

【紅いコロッケ】
オランダでは鉄道駅の構内に自動販売機まで設置されているクロケット。オランダ人の軽食で、レストランでは前菜メニューに入っています。つまりコロッケ。フランス料理の「クロケットcroquette」がオランダほかヨーロッパ各地へ、遠くは日本へと広まり、それぞれに発展したということです(ウィキペディア「コロッケ」より)
オランダのクロケットも家ごとに違うらしく、駅のクロケット自動販売機ですら何種類も置かれていました。
エンクハウゼンの、町外れのホテルでいただきました。俵型で衣はパリッとしていて固く、赤い。赤はなんだろう?トウガラシのような辛みもなく、さりとてサフランでも、赤パプリカでもなさそう。中にはマッシュポテトとベーコンを細かくしたものが入っていました。
日本のコロッケのポクポクした感じではなくて、ゆで汁ごとポテトを攪拌するようでじつに、クリーミー。それでいて、クリームコロッケのように乳製品を混ぜているわけでもないのでしつこくない。
衣が薄いのにとっても固いので、一度、冷凍したものを揚げているのかもしれません。
添えられたポテトフライの量も相変わらずすごかったです。
(つづく)
※今年も年の瀬となりました。今年もお読みくださり、ありがとうございました。
みなさまがおだやかな年の瀬でありますように。