小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

エアーポケット

2010-04-02 15:22:44 | Weblog
晴れ女の娘は、どうやら小笠原の暖かな空気も連れて行ってしまったようで、先月末は最高気温が20度に届かず、まるで真冬に逆戻りしたような寒い日が続いた父島。そんなお寒いお天気も、4月、新年度と共に何とか上昇気流に乗ったようだ。

その22年度、我家にとってはちょっとした転機を迎えそうだ。小中学校の用務員の雇用形態がこの新年度から変わるようで、まだハッキリした事は伝えられていないのだが、4月は6日(小中学校とも始業式の日)から勤務して欲しいとの事。「分かりました」と言う立場の妻と僕、6日に出勤して詳しいお話を伺うしかない。

それは良いのだが月初め夫婦二人して遊んでいたのでは、我家の家計は大ピンチ。妻も僕も先方の都合と我家の都合が上手くかみ合った時、たまーにお仕事頂いている所に、こちらから仕事のオファー。妻は昨日も今日も、運良く仕事があり、ばっちりアルバイト。僕は昨日はギンネム伐採の仕事のお手伝いがあったのだが、今日は残念ながらお仕事無し。

昨日から上昇気味のお天気。今日は、二見湾に観光船が入って来たにもかかわらず、朝からお日様バッチリ。そんな日に、まるでエアーポケットの様ににぽっかり空いた休日。いつもなら釣、それとも風が有るからウインド、はたまた山歩き、その日のコンディションに合わせ思いをめぐらすのだが、どうやら僕の遊び心もエアーポケットにはまったのか、もう一つノリが悪い。

とりあえず、我家の生活を支えてくれている3台の自転車のお手入れをしてから、釣り場と海のチェックに。ネットの予報通り南よりの風がやや強く、時に白波も。向い風となる釣はもう一つ。久し振りにウインドとも考えたのだが、観光船の通船は頻繁に行き来しているし、二見湾内を巡る遊覧船?も多くのお客さんを乗せ、前浜をゆっくりクルーズ。そんな中でのウインドももう一つ気が進まず・・・自分で言うのもなんだが、本当に僕には珍しい珍事、遊び心のノリが悪い。

こんな日は無理せずノンビリと決め込み、何処の浜がBestか?やっと脳ミソが前向きに回転し始めた。そして今日はコペペでマッタリと決め、軽いランチと水分、CDウォークマン持参で、お手入れしたばかりの愛車アルプスを走らす。

10時過ぎに到着したコペペ、予想通り、ベタ凪、快晴、時折吹くブローが心地良い。観光船は入って来たとは言え、オガマル出港中の平日の午前中、当然の如くコペペを訪れる人は誰もいない。狙い通り最高のコペペをゲットし、お気に入りの曲をBGMに、素敵なエアーポケットに本当に入り込んだような、そんな数時間を過ごした。たまには、こんな父島の過ごし方もアリだな~と、初めてこの島に来た頃の事を思い出していた。

お昼を過ぎると、流石に観光客や島人もポツリポツリ。そんなコペペに別れを告げ、帰りは夜明道路を反時計回りで、久し振りに愛車アルプスでアタック。僕の遊び心にもやっと火が点いたようだが、昨日急斜面でのギンネム伐採のツケが回ったようで、青息吐息、何とか走りきった。

写真は、今日のコペペ。