完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

西村主審が基準になった。    ~ワールド・カップ開幕~

2014年06月14日 | スポーツ
私は初老男である。


真夏を思わせる日が2~3日続いた後に「梅雨に入ったようだ」という、いつもの白々しいセリフを地方の気象台が発表した。


しばらくはシトシトと雨が続くか。


さて、いまブラジルワールド・カップ開幕戦「ブラジルvsクロアチア」戦を見ている。


「今頃かい!」って突っ込みが入りそうだが、あまりにネット上で西村主審の「PK判定」のことが話題になっているので、確認する意味もあって見返している。



まず、思う。



       「やっぱりワールド・カップはレベルが高いなぁ」



これは、日本の寸前の強化試合の時も感じたのであるが、予選というのはやっぱり「泥臭い」試合が続く。


なんたって、とにかく「勝つ」ことが一番の目的だから選手は必死になる。


「本番のワールド・カップも同じだろう」って?


それはそうだけど、やっぱり試合運びに「余裕」を感じるのは私だけだろうか。


間違ってほしくないのだが「余裕」があるというのは「緊張と緩和」がしっかり見える、と言う意味である。


本大会出場の国の選手は、ムヤミヤタラとボールを追いかけまわすシーンが少なくなっている。


「ムダ」を削ぎ落した試合展開になるのだ。


瞬間瞬間の選手の躍動の末に「ゴール」が生まれる。


観客も、一瞬の「緊張と緩和」の酔う。



そして、



       「このレベルになると『数センチ』の戦いなんだなぁ」



ブラジル・クロアチア戦もネイマールのシュート2本はホンの数センチ違えば、決まっていなかっただろう。


特に一本目の同点ゴールのシーン。


クロアチアのGKの指先が、ちょっと触れていればポストに弾かれていただろう。


また、ブラジルの3点目のシュートも同じようにトウキックで転がっていくボールが、ちょっと芝目に転がりを邪魔されれば決まらなかったように見える。



逆にブラジルのGKは、ちょっとまずいんじゃないかぇ。


運が良くて数センチが大事に至ることが無かったけど、ちょっと荒っぽい感じ。


これから先に、このGKが「ポカ」をやりそうの感じがするね。




さて、問題のシーン「後半24分のクロアチアのファール」のこと。



まあ、当たり前だけど


            「どこまでも微妙」

                             ですな。



様々読んでみても、これがヨーロッパリーグであれば「流していた」だろう。


Jリーグでもほとんどそうだろう。


倒れた選手も、アピールするためにやった感じがしないでもない。


しかし、ワールドカップ開幕戦・地元の大歓声の中、あのプレーは「日本人としてのアイデンティティの強い西村主審」ならPK」と判断することに「躊躇」は無かったと思う。


あれでクロアチア選手の「手が掛かっていなかったら」もちろん、笛を吹いてはいないはずだ。


クロアチアは、現実にブラジルにとってかなりの「難敵」だったのは間違いない。


ちょっとしたシュチエーションが変わっていれば、少なくとも「勝ち点1」を取れた可能性は強い。


クロアチアの監督が、大声で吠えたいのも分かる。


けれどこれは今までの大会でも「幾度となく繰り返された」ことだ。


もっとひどい審判のミスもたくさんあった。(マラドーナの「神の手」なんて、もはや誤審じゃない感覚だもんね)


ワールドカップのレフェリングは、これからの試合どころか「次のワールドカップまで」のゲームすべての基準になる。


FIFAは、それを覚悟して西村に開幕戦の笛を吹かせたのだろう。


大体、ブラジルだって喜んでいるけど、これから先のゲームで同じような状況のPKを「取られる側」の回る可能性が少なからずあるんだから。


今大会の優勝の数多い条件の一つに「西村主審のPK判断」ってのが加わったってことは、大きな意味があるなあ。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、正しい判断をするのに「躊躇」しませんように。



          May



今大会は「ネイマールの大会」になるのかなぁ・・・・。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする