未熟なカメラマン さてものひとりごと

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かれんな花 ユキワリイチゲを求めて

2011-03-15 21:04:04 | 植物



朝、一番に矢掛の観照寺で臥龍梅と枝垂れ梅を見た後、先日の山陽新聞の備後版に紹介されていた、広島県府中市上下町のユキワリイチゲを見に行ってきました。自生地は国道432号松崎トンネル東の山林斜面とありました。この松崎トンネル、地図で探しましたがもうひとつよくわかりません。いずれにしても432号線を走っていれば見つかるだろうと、とにかく出かけてみることにしました。山野草を撮影しに出かけるのは実に5年ぶり。以前、同じく上下町の宇根地区に一度だけカタクリの撮影に行ったことがありました。

最近、山陽自動道の尾道付近から世羅まで、尾道自動道ができました。どのくらい時間がかかるか、試しにこのコースで目的地を目指しました。新しい道は、振動も少なく気分も爽快。高い陸橋やトンネルで変化にも富んでいます、なにぶん無料というのがいいですね。
世羅ICから降りると432号を上下方面に向けて進路をとります。しばらく走ると途中に目立つ看板があったのですぐにわかりました。
案内板にしたがって、国道からその細い道を降りると、すぐにJR福塩線が道路と並行して走っています。その線路を横切ると、すぐに芦田川支流・矢多田川に架かる橋があり、あとは、案内板にしたがって進みましたが、看板からは車で数分の距離でした。駐車場と書かれた道路の脇スペースに車を停めると、先客が帰ってきました。「全然、咲いとらんよ!看板の下に、いくつかつぼみがある程度。川のそばなので寒い寒い!」と教えてくれました。今日は、いつもになく三脚とマクロレンズを持参し、ずいぶん気合が入っていましたので、そのことばにはずいぶん、がっかりしました。

しかしここまで来て引き返せません。とにかくその場所まで行ってみることにしました。駐車場近くの歩道はきっちとアスファルトで舗装されていましたが、山の斜面は進むにつれて、刈り込みだけのあぜ道となります。しかし、こうして楽に歩けるのも散策道整備や下草刈りなど、自生地の保護に取り組む住民団体「矢多田・松崎環境保全協議会」の皆さんのおかげです。自生地は、山の斜面、幅300メートルにも及びます。その間、ずっと広範囲に自生しているわけではなく、ぽつぽつといった感じで連続しています。5月には地上から消えて無くなるそうですから、なんともはかなく神秘的です。



やはり、花は一輪も咲いていなくて、どれもつぼみの状態でした。今にも咲きそうなのですが、これは、時期的にまだ早いのか、それとも、時間的に早すぎたのか、どちらでしょう!お昼頃でしたので、もう2時間あとに来てみると、ひょっとしたらという期待もありましたが、このあとは、上下の町並みの「でこ市」を見て帰る予定でしたので、今日のところは、泣く泣くあきらめることにしました。
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