ブロックハウス地上階(=日本で言うところの1階)の住人、ビリー。この春から姿を見かけていなかったので、元気にしているのかな、と心配していたら、この日、いつもの窓辺で背中を見せて寝そべっていました。
「ビリー。ビリー!」、大声でもなくちょっと遠慮気味で声を掛けてみると、やっと起き上がってくれて。あー、歳とったね、ビリー。
お母さんも顔を出してくれました。アレルギーがあって病気がちで、もう14歳とのこと。子供のころに両目を手術した影響もあって、眼があまり見えなくなってきているそうです。
実はビリーは、このブロックハウスの地下で生まれた野良猫。そのときからアレルギー持ちだそうで。あまり清潔に出来なかったのかな。
ビリーの後も、何時だったか誰かが妊娠中の母猫を地下にかくまい、その母猫が子供を産み、そのときにたくさんの蚤(ノミ)が発生し、ブロック低層階にノミ駆除の薬を散布しなければならなくなりました。
我が家は最上階なのでノミは上がってこなかったけれど、ブロックの出入り口のところで、足元、ノミにたかられたりしたものです。
薬散布でノミはいなくなり、同時に、猫親子も撃退されてしまうことに。また、薬散布の費用がブロックの共用費に上乗せされることになり、文句を言う人もいました・・・。
それにしてもこのところ、ブカレストで野良猫が増えてきています。数年前は野良犬天国でしたが、いまや激減。というのも、3年前の夏、4歳の男の子が野良犬に噛まれて死んでしまう事故がおき、そのおかげで、行政もやっとこさ腰をあげ、駆逐に乗り出したのです。
そのかわりに急増しているのが猫。夏に向けてノミ問題も再燃しそう。歩いていてノミにたかられるのはごめんだよ==。
(記事中のビリー以外の猫の写真は、近所で見かける野良たち)
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まだ少年のころに両目の手術。
ビリーは大きな男の子のネコ。モタン・ビリーなのです。
両目の手術の経過を心配していましたが、無事回復しました!
ビリーパンチはこちら。
ビリーちゃんのお気に入りの出窓がなくなってしまったのは寒さ対策から、こちら。
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でも飼い猫は避妊した方が猫のためにも良いだろうね!
そこの猫ちゃんたち、人懐こいですよ~