島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

点数

2016年03月03日 | 日常
二学期も残すところわずか。
子供たちはテスト週間です。

合唱団に学校関係者が多く、なるたちの学校の教員も多数。音楽の先生が多い中、今年からなるのクラスを教える英語教師もいます。


練習時間前に練習場で添削する先生がこの時期増えます。
この英語教師、私は彼女がまだ10台の時から知っているため、彼女もなるを非常に可愛がってくれているのですが。
「テストを早く終える=校庭で遊べる、ことが最優先で、見直しをしない。だからうっかりミスの連続!」とよく注意されます。
本人も自覚症状があるらしく、頷くものの、遊びが勝ってしまうすでに11歳…

で、ある日。
「なるの採点、これからするんだよねえ…」と英語教師。
点数悪くても私には言わないで、と逃げる母。

…と。
部屋から

「よし、行け!」
「やった、行け行け!」

うちの子は競走馬か!

そして

「yuuuuukooooooo!!!!!!」

どうやら、初めて90点をマークしたらしく、感激教師。

基本的に点数をあまり重視しない母なので、兄ちゃんはいままで私に点数で怒られたことはありません。分かっていて間違ったら次気をつければいいし、分からないのだったら分かるまで勉強すればよい。兄ちゃんの場合はとにかく注意散漫が弱点なので、自覚してもらわないことには話が前に進まない。

でもよい点数の時はもちろん褒めます。しかもべた褒めです。
ようやった!
やりゃできるんじゃ。
みたいな感じで。

対して妹さんは全て高得点です。
ところが、一回、名前の書き忘れで減点がありました。うっかりミスです。

「ママが子供のころは名前書き忘れは0点だったよ」といったことをよく覚えている妹さん。

ある日、車のなかで、兄ちゃんが、かなりがっかりした顔で

「ママ…国語の書き取りで0点とっちゃったよ…」

「0点!なかなかとれませんが、いったいなにをやらかしたの?」

実際はスペルは合ってるもののアクセント記号を全て省略し0点。
だから見直せよ、という話なのですが、すかさず妹さん。

「名前、書かなかったんじゃないの?」

兄ちゃん
「名前は書いたよ」

ではなぜ0点…
6歳児には理解出来ない難問なのでありました。