未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県の名瀑を訪ねる 新見市「鳴滝(なるたき)」

2024-08-10 18:43:18 | 
訪問日:令和6(2024)年8月5日(月)

猛暑が続く日本列島、今年も涼を求めて岡山県内の名瀑を訪ねることにしました。今回訪問するのは、新見市の「鳴滝(なるたき)」です。私は初めての訪問でした。午前中に帰りたいと思い、早朝午前6時半に自宅を出発しました。
それにしても、新見市の何と広いこと。市の中心部を過ぎても目的地まではさらに30分要しました。
ナビは、「別所アウトドアスポーツセンター」にセットしました。このあと、このまま進めば鳴滝に着くことはわかっていましたが、途中道が狭くなり、合っているのか少々不安になったこともありました。
野生の猿の集団に二度ほど遭遇しました。目の前をを我が物顔で横切っていきます。そして何とか目的地に到着。事前の情報では、駐車場5台とありましたが、スペース的には10台は可能のようです。
立派な外観のトイレの横に案内板が設置してありました。最近設置されたものでしょうか、色も鮮明で、わかりやすいものになっていました。



山小屋スタイルのトイレ


分かりやすい案内板です


いよいよ出発です


渓流沿いの遊歩道を300mほど歩きます


渓流にも癒されます

(土木学会選奨土木遺産 用郷林道・七曲がり)


明治45年に建造されました


あちこちに咲いていたキツネノカミソリ(狐の剃刀)はヒガンバナ科の多年草


用郷林道(ようごりんどう)・七曲がり

(下段の滝)

案内板に従って、渓流沿いの遊歩道を進みます。道幅は広くてとても歩きやすく、暑い日差しは樹々の緑に遮られて、いい感じで森林浴を味わうことができました。
数百メートル歩くと、滝の音が聞こえ、鳴滝が姿を見せてくれました。スケール的にはそれほどでもありませんが、水量は予想以上でした。渓流の石を飛び越えて向かい側からも撮影を試みました。

鳴滝は、大河ドラマ「武蔵・MUSASHI」でのロケ地となったそうです。主人公が滝に打たれるシーンはここだったかと思いましたが、あとで確認すると、こちらで撮影されたのは、「奈良への道中、柳生兵庫助(高嶋政伸)が、お通(米倉涼子)に道中を共にしないかと誘った」シーンだったそうです。滝に打たれるシーンは、山乗渓谷で撮影されたようです。



遠目から見る鳴滝


水量はかなりのものです


岩を飛び越えて向こう側に回ってみました。上にもう一つの滝を発見しました。


美しい滝です(スローシャッターで)




近くからアップで

上段の滝



渓流の反対側から撮影している時、上にもう一つ滝があることに気づきました。よく見るとそこに通じる遊歩道もあるようです。上の滝は、さらに大きく水量も相当なものでした。滝つぼも広く、スケール的には下段の滝をはるかにしのぎます。一般に鳴滝と言われているのはこの滝のことでしょう。撮影は手前側からのみでしたが、黄色い花「キツネノカミソリ」が一輪滝の手前に咲いていて印象的でした。


上段の滝 下段をはるかに上回るスケールです


一輪のキツネノカミソリと滝


広い滝つぼです


マイナスイオンが漂っています


小さな女滝もありました


キツネノカミソリ


帰りの遊歩道 ブヨが顔の廻りにたくさん寄ってきたのでハンカチで払いながら歩きました


もうすぐ駐車場です

後でわかったことですが、鳴滝は3段ありその長さは30mもあるそうです。近くに小さな
女滝と称する滝もありました。
そして、滝の横には、もう一つの観光スポット・土木遺産の「用郷林道・七曲がり」があります。急な斜面に、つづら折りに六曲がりの石垣が積み上げられています。六より語呂がいいので七曲がりになったとか。説明版によると、作られたのは明治の終わりごろ、旧新見営林署が国有林から木炭や材木などを搬出するため作ったそうですが、難工事だったに違いありません。

本日、一番目の目的を終え、このあと、当日の朝刊に掲載されていた、短冊に風鈴の「新見夢すき公園」に向かいました。
コメント
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