2015年の上半期の中国の水産物輸入金額が減少、同じ時期の国内市場の水産物価格も下落していることが報じられた(8月11日SFS)
中国は今年の上半期に2700万トンの水産物を生産、昨年同期に比べて3.2%増加した。そのうちの2110万トンは養殖によるもので前年比で4.1%増加、一方国内魚漁業生産は580万トンで0.03%。このうち遠洋漁業による漁獲は110万トン、16%増加したことが戸局から発表された。
ここには輸入金額の急速な減少が見られる。中国は年素からの6ヶ月間で190万トンを輸入したが前年同期比では14.%減少した。輸入金額は9.6%減少し、42億ドルとなった。一方輸出は190万トンで1.5%増加、金額では2.4%増加し96億ドルとなった。
輸入数値が養魚餌料の軟化により引き下げられたことは注目に値する。中国の餌料輸入は数量で43%、金額で20.8%減少したことが養殖省のデータで見られる。
一方中国の国内水産物販売が低迷している。市場扱い数量は7.3%増加したが売り上げでは1.9%減少。このことは水産物が売られてはいるものの、価格低下が起きていることを示している。卸売市場における49品目の調査結果は国内では平均で価格が1%低下している。
海産物は0.2%下落、淡水物では昨年比で1.9%下落している。(以下省略)