完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

言うだけのことはある!     ~ラグビーワールドカップ・サモア戦~

2015年10月04日 | スポーツ
私は初老男である。


・・・このブログを始めた頃は「完全無欠の中年」を名乗っていた。


しかし、自覚としての「中年の卒業」をした時に「初老男」と名乗り、ブログのタイトルも変えた。


そして、ブログを初めて10年が過ぎようとしている。



そうした中で、その「初老」を卒業せねばならないような自覚を感じている。


精神的にも、肉体的に、仕事的にも、プライベートでもである。



人間生きていると、ターニングポイントになる年があるものだ。


でもそれは、大抵の場合振り返ったときに「あの時だった」と思うのがほとんどだ。



だが、私にとっての今年は「疑うことのない」その時である。



と言うことで、



        ラグビーワールドカップ「サモア戦」

 
                          である。



南アフリカ戦が「ラグビー史上」どころか「スポーツ史上」でも屈指のジャイアントキリングと賞されたが「本当の日本の実力」が発揮されたのは、このゲームの方ではないだろうか。



ヒネクレ者の初老男なりに今までのゲームを含めて評してみたい。


今回の日本vsサモア戦が、前の日本vsスコットランド戦に似ていたと思う人はいないだろうか?


ただ、日本がサモアの立場であったけれど。


試合展開は前半が互角だったし、後半をディフェンスラインをズタズタにされての失点だったから「どこかに似てる?」と言われそうだ。


だがお互いの「精神状態」がかなり近く、さらに言えば「ミスの出た方が負けた」というところがそっくりだと私は思う。


サモアは「強豪」である。


その体格と身体能力は、南太平洋諸島の諸国独特の「固太り」「重心の低いパワー」でラグビーに最適だ。


今回のゲームにおいては、その二つが生む「優位性」がゲーム展開における「粗っぽさ」につながり、結局敗戦となった。


スコットランド戦の時、日本がチャンスと思われるときに「ア~~~~~」と声を上げる反則が幾つもあった。


曰く「パスミス」であり「ノックオン」(前にボールを落とす)「スローフォアード」(ボールを前に落とす)「オーバーザトップ」(ラックで出そうなボールの上に倒れ込んでボールを出さないようにする)である。


サモアはこのゲームで、まさに「ア~~~~」と声を上げたことだろう。


特に「シンビン」(10分間の退場処分)になった二つのプレーは(ボールを持っていないプレーヤーにバインドせずに肩でアタック・ハイパントボールをジャンプしてキャッチに行った選手に空中でタックル)、その瞬間「イライラ」が思わずプレーに出たという感じだった。


ラグビー選手は、当然「気が荒い」しかし、ラグビーは「荒くれ者による紳士のゲーム」と呼ばれている。


「紳士」としてのフェアプレーと冷静な精神力が無ければ、勝つことはできない。


体力・身体能力を武器としたチームが、その中心選手を2名失ったら敗戦も当然である。


仕方のない部分があるにしても、完全にサモアは「ゲームプラン」を間違えたと言える。



小学生の時からラグビーを「テレビ観戦」してきた初老男として、ちょっと偉そうに記事のを纏めていかせてもらおう。


どんなスポーツも、基本的には「単純」である。


ラグビーにおいて「フォアード戦(スクラム・モール・ラック)」を優勢にして「タックルを確実に決める」「キックを正確に決める」と言う基本が完璧にできれば、絶対に勝てるのだ。



しかし、世界的に見てサモアとは逆に「体格・身体能力」に劣る日本が、その基本を守るということは、ちょっと


                 「想像のつかない努力」

があったはずだ。


「世界の中でも、ここまで練習してきたチームは他にいないだろう」とエディ・ジョーンズHCが言ったという。


最近ラグビーファンになった人には、分からないだろうけれど「あの」エディがそう言ったのだ。


言うだけのことは・・・・あった。


今回も最後までと付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、言うだけのことはある!と言われますように。



                  May


今までの3試合で分かってきたと思うけど・・・。アメリカ戦は、決して「楽な試合」ではないよ。ただ、精神的に安定していれば、そんなに苦戦はしないはずだ。







コメント
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