2016年6月8日の北海道新聞の記事から。
函館市病院局は7日、市立函館病院で開かれた市病院事業経営改革評価委員会で市の病院事業の2015年度決算見込みを報告した。このうち市立函館病院は14年度より入院患者数が減少し、国の決める診療報酬の算定係数ランクが14年度から下がっていることから、単年度赤字額は前年度比7千万多い9億250万円となり、2年連続の赤字決算となった。
恵山、南茅部を合わせた市立3病院の決算赤字額は、前年度比1億3680万円増(14%増)の10億8840万円。これにより全体の医業収益に対する資金不足比率は約11.5%となり、市病院局は17年度、2008~11年度以来の起債の制限を受けることになる。
市病院局によると市立函館病院の15年度の赤字額は、07年度の17億5190万円に次ぐ規模。同病院局は当初、2億6千万円程度の赤字を見込んでおり14年度の8億3250万円に続いて大幅な赤字となった。
病院局は赤字の理由について、同病院の診療報酬の算定係数ランクが14年度から下がり、年間で約2億円の減収になっていることを報告。また14年度に救命救急病棟の改築工事を行った際に騒音のため入院制限を行ったところ、15年度になっても患者が増えない状況が続いたため、年間の1日平均入院患者数が14年度より21.8人少ない445.3人に減ったことなども原因と説明した。
函館市病院局は7日、市立函館病院で開かれた市病院事業経営改革評価委員会で市の病院事業の2015年度決算見込みを報告した。このうち市立函館病院は14年度より入院患者数が減少し、国の決める診療報酬の算定係数ランクが14年度から下がっていることから、単年度赤字額は前年度比7千万多い9億250万円となり、2年連続の赤字決算となった。
恵山、南茅部を合わせた市立3病院の決算赤字額は、前年度比1億3680万円増(14%増)の10億8840万円。これにより全体の医業収益に対する資金不足比率は約11.5%となり、市病院局は17年度、2008~11年度以来の起債の制限を受けることになる。
市病院局によると市立函館病院の15年度の赤字額は、07年度の17億5190万円に次ぐ規模。同病院局は当初、2億6千万円程度の赤字を見込んでおり14年度の8億3250万円に続いて大幅な赤字となった。
病院局は赤字の理由について、同病院の診療報酬の算定係数ランクが14年度から下がり、年間で約2億円の減収になっていることを報告。また14年度に救命救急病棟の改築工事を行った際に騒音のため入院制限を行ったところ、15年度になっても患者が増えない状況が続いたため、年間の1日平均入院患者数が14年度より21.8人少ない445.3人に減ったことなども原因と説明した。