完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

ちょっと気になる。     ~某国営放送のドラマ2つ~

2013年04月06日 | テレビ
私は初老男である。

さて、テレビも改編期である。


先々週から来週イッパイは、スペシャルとか特別(って同じ意味じゃん)と名のつく番組が続く。


その中で某国営放送の2つのドラマに焦点を当ててみよう。


まず先週末で終わった「純と愛」が何かと話題になっているらしいね。


わたしは前回の「梅ちゃん先生」は、第一回から全部見た。


その勢いで、この「純と愛」も勢い込んで、見始めたのだが・・・。


3カ月ほど見てやめてしまった。



なぜか?


それは・・・。


      「展開が激しすぎた」

                    からだ。


ドラマといっても、この「朝の連続テレビ小説」という伝統のあるドラマは、むずかしい位置にある。


「家政婦のミタ」で一躍名を挙げた遊川和彦の脚本であるが、やはり、この「朝の連続テレビ小説」には合致しない脚本家だったと言うことだろう。


ちょっと言い過ぎるかもしれないが、ドラマの中でも演技指導でも単純に夏菜をイジメていただけって気がする。


私が見るのをやめたのは、朝このドラマを見終わってからでは仕事に向かう意欲が「削がれて」しまうのだ。

どこかに「救い」や「カタルシス」がないと、人間は気が滅入るだけだ。


どんなドラマも結局は「フィクション」の訳で、ご都合主義な展開や「そんなわきゃねぇだろう!」ってところは必ずある。

しかし、これだけ「これでもか」「これでもか」って不幸が押し寄せてしまっては、私くらいの初老男は、自分の人生まで不幸になったような気がしてしまった。



間が空いてしまった。

続けよう。


もう一つの「気になるドラマ」は・・・。

お約束であるが

        「八重の桜」

               である。


時代劇大好き。維新時期が特に好きな初老男にとっては「感涙」ものの面白さなのだが。

一般の視聴者にはウケが悪いだろうなぁ。


昔から大河ドラマでは「幕末史はウケない」というジンクスがある。

何度かそれに挑戦してきた某国営放送だが、完全にそのジンクスを破ったことはまだない。

数年前に当代の人気者「福山雅治」に永遠の英雄「坂本竜馬」を演じさせても、そのジンクスを破ったとは言えまい。


今回は、昨年の「平清盛」不調を受けて、勢い込んで人気女優「綾瀬はるか」を主人公に据えたのは良いし、彼女の演技も悪くない。

しかし、結局のところ昨年の清盛同様「素材」そのものが一般的に知られていない。


しばらく同じことを主張している。今や大河ドラマは「サイドストーリー」の時代に入ったと。


この「八重の桜」も、その最たるもので、たいていの人は「八重って誰だ?」って思ったはずだ。


本当のところ、私のように幕末期に少しでも興味を持って調べてみた人間にとっては、このドラマの内容は「垂涎もの」である。


会津藩が幕末の悲劇であることは、歴史好きには常識だが「どんな風に悲劇だったか」は、よくわからなかった。

その悲劇がこのドラマは描かれている。


そこでである。

とりあえず、どうしても許せないところがある。

それは・・・。


新選組の斎藤一(降谷建志)が、結構頻繁に出てくる。

まあ、のちに八重の幼なじみ・高木時尾と結婚するからなんだろうけど・・・。


出てきても良い。

問題なのは、彼が「左利きでない」ということだ。


「一刀斎夢録」のUpでも書き込んだが、斎藤一が左利きでないとその存在理由や新選組存在・行く末に大きな破たんが生じる。

まあ、興味のない人には何の問題もないんだけど・・・・。


こんなことにこだわるからこそ「初老男」でもあるんだけどね。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも細かいことを、どうでもよいと思いませんように。


          May



何にしても、某国営放送がつくるドラマは「質」は高いね。
コメント
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