Fish On The Boat

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女子バレーグラチャン第3戦

2009-11-12 22:27:24 | スポーツ
女子バレーのグラチャン第3戦は
アジアチャンピオンのタイが相手でした。
9月のアジア選手権では、日本と中国を破ったとかで、
それがフロックなのかどうか、この試合でわかるだろうと見ていました。

1セット目はタイがポイントを先行して試合が進んでいきます。
こりゃ、タイをなめて見ていたなという感じ。
しかし、日本は中盤にくらいついて逆転し、1セット目を取ります。
それでも、タイのつなぐバレーが、一筋縄では倒せないことを
知らしめられます。
つづく2セット目も、序盤から中盤にかけて、タイが大きくリードを
広げますが、日本が連続ポイントで逆転して、そのまま押し切る。
3セット目は2セット目の勢いに乗った日本が、タイをよせつけず
圧巻のセット奪取で、終わってみればストレートの3-0で勝利しました。

巨人の原監督じゃないけれど、日本の試合の仕方は
「胸と胸をつきあわせて」というようなスタイルに見受けられます。
堂々と勝負して勝敗を決めようじゃないかというように見える。
こういう戦い方をすると、選手たちっていうのは成長するんじゃないかと
思いますよ。小手先で勝負するんじゃなくて、選手の根っこの部分、
幹の部分が鍛えられる勝負のしかたなんだと感じます。
これでメダルでも獲得したなら、プレーや戦術に加えて、
実績というものにも裏打ちされた自信というものが選手の中に宿る
んじゃないかな。ぜひそうなって欲しいですね、応援しています。

今日の試合は木村選手がブロックをよく決めていたし、
両チームの中でもっとも得点をはじき出していたようです。
栗原選手が登録をはずれてベンチ外にいましたが、
彼女のぶんまで頑張ってくれましたね。
そして、新戦力の山口選手。
これだけ活躍できるということは、いかに女子バレーもデータというものが
戦いに大きな意味を持っているかということをわからせてくれますね。
データのない選手だからこれだけの活躍ができているということなんでしょうが、
それでも、選手の層の厚さを感じさせられますね。
狩野舞子選手が全日本に出てきたときよりも山口選手のほうが
活躍しているかもしれない。今夏のワールドグランプリの狩野選手以上の
働きをしているように見えますね。
こういう選手が、各選手、代表入りするかしないかの当落線上にいるような
選手たちにいい刺激になるんじゃないだろうか。

そうそう、控えのセッターの20歳、冨永選手もかわいいですね。
そういえば、ワールドグランプリのときには、岡野選手という
控えのセッターがいたなぁ。その前だと河合選手がいたな。
竹下選手の次に来る選手っていうのは、
みんなどんぐりのせいくらべみたいな感じなんだろうか。
それだけ、竹下選手は突出しているんだろうなぁ。

とにかく、グラチャンはあと2試合です。
このうち1勝でもできればメダルに手が届きそう。
がんばって欲しいです。
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