築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

産地より生産者!??

2015-01-17 11:10:36 | Weblog
今日も天然物は津軽海峡に日本海定置、太平洋岸も和歌山の定置と
本数的にはさほど多くは無いもの天然も、天然風!?もありました(^^)
津軽海峡は延縄漁がほとんどですが、これはいよいよ魚が深い水深に
潜ってしまっている証拠!
日本一?世界一??有名な津軽海峡の天然本マグロも今月いっぱい~
来月アタマまでですかね~???

で、本マグロは天然がなくなれば養殖しかなくなりますが、その養殖も
今日はぐっと数が減りました(T0T)
養殖物が少ないとセリ場がガラガラになってしまう現実を目のあたりにすると、
今の現状、養殖本マグロがいかに全体の数の割合を占めているのかがわかりますし、
いかに今の世の中に出回っているかとういうことを実感しますね。
ちなみにスーパーなどには「天然・養殖」の表示義務がございますが、
調理して提供する外食産業には天然化養殖かの表示義務は無いみたいです。。

なので「養殖なんか・・・」と思っている方でもきっとどこかで口にしている
(と思います^^;)
国産やメキシコの養殖本マグロ・・・




今日はいつもの京都府伊根産ではなく、めずらしく長崎県産です(^^)
長崎産というとどうしても「脂っこい」というイメージがあり
今年はあまり手を出さなかったのですが、何でも長崎県内には
9つのマグロの養殖のいけすがあり、それぞれの網で魚の出かた(中身)
もけっこう変わってくるらしいんですよね~。。
ということは大切なのは産地ではなくて生産者???
まぁそれぞれに特徴があり、エサなんかも違うのだとおもいます。
『企業秘密』も多いんでしょうね(^^;;)


マカジキに関しましては今日はセリ場で7本?ありましたが、
聞いた話では何日か休漁も設けるとかで休み明けは無いそうです。
とりあえず今ある在庫は3本!
その3本がなくなる前には漁は再開していただけると思いますが・・

マグロはいくらかはありそうですが、相場は高そうですね~(泣)