完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

あなたはどちらのタイプ?    ~幻想家と妄想家~

2012年12月04日 | Weblog
私は初老男である。

私は間違いなく「妄想家」である。

このブログを読んでくれている貴兄は、すでにご存じのはずだ。


そんなことは、自慢にもなりはしないのだが、初老男になってみると実は男には「幻想家」と「妄想家」の二つのタイプに分けられることに気が付いた。


それでは「幻想家」と「妄想家」は、どう違うのか?


幻想家・・・現実には起こらないことを考える人。空想家。

妄想家・・・根拠もなくあれこれと想像する人。


今調べたら、そんな風に辞書には載っている。

しかし、私の感覚では少々違う。


幻想家・・・世の中が自分に「都合のいいように」ことが進むと思っている人。

妄想家・・・世の中が自分に「都合の悪いようにしか」進まないと思っている人。


さらに言えば


幻想家・・・世の中が自分を中心に進んでいると思っている人。

妄想家・・・世の中の大きな流れは、人間の手の届かないところで動いていると思っている人。


・・・そろそろ、分かってきたよね。



わが地方の男は「越後男」といって、優柔不断の代名詞のように言われている。

しかし、それは正しくない。


正確には「越後の長男」が、優柔不断なのである。


越後の次男・次女をそれぞれ「おじ」「おば」(両方同じ抑揚で発音すること)と呼ぶ。

なぜか?

それは、家を継ぐべき「長男の長男」から見た場合「叔父さん」「叔母さん」に当たるからだという説がある。


つまり、越後の長男というのはそれほどに「優遇」されているのである。


家の皆が「長男は偉い」「長男の言うことを聞け」「長男に逆らってはいけない」と、周りに言い続けるのである。

次男・次女・じいちゃん・ばあちゃん・父ちゃん・母ちゃんが、みんな「長男」を持ち上げる。


先日のあるテレビ番組で「ゴミ出しをしない夫No.1」に、わが越後が選ばれたらしいが、それも今の私のUpを証明している。

ただ、その長男も本人が悪いばかりではない。

先に述べたように彼らは、自分の好むと好まざるとにかかわらず、そうした「優遇」を受ける。

だから彼らは、その優遇を受けることにあまり「疑問」を持たない。

「そういう状況」にしてしまう方にもかなりの責任があるといえる。


そうして、周りの皆が寄ってたかって「優柔不断」な「エラそう」な「意気地のない」りっぱな「越後の長男」を作り上げる・・・。


まずは本人の問題。

あなたが「幻想家」であるなら、ぜひ努力してほしい。

「妄想家」になる努力を。

頑張って頑張って「妄想家」になってください。

それくらいでちょうど良いはずだから。


あなたが越後の長男以外の家族なら・・・、そんなにむずかしいことをする必要はない。

兄弟全員を「平等」に扱えばよい。

そうすれば「優柔不断」な「エラそう」な「意気地のない」長男は出来上がらない。

・・・失敗すると、そんな「次男・三男」が出来たりするかもしれないが。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自分の置かれている立場が自分に都合の良いことばかりであるなら疑うことをお勧めする。

     
               May


ちょっと、事情があってUpがおそくなり申し訳ない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする