小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

潜水艦 なるしお

2009-06-26 07:29:33 | Weblog
久し振りの内地からの我家のお客さん‘凸凹トリオ’は幸いな事に父島ライフを満喫しているようだ。

父タクの南島、イルカツアーに始まり、釣り場の知り合いミヤちゃんの釣ツアー、昨日は矢口家トウタンの戦跡ツアー、そして今日はタコの葉細工教室。明日は我々も一日OFFなので一緒にどこかのビーチでのんびり、そして夜は父島返還祭、明後日の日曜日は島の友人数名にお声をかけて、トレーラーハウスのデッキでBBQの予定。そして月曜日はオガマルの出港日、早くも離島と言うスケジュール。

そして父島のお天気も珍しく凸凹トリオに味方してくれているようで、好天が続いている。しかもそれまでは、お日様は出ているのだがもう一歩といった感じだった父島の空も、昨日はスカッと抜けた青空となり、夏至を過ぎたばかりで高さのある太陽の光を存分に浴びた海の色は、一段とその青さを増した。

今朝も朝から既に父島の太陽全開、どうやら本格的な夏の訪れのようである。はるばる関西から来てくれた凸凹トリオに、父島の最高の海と空を観ていただけそうで、我々としてもホッとしている。

所で昨日僕は、二見港沖に沖留めしている海上自衛隊の潜水艦‘なるしお’に乗船、艦内の見学と言う機会に恵まれた。どうやら島内の官庁や事業所に御招待があったようで、小学校にも2名の枠があり、校長先生と同行の打診が何故か僕にあった。勿論お断りする積極的な理由は何も無く、二つ返事で同行させて頂く事に。

約一時間、艦長、副艦長からの説明に始まり、2判に分かれて艦内の中の見学、本当に貴重な体験をさせていただいた。個人的に印象深かったのは、本物の魚雷を目の前で見て触った事。何千トンと言う船を一発で沈める威力があるという‘本物’の放つ無言の迫力に圧倒された。そしてもう一つ、覗かせていただいた潜望鏡のビックリするほどの視界のすばらしさ。普段使っている双眼球とは全く比べ物にならない。たまたま二見湾をクルーズしていたカヤックの、人の顔が識別できるほどだ。

機密事項で、横須賀の基地を出港してから何日潜行したまま航海しているのか知る事は出来なかったが、とにかく一度出港すると帰港するまで、潜行したまま6時間単位の3交代で24時間勤務。その間乗組員は外部との連絡は一切無し、禁酒禁煙で楽しみは食事とDVD観賞だけ。狭い艦内は動く場所も無く、試しに万歩計をつけた艦長の歩数は一日300歩だったとか。

因みに、ギャラは通常の五割増しとの事だったが、アウトドアでの生活が好きで、Beerのない夕食なんて考えられない僕にはとても無理。約70名ほどの乗員が乗り組んでいるそうだが、彼らをして潜水艦乗組員たらしめる動機と言うかモチベーションはどんな物なのか、チョッと興味がわいた。

いずれにしても、これからは時々やって来る自衛艦の乗組員さん達には、優しくしてあげないとネ。特に潜水艦乗組員には。

写真は通船の船から撮った‘なるしお’ 蛇足ながら、乗船と同時にカメラと携帯は、一時預りで没収。

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1 コメント

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Unknown (25日の甲板長)
2009-06-30 18:02:11
潜水艦「なるしお」はいかがでしたか? 当日は良い天気に恵まれ甲板作業をしていた私もほど良く日焼けをしました。 24日に上陸をし、15年ぶりの父島を満喫して横須賀へ帰投致しました。 美しい海と空に感動です。
ありがとう!父島!
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