完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

ことしの冬は・・・    ~記録的な「小雪」~

2009年02月11日 | Weblog
私は中年である。

今、サッッカーのワールドカップ最終予選のvsオーストラリア戦が終わった。

ご存知と思うが0-0のスコア・レスドローである。

ワールドカップ予選と言うのは独特の雰囲気があり、観戦するにも緊張感がある。
(もちろん「テレビ観戦」だが)

やっぱり、日本はこのレベルのチームにはなかなか勝てない。


ホームでもあるし日本に有利な要素も多々あったと思うが、それでも勝てなかった。

短く感想を記そう。

日本は昔からそうだが「どこからでもゴールを狙ってくる」という怖さが無い。

組織力を生かしたパス・サッカーを目指しているのは分かる。

しかし、瞬間的なひらめきでゴールを狙うと言うことが出来ない国民性なのだろう。

今の日本の実力と言うのは、前々から感じているのだがワールドカップにはほぼ毎回出場できるが「予選リーグを勝ち抜く力」は無い。

もっとも、それだって一昔前のサッカー事情を知っている者としては「大変な進歩」なのだが・・・。

今回もワールドカップにはいけると思う。

問題なのは次回の開催国が「南アフリカ」であることだ。

極東アジアの気候・条件がまるで違う中でのゲームになる。素人が考えても「厳しい戦い」になることは容易に想像できる。(当たり前だが、アジア勢の躍進が著しかったのはアジア地域で行われた「日韓共催」の時である。)

まあ、最終予選もまだ半分残っているわけだから「楽観」は出来ないけど。

結局日本には「釜本邦茂」以上のストライカーが現れていないと言うことだろう。


話変わって、モータースポーツから日本メーカーが次々に撤退していると言う話。

「ホンダはF1から撤退」「スズキもWRCから撤退」「スバルはWRCから撤退」「三菱、パリ・ダカ撤退」

世界的な自動車業界の不況下においては、当然の結果だろう。


F-1は、日本のホンダが参戦して連勝するまで「職人芸の集まり」のようなレースだったと聞いたことがある。

そこのホンダが参戦してハイテクを導入。全く別物にしてしまったと言うのだ。

日本の産業はちょっと前まで「サルマネ」と揶揄されていた。

その一因はその「技術力」によって発明されたばかりのプロトタイプを、格段に進歩させてしまうからだろう。

そして、モータースポーツの本場がやはり「ヨーロッパ」だと言う証明が、この世界的不況においてもヨーロッパのモーターメーカーが、ほとんどそれらのレースを撤退しないことだ。

ヨーロッパにおいて「モーター・スポーツ」とは完全に「文化」になっている。

日本ではまだ、その領域になっていなかったと言うことだろう。

戦後、いや明治維新以後、日本は西洋文化に「追いつく」ことを最大目標として躍進を続けてきた。

それは日本人の「勤勉さ」と「技術力」があることで、肩を並べることが出来た。しかし、それは正に「技術」と「外見」であって、その「精神」までを身に着けたかといえば「?」である。

私もごく一般的な「日本人」であるから、モータースポーツにおける日本メーカーの撤退を残念と思いながらも「仕方ない」と割り切っている。

そういう風に聞き分けよく考えてしまうこと自体が、私の精神に文化としてそれが身についてないということだ。
コメント
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