小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

まる9年

2015-01-20 17:09:46 | Weblog
先週の土曜日、オガマルは400名を越える乗船客を乗せ、定刻2時を10分ほど遅れて東京竹芝へ向け出港していった。

この便は所謂ドック便、オガマルは年に一回のドック入りのため、次の父島入港は2月の初め、約半月ほど父島母島は絶海の孤島となる(ちょっぴり大げさかな?)実際のところ共勝丸という貨物船が、オガマルのドック中物資を乗せて入港するはずである。

しかし人の出入りは無く、このドック期間を利用して内地へ行く観光業関係の島民も多く、父島の人口密度はおそらく一年で一番低くなる時である。

つまり普段でさえオガマルの出港中は静かな父島が、一段と静かになる。僕は、個人的にこのオガマルドック中の半月が結構好きだ。なんとなくのんびりするし、当然オガマルの出入りが無いので荷役の仕事はお休み、その上オガマルの岸壁はいつでも自由に釣ができる。そしてこの時期、オガマル岸壁でのシマアジ釣は最盛期。

ところが今年はどうした事か岸壁でのシマアジはさっぱり、青灯に主役の座を奪われてしまっている。オガマル出港後の日曜日、そろそろ岸壁でしょ、と言うことで一日頑張ったが、ほとんど浮きは沈まず、たまに沈んでもブダイ。そこで久しぶりに平日OFFだった本日、青灯での餌釣り、一枚だったがシマアジをゲット。やはり今年は青灯なのかな・・・・

そんな今年のドック中滑り出しだが、我々夫婦がこの島へ移り住んできたのが平成18年、2006年の一月、このドック便だった。父島生活もまる9年を過ぎ10年目に突入。

まあ色んな事があったが、こうして岸壁や青灯でシマアジやムロ釣を楽しめることに感謝している。

9年前、父島入港直前、内地から着てきたGAPのダウンパーカ-、裏が起毛していてとても暖かいやつだったのだが、「小笠原でダウンなんて要らないでしょ、狭いアパートで邪魔になるだけ」と言う妻のアドバイス?もあり、丸めてオガマルのゴミ箱に廃棄した。今は釣の時ユニクロのダウンを愛用している。体も父島仕様になってきたようである。

それにしてもあのGAPのダウンパーカー、もったいない事したな・・・・・


ドック入り出港前のオガマル







行ってらっしゃい!








こちらは一足早くドック入りしたハハマルの代船、ゆり丸(揺れ丸?)