小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

miitanさんへ

2010-02-11 06:15:17 | Weblog
先日、コメントを頂いたmiitanさんへ、このブログで一応御返答させていただきます。

コメントの内容は、アラカンご夫婦とワンちゃんで小笠原へ住みたいのだが、住宅の情報が欲しいとの事。

実は、我家も諸般の事情があり、内地で娘と息子が飼っている柴犬のキラリをこちらで引き取る事になって、昨年11月頃から犬の飼える賃貸物件を探している。元々人付き合いの苦手な我家だが、不動産屋さんが無いこの島では、とにかく人を介しての情報だけが頼りと言う事で、数少ないお知り合いに頼んで情報収集に励んでいる所。

数件お話は有ったのだが、中々思うように事は進まず、現在に至っている。一応一件空き待ち状態の物件があり、今はそこを頼りに待ち状態、と言うのが現状だ。

miitanさん、そう言う訳で我々自身の引越し先も決まらない状態なので、残念ながらご期待に添えるような情報提供は、はっきり言って難しいと言わざるを得ませんが、そんな中で参考までに僕なりのアドバイスを少々。

まずは、経済的な問題。このブログを覘いていただいているのならお分かりと思いますが、我家は万年困苦欠乏状態。家賃のキャパは限られています。もし大袈裟に言えば、いくらでも家賃OKと言う事であれば、それ程難しくは無いと思います。

それからこの島では‘山’とよく言うのですが(町は暖かいな、山は寒いよ、と言うような具合に)、小曲地区の方であれば犬OKと言うアパートもいくつかあるようです。但しここでの生活は最低でもゲンチャリ、出来れば車が必需品と思われます。町とはそこそこ距離もありますし、アップダウンもかなりの物。自転車しか移動手段を持たない我家、晴れの日ばかりなら良いのですが、嵐の日もある訳で、毎日の通勤、買い物etcの事を考えると・・・。かといって今更、車?と言う事で、二の足を踏んでいるところです。

いずれにしても、御本人が島に来て御自分で物件を見、大家さんと直に話をしないと難しいのでは。長期滞在型の宿に宿泊し、そこのオーナーさんを介して物件を探すなんていう手もあるかと思います。

miitanさん、お力になれず申し訳ありません。小笠原は引っ越そうと思うと、色んな意味で本当に遠い所です。そこが、我家にとっては一番の魅力かもしれませんが。

ワンちゃんとご夫婦での小笠原の生活実現、頑張って下さい。

写真は、オガマル岸壁に係留中の海保の‘やしま’。沖には海自のイージス艦二隻が停泊しており、二見湾は賑やかだ。

元気に成長

2010-02-06 07:08:08 | Weblog
父島の新型インフルエンザ騒ぎも、どうやら収束したようだ。小中高の休校が解除されてからも、島内で行われている多くのサークル活動は自粛状態が続いていた。小中の英会話の先生アランが開催している英会話教室も然り。

その英会話教室も今週の水曜日、やっと再開された。この教室アランが冬休み内地に行っていたため昨年暮れからお休み、なんと約6週間振りの教室。6時からの初級クラス、7時からの中級クラス、頑張って2クラス、久し振りの英会話を楽しんだ(苦しんだ?)

そして苦しみの後はお楽しみ。こちらも本当にお久し振り、青灯でジャズをBGMにグラスを傾けた。内地はずいぶん冷え込んでいるようだが、父島もこの時期流石に夜は冷える。いつもは水割りの焼酎も、この日はお湯割り。その温もりが胃に染み渡り、すっかりリラックス。おかげで翌日はやや寝不足、まあたまには良いか、なんせ6週間ぶりだからネ。

そして、インフルエンザ騒ぎで開催日が変更されていたロードレース大会も、先週末、無事明日の日曜日に開催が正式決定された。朝に夕に、頑張って走っている生徒さんを見かける事の多い昨今、そんな頑張り屋さん達の為にも開催が決まって本当に良かった。天気予報では、空模様もまずまずのようで、生徒さんたち初め参加の皆さんの健闘を期待したい。僕は、準備お片付け等、お手伝いで参加させていただきます。

