完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

私、巨人嫌いです(1)

2006年05月05日 | スポーツ
私は中年である。
寒い時が終わると、いきなり暑くなる。
今日は、半袖を着た「中年」である。

さて、昨日新聞を見ていたら巨人戦の
視聴率が、4月中のナイターではまたまた
過去最低を更新したという。
「さもありなん・・・」と一人で頷いている。

これでも「プロ野球」も年に一度程度の観戦には
機会があれば、行く事にしている。
サッカー観戦をしてから、スポーツというのは「その場」で
みて本当の迫力が味わえることを知ったからだ。

大体、野球の中継と言うのは、バッテリーとバッターを
中心に映像化しているので、スタジアムで見るものと
まったく違うものを見ている。

いかにスタジアム内で、ホームベースに近いところで
観戦しても、キャッチャーの後ろで見る形になる。

ところがテレビ中継はセカンドから、ピッチャーの背越しに
キャッチャーとバッターを見ることになる。

確かに、バッテリーとバッターの「カケヒキ」「配球」を
見るには、このアングルが一番良いだろう。
しかし、それではテレビに映っていないプレーヤーたちが、
いかに動いているかがまるで伝わってこないのだ。

スタジアムにいれば、まさにその「バッテリーとバッターとの
カケヒキ」が一番分からない。遠すぎてカーブを投げたか、
ストレートなのかさえ、まったく分からない。
だから、スタジアムで一点を争う投手戦をみるとあまり面白くない。
逆に乱打戦をみるなら、断然スタジアムに行くべきだ。

他のスポーツで、これほど地域的にも時間的にも全体を映さない
スポーツは無い。(試合開始と試合終了を映さないなどという
暴挙をするのもプロ野球くらいだろう)

他のスポーツが様々な変革を遂げる中で、中途半端な
人気に頼ったスポーツ中継をし続けたのも、巨人の人気以前の
プロ野球人気を下げた理由だと、私は思うのだ。

だから、スタジアムに行ったときはビールを片手に
フィールド全体に散らばった野手たちの動きを、丹念に
見入る。野手はバッターのよって、位置を微妙に変えるし
人によっては、バットが振り出される前に動き出す。
それこそがスタジアム観戦の「醍醐味」といえるだろう。

「ベースボール」と「野球」は、根本的に違うものだ。
日本の戦後をリードしてきた「プロ野球」は、野茂英雄が
メジャーリーグに行ったときから衰退が始まったといえるだろう。

そして、その「プロ野球界の盟主」巨人軍の衰退も、松井秀喜の
メジャー行きで決定的になった。
巨人が巨人らしかったのは、今の監督「原辰徳」が4番を打って
いた時までだ。

理由を挙げだすとキリが無いが、フリーエージェントという
制度を使い他チームの4番打者を次々と獲得し、飼い殺し
しかし、それによって勝てず、しまいには大年寄りのオーナーに
かき回されて「1リーグ制」などという暴挙まで言い出す始末だ。

堀江貴文という人の最大の功績は、あの「1リーグ制」を
つぶしてくれたことだろう。
あの時「1リーグ制」案がつぶれなかったら、間違いなく
日本のプロ野球は消滅まで行ってしまっただろう。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。
今回長くなったので、Part1としました。
      Part2は今すぐ読めます。 may


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