写真はモチひまわりの種。中を割ると、ぎっしりと実が詰まっている。
【日本でも意外な人気】
お米にうるち米ともち米があるように、雲南にはトウモロコシにも、2つの種類があることは以前に書きました。黄色いさっぱりとした私たちになじみのあるものと、臼で挽いてトロトロにし鉄板の上で焼くと、粘りけの出る白いモチトウモロコシです。
これらに「モチ(糯)」種があるのだから、他にも可能性はあるとは予想はしてました。でも、まさか。あの種にも、と思うものを雲南で見つけました。ひまわりの種です。
中国では、すいかやかぼちゃひまわりなどの種の「瓜子」は大事なお茶の友です。なかでも雲南では、ひまわりの種が人気です。列車の中でも、タクシーの待合いでも歯と片手で器用に皮を剥いてポリポリ、パクリ。かつては、日本人スパイを中国人の中から見分ける方法として種を食べさせてあぶり出していたこともあったとか。
それはともかく、さっそく「モチひまわりの種」を買ってみました。見かけは普通のものより、やや白みがかっていますが、大きさは同じ。値段はじゃっかん高め。味は少し、甘いかな。いや、かわらないかな。なんだか香ばしいぞ。しかし粘らないな、などと思いながら食べきってから気づきました。米だって蒸さないと、粘らないのだと言うことを。
おみやげに日本に持ち帰ったところ、友人にも子ども達にも「これはおいしい。」と大好評。あっという間に白いひまわりの殻の山が積み上がりました。念のため、何も言わずに、ごく普通のひまわりの種も別皿に盛ってみたのですが、そちらの方はさっぱり減りませんでした。
ちなみに雲南以外の地方で糯ひまわりの種が流通しているかどうかをインターネットで調べてみましたが、ヒットするのは雲南ばかり。もしかすると、この種こそ、雲南特産なのかもしれません。
また、ひまわり、とうもろこし、たばこ、じゃがいも、とうがらし、と広大な雲南の畑は南米原産の作物が単一栽培されていて、じつに不思議なのですが、植物学的になにか、南米とのつながりが雲南の地にはあるのでしょうか。ちなみに米や茶は、雲南が原産地の一つと言われています。
(この章・おわり)

【日本でも意外な人気】
お米にうるち米ともち米があるように、雲南にはトウモロコシにも、2つの種類があることは以前に書きました。黄色いさっぱりとした私たちになじみのあるものと、臼で挽いてトロトロにし鉄板の上で焼くと、粘りけの出る白いモチトウモロコシです。
これらに「モチ(糯)」種があるのだから、他にも可能性はあるとは予想はしてました。でも、まさか。あの種にも、と思うものを雲南で見つけました。ひまわりの種です。
中国では、すいかやかぼちゃひまわりなどの種の「瓜子」は大事なお茶の友です。なかでも雲南では、ひまわりの種が人気です。列車の中でも、タクシーの待合いでも歯と片手で器用に皮を剥いてポリポリ、パクリ。かつては、日本人スパイを中国人の中から見分ける方法として種を食べさせてあぶり出していたこともあったとか。
それはともかく、さっそく「モチひまわりの種」を買ってみました。見かけは普通のものより、やや白みがかっていますが、大きさは同じ。値段はじゃっかん高め。味は少し、甘いかな。いや、かわらないかな。なんだか香ばしいぞ。しかし粘らないな、などと思いながら食べきってから気づきました。米だって蒸さないと、粘らないのだと言うことを。
おみやげに日本に持ち帰ったところ、友人にも子ども達にも「これはおいしい。」と大好評。あっという間に白いひまわりの殻の山が積み上がりました。念のため、何も言わずに、ごく普通のひまわりの種も別皿に盛ってみたのですが、そちらの方はさっぱり減りませんでした。
ちなみに雲南以外の地方で糯ひまわりの種が流通しているかどうかをインターネットで調べてみましたが、ヒットするのは雲南ばかり。もしかすると、この種こそ、雲南特産なのかもしれません。
また、ひまわり、とうもろこし、たばこ、じゃがいも、とうがらし、と広大な雲南の畑は南米原産の作物が単一栽培されていて、じつに不思議なのですが、植物学的になにか、南米とのつながりが雲南の地にはあるのでしょうか。ちなみに米や茶は、雲南が原産地の一つと言われています。
(この章・おわり)
