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三七、またの名を「田七」

2009-09-20 19:59:52 | Weblog
写真は昆明の老舗百貨店内の薬局で買った三七.右上が、根。左下がそれを粉にしたもの。根は一見、しょうがのような色だが、それよりもは少し灰色がかった色をしている。
 味は、ちょっと苦めの太田胃酸のよう。後味が以外とさわやかな甘みがあり、好きな人にはたまらない。料理への応用は次々回で・・。

【「田七」の名の由来】

 ある金持ちの家の娘と2人の息子の嫁たちが長患いしておりました。あるとき、村にやってきた田という姓の「郎中」が、彼女たちを診察し、ある薬を服用させたところ、数日後に病は奇跡的によくなりました。

田さんは
「服用させたのは三七だ。外傷からくるひどい腰痛が原因だったので、痛み止めとして処方したのだが、それが肺の疲れも取り去ったらしい。また産後のひだちの悪い方には養生の効果もあるのだ」といって立ち去りました。

 村には薬草の種が残されました。その後、田さんの姓にちなんで、この土地では三七を「田七」と呼び習わすようになったそうな。
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