所でこのブログでも以前に何回かお知らせした小学校のヒヨコ、頑張って年を越し、無事成長した。写真はそのヒヨコ、と言うか、もう立派なチャボ?羽を動かした時など僅かに黄色の毛がチラッと見えたり、鳴き声がまだ声変わり一歩手前といったところにあどけなさが残る物の、猫の脅威から逃れ、何とかここまで育ってくれた。確か2学期に入ってから誕生、約5ヶ月ほどたっただろうか、ここまで来ればもう大丈夫だろう。

僕が小学校の用務員になり、チャボのお世話をするようになって、誕生から無事に育った二羽めのチャボと言う事になる。これで現在小学校のチャボは合計七羽、飼育栽培委員会の生徒さん達と共に、頑張ってお世話しないとネ。

さて、今日は早くもオガマルの入港日。先便はドック明けと言う事で大量の積荷にえらい目にあったが、今便はどうだろうか?お手柔らかに願いたい所だ。

お帰り!

2010-02-03 05:55:49 | Weblog
約半月、ドック入りの為御無沙汰していたオガマルが先週日曜日、久し振りに父島へ戻って来た。

朝8時入港日恒例、防災小笠原の島内放送は、400名オーバーの乗船客と共に定刻11時半の入港を告げていた。小笠原のお天気も、珍しくオガマル入港を喜ぶように上々の空模様。しかし、小笠原近海に来てから潮の状態でも悪かったのだろうか、首を長くして湾口を見つめる出迎えの人々の気持ちとは裏腹、オガマルがその姿を見せた時には既に11時半を回っていた。約10分ほど遅れての接岸。

それから我々荷役作業員にとっては、地獄の一日となった(結果としては2日)。勿論ドック明けの入港と言う事で、当初から積荷の量は多いだろうとの予想はしていた。所が朝10時半事務所に集合、内地からFAXされてくる積荷プランを見た瞬間、皆ため息。

「マジ~!これは今日中に終わらないかも?」

通常積荷の総量は400トン前後、「今日は多いな」と言う日で500トンといった所。所がこの日は約600トン。しかも島内バスの新車2台を含め、車が7台バイク8台。おまけにコンテナに積みきれなかった宅急便が船室内に山積みされており、これを手渡しで運び出さなければならない。積荷量が多いだけでなく、時間の掛かる面倒な作業のオマケ付きと言う事で、作業前から一同やや諦めの境地。

オガマル接岸後、タラップからにこやかな表情で下りてくる顔見知りの島民の方々を尻目に、こちらは必死の作業。しかし、例の宅急便の手渡し作業は予想通り1時間ほど掛かり、しかもこんな時に限って予想もしないトラブル等もあり、結局三分の一ほどの作業を残し、切りの良い所で荷役は一旦終了、残りは翌日回しと言う事に。

宅急便の手渡し作業を一緒にやっていた、島の宅配業者さんの話では、まだ積みきれなかったヤマト便の荷物が芝浦に残っているらしい。今便での荷物を待ちわびている島の人達、ひょっとするとお宅の荷物、次便かもしれませんよ、御注意を。さらに今回の宅急便も「出港日までに配り終わるかな?」との業者さんの呟き。いずれにしてもこの便の荷物、通常より多少は遅配となりそう。因みに我家の荷物も、一日遅れで宅配された。

そして妻の話では、お買い物も大ラッシュ。島を代表する某商店では、レジを待つ列が一時は店の外まで連なったとか。勿論お店の人も大忙し、ドック明けのオガマルの入港、島中の人にとって、大変な一日となったようだ。

そんな1月31日、実は妻の誕生日。いつもお世話になっている矢口家の御招待で、なんと島内の某レストランでお食事会。ほとんど外食しない我家、僕はそのお店に行くのは初めて。素敵な雰囲気と美味しい食事、楽しい会話にほろ酔い気分も加わってすっかり上機嫌。矢口家の粋な計らいで、地獄の一日も終わり良ければ全て良し。

矢口家の皆さん、本当に有難うございました。

翌月曜日は、午前中残りの荷役作業。一日置いて今日は早くも出港日、これから8時集合でまたまた荷役作業だ。どうやら次航も積み残しの荷物も有る様で、油断できないネ。お手柔らかに!

写真は、恐らく一年で一番美しいと思われる、ドック明けのオガマル。勿論写真では分からないが、アンカーなんて綺麗に塗装され黒光りしていた。