさによるものかな・・・?ということに気が付きました。

例えば、昨日みた『キングスマン』などは、アクション映画ですから、小さな画面で、ちょこちょこと動かれたのでは、よくわからないのでしょうし・・・。

それに音声なども大きな要因かもしれません。
やはり、それなりの入場料金を払う価値があったのかもしれません。
(映画館で、みた作品でなければ、別段、不満も感じなかったのかもしれませんが・・・)

まだシネマコンプレックスという商業形態での映画上映に至る前は、都内では、ソレに近い形態での施設があったように思います・・・が、地方に波及するまでには、わりと時間がかかったような気がします。

一か所に、複数の映写室を設け、複数の作品を時間割で、上映する・・・作品の選択肢が広まった分、映画製作にかけられる時間・予算が限られてくること・・・それらの解消の一因となったのが、CG・・・すなわち、コンピュータ・グラフィクスなど、人力に頼らず、映像をつくる技術でしょうか?

音楽なども、フルオーケストラを雇わなくても、シンセサイザーなどで、ある程度再現できる・・・。

映像に至っては、ロケの必要がなくても、それらしい映画は、作れる・・・ということでしょうか?

架空の世界の架空の物語は、自宅でも楽しめるようになりましたが、やはり映画館というのは、現代でも、不思議な世界の入り口であることは、間違いないような気がします。

最近では、舞台で上演された作品を映画化して、上映、あるいは、舞台中継をそのまま映画館の大スクリーンで、時を同じくして上映するライブ・ビューイングなどもあったりで、なかなかに興味深い娯楽でもあります。