私は初老男である。
なにしろ世の中は目まぐるしく動いている。
頭の中にそれらが渦巻いているのだが、なにしろ怠け者の私はブログにUpするのが間に合わない。
で、幾つかザッピング的にUpしよう。
まず「リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件」である。
私などは全くの門外漢でありこの騒動の内容はほとんど何も知らない。
ただ、単純に「リニアモーター」なるものがまだ「完全な実用化がなされているものではない」と思っている。
日本の営業してる車両としてリニアモーターを使っている物はあるのだろうか?
あるとしてその安全性やコストパフォーマンスは担保されているのだろうか?
そうしたものに入札制度は適さないと思うのは私だけだろうか?
「9兆円規模の工事」なるものは、もう計算根拠が信じれるレベルではないと思うのだが・・・。
大手ゼネコンがこうした違反に問われると、もう受注できる企業はないんじゃないかなぁ。
次は「裁量労働制について」である。
日本の人口が減ってきているのは周知の通りだ。
これから人手不足になるもの、余程の間抜けでもない限り分かる話。
そうした中で政府が「産業界」の方ばかり見ている。
小泉政権で「派遣労働法改正」が、是か非かは論戦のネタであり単純に総理が悪かったとは言えないかもしれない。
だが、今の労働状況を見れば小泉氏の意図した方向でないにしても、批判されても仕方があるまい。
今回の「裁量労働制」はそれより始末が悪い。
産業界の要求によって安倍という人が法制化しようとしていたが、データの信憑性によって潰された。
しかし「高度プロフェッショナル制度」なるものは引っ込めていない。
年収1075万円以上の人って、だいたいどういう労働生活をしているのか想像もできないが・・・。
「経営者」でなく「労働者」でその金額を稼ぐ人は、すくなくとも労働時間がタイムレコオーダーで管理されていないであろうことぐらいは想像できるけど。
どんな事柄にも「裏と表」がある。
企業・会社という化け物は派遣法の時と同じように、この法制で労働者を食い物にしていくだろう。
最後に、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、川崎重工業が鋼鉄製の台車枠を製造時、加工の不備で生じた変形部分を整えるため下部を削っていたこと。
自動車業界での検査員問題などでも、同じ構図なのだが・・・。
日本の「ものづくり」の精神は、世界に認められ始めた頃から実は「衰退」がはじめっていた気がする。
それは日本人の体形が、西洋人たちに追いついていく中で「精神面」も同じように曖昧になっていくことであり「当然」でもあるのだ。
それは「ものづくり現場」だけでなく、政府の役人たちにも言えることで、先に述べた裁量労働制の基本データー作成や、問題になっている森友問題の対応にも言える。
何よりも安倍という人が頂点にいる政府・政権なるものが「劣化」したとしか思えない。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、今の世間の流れが少しずつズレてきていることに気が付きますように。
May
。。。。結局、遠い昔から言われている「すべて『政治』が悪い」なんて結論にしてしまった。