memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

セントヘレナ島は空港開設を待っている   (1)

2015-04-03 11:56:04 | 海事

英国領の中でもっとも遠隔地にあるこの島の350年間に及ぶ孤立が終了することになり新しい機会や挑戦が始まる(3月20日BBC)

しかしBBCワンワールド番組は空港アクセスの到来はセントヘレナに居住する4,000人にとって本当に何を意味するのか?を問う。

200年前の10月、英国戦艦HMS Northumberlandがこの小島に投錨しワーテルローの戦いで破れた、あのもっとも有名なナポレオン・ボナパルトを上陸させた。彼はアメリカに亡命するものと思われていた。あの広大なヨーロッパを帝王として統治した彼が英国領の孤島に流されたのである。そこで、その監禁の初日にそして監禁は彼の死によって1821年に終わるが彼は彼を打ち負かした相手をのろった。「欧州の君主たちが私の主権に関る神聖人格に違反することがどうして出来ようか?彼等はセントヘレナで自分の手で自らの破壊を行っていることを知らない」

南大西洋の中間に位置するセントヘレナ島は西アフリカから1,200海里離れた長さわずか16km幅10kmの小島である。ポルトガル人の航海者に1502年に発見された。セントヘレナ-そこの住人は自らをSaintsと呼んだ-英国の支配下に入るまでは英国が統治していた島は東インド会社が治める英国植民地であったが、現在は英国海外領土と呼ばれている。このセントヘレナの人口は現在4,000人は船員、移住者、奴隷の子孫である。この緊密なコミュニテイは外界とは王立郵便船で結ばれている。

セントヘレナへは南アのケープタウン港から5日間の航海、3週間ごとに船は出ている。船は乗客、郵便そして島が生存するために必要なあらゆるものを運ぶ。しかしこうしたことが、2016年2月に開港が予定されるセントヘレナ空港によって変わる。2011年11月英国政府は島の東側に2.5億ポンドを投資して空港を開設することを決めた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