小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

バロ~ン・・・・・

2010-01-14 06:31:33 | Weblog
前回のブログで触れた父島のインフルエンザだが、その後感染が広がったようで、島の生活に多大なる影響を及ぼしている。

小中高、父島の学校は揃って今週いっぱい休校措置。この島では、初めてのことらしい。そして島のメインイベントの一つ、今週末の日曜日に予定されていたロードレース大会は、2月7日(日)へ延期となってしまった。PTA主催の餅つき大会どころではないが、仕入れもしてある事だろうにどうなるのだろう?と僕が心配してもどうにもならないネ。

ところで、最近妻との例のお散歩の途中「ここんとこバロン見ないけど、どうしたのかな」と二人の間で話題になっていた。

バロンは、湾岸通り境浦橋近くにあるお宿の看板犬、白ラブだ。我々がこの島に移住してきた当初、毎日のようにこのお宿の前を通り、コペペ海岸の往復や、夜明道路一周の散歩をしていた。そしていつしか宿のガレージにつながれていたバロンと戯れるようになった。

最近はこちらの勝手な都合で、我々の気が向いた時に「バロ~ン」と声を掛け、遊んでもらっていた。バロンも良く分かっていて、こちらにその気が無くただ「バロ~ン」と声を掛けても、チラッと見るだけで、重い腰を上げようとはしなかった。

気が付いてみるとそんなバロンに、このところ御無沙汰していた。

11日の成人の日の祝日、飽きもせず我家はハートロックまでお散歩。境浦のお宿の前に丁度御主人がいらっしゃったので「最近バロン見かけませんが」と妻が尋ねると「実は、交通事故で死んじゃったんだよ」とショッキングな御主人の話。

12月上旬の事、散歩の途中いつものように境浦海岸に降りる坂道でリードを外すと、喜んで海岸へ下りて行くはずのバロンが、その日は何故か湾岸通りのほうへ坂を上って行ってしまい、そこで事故にあったとの事。「もう12歳で歳だったし、ほとんど苦しまなかったしネ」と御主人は本当に寂しそうに言っていた。

我々も、かなりの老犬には見えていたし、もしかしてという思いはあったが、まさか交通事故とは、本当に残念だったし悲しかった。不安一杯でこの島に移住し、仕事をを探しながらの日々、バロンとの一時にどれだけ助けられたか。

「バロンの運命だったんだネ。その時、きっと坂の上のあっちの世界から呼ばれたんだよ」妻と語り合った。

バロン、サンキューでした。そして安らかに・・・

昨日はオガマルの入港日、そしてこの便は所謂ドック便と呼ばれる奴。16日土曜日に出港したオガマルはドック入り、次の入港は今月の31日。半月間、物資の補給がほとんど無くなる。昨日は当然買い物戦争!我家の冷蔵庫も満杯だ。

我々がこの島にやって来たのも、4年前のこのドック便。あれから丸4年、色んな出会いがあり、そして別れもあった。今こうしてブログを投稿できていることに感謝!

写真は、バロンと遊んでもらっている僕。

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