フカヒレ採取禁止発効は来年から 台湾

台湾は来年度からサメから鰭のみを切り取り残りを海中に投棄するフカヒレ採取禁止を施行すると漁業局が昨日発表した（10月21日Taiwan News/AFP）

台湾はこうした規制を導入するアジアで初めての国となり、漁業者はフカヒレとともにその魚体も同時に水揚げすることを要求されることになると漁業局次長のTsay Tzu-yawはいう。 違反者は重い罰則や漁業許可の中止を受けることになるとTsay氏はいう。

水曜日米国のPEWグループは台湾のフカヒレ漁業の様子を写真とWEBサイトで公開した。このグループは台湾はサメ漁獲が過剰な国の一つとリストアップ、枯渇しているサメ魚種の保護活動を呼びかけていた。PEWはインドネシア、インド、スペインに次いで世界第4位のサメ多漁こくであるといい、これらの4か国で世界のサメ漁獲の35％を占めるという。フカヒレ貿易の需要のために毎年7300万尾のサメが漁獲され、世界のサメ資源の3割は消滅の危機にあるという。