ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

忙殺、本末転倒

2017-10-24 | ルーマニア・わたしの日常


「そろそろバルカン・チャレンジの季節ですね。」と、日本の友達からメッセージが届くほど、私の年中行事に定着した『1000㎞バルカン・チャリティーチャレンジ』、今週末、自転車部門がスタート、その5日後からラン部門がソフィアからブカレスト目指して走ってくるけれど。

今年は、参加を断念しました。詰め込み過ぎた時間割に忙殺され、ウィークディは走る時間すらありません==。ましてや、8日間連続で休暇を取ることなどできません。



先月までは、「今年も参加するぞ!」と、やる気満々で調整していました。が、いざ新学年、10月が始まってみると(=ルーマニアの大学制度は10月始まりの6月終業)、時間割の多さと、イベントの多さに、いっぱい&いっぱい。

まず、今年の日本語コースの登録者が、77名と過去最高。私が教鞭をとるASE経済大学の外国語センター、日本語コースはオプショナル。卒業の単位に関係のない、自由選択科目。日本語を習いたい、と志願してくる学生も、国際関係学部の学生がいたり、会計学部の子がいたり、コンピューター学部の子がいたり、と、学生の所属もまちまち。初心者を2クラスに分け、初級・中級は前年度からの継続受講に加え、新規参入でも今までにどこかで日本語を勉強していた学生なら受講可能。

おまけに、家庭教師の生徒が合計6名。1週でも休むと、「先生、どうして来てくれないの==?ほかの日もダメなの?」と、熱心な子たち。

さらに自分のための、ルーマニア語クラス。ASE大学の厚意で、留学生のためのルーマニア語クラスを聴講させてもらっています。次年度から本格的に大学に進もうという留学生のために、1年間ルーマニア語を勉強するクラスが設けられているのです。前期はルーマニア語の文法と会話を中心に、後期になればさらに、各自の専攻のための専門用語を学ぶクラスが設けられます。

正式に受講するならば、入学願書に加え最終学歴の卒業証書(英文)・2500ユーロという費用が必要ですが、すべて免除してもらっての聴講です。1週間に13クラス(1クラス=1時間半)、担当してくださる先生は全部で4名。どの先生方も、「ヒロコさんはASE大学で日本語を教えている、僕たちの同僚です。」と、私のことをクラスで紹介してくださり、頑張る以上に頑張らなくては。

そして例年の年中行事、11月は日本大使館主催の『日本文化月間』。ASE大学でも我々の主催行事『ダルマ・ワークショップ』開催。また別に、ASE大学の主催で国際文化学会があり、2日間の学会発表のためにヨーロッパや日本から教授方がお越しになります。私は直接関係ないけれど、一緒に日本語を教えている同僚のルーマニア人の先生が、学会オーガナイザーで、ご自身も発表されます。同僚が学会にかかわっている間、私が一人で授業を担当しなければなりません=。

新たに今入ってきたイベント、今月末のASE大学のアメリカン・センターで、折り紙を使ってハロウィンの飾り作り。かぼちゃを使った飾りなら、どこでもやっているので、素材を変えてみよう、と提案されてきたもの。『ダルマ・ワークショップ』の会場に、アメリカンセンターの教室をお借りするので、この依頼も断れません。

どれもすべて、欠かすことのできないイベントや授業ばかり。8日間の不在は、ありえない、と判断しました。

走るが先か、授業が先か、勉強が先か!?自分の意識の中では、本末転倒、こんな年もあるか、と。




今年のお願い:
「バルカンチャレンジで、ヒロコのの支援するチャイティー先に、今年も寄附をしよう!」とたくさん貯金していてくださった皆さま、ありがとうございます。

オフィシャルサイトの参加者プロフィールページに、ボランティアとして私が紹介されています。私の協力先は今年も、ファボリサ協会(小児結核病棟を、人&物の両面で支援する団体)。今年の私は走らないけれど、ファンドライジングも大事なボランティア。

これまでの皆様方の支援のおかげで、雨漏りがしていた病棟も少しずつ改修が進んでいます。カビが生えていた病室も、カビの温床となるタイル張りの部分を取り除き、壁をきれいに塗り替えました。閉まりの悪かったドアも交換し、ベッドもマットレスも新しいものに取り換え、カーテンも取り付けました。が、まだまだプロジェクト半ば、というところ。

定期訪問に行くたびに、少しずつ、本当に少しずつ進んでいく改修を確認するのが楽しみです。

子供たちとのレクリエーション活動も、夏の間はペーパークラフトをしたり、絵をかいたり、歌を歌ったりしていましたが、10月の声を聞いてまたグリーティングカード作りが始まりました。

バルカンチャリティー・チャレンジを通じてファボリサ協会に寄付していただくには、こちらから。寄付金を集めるサイトGalantom.roから、いずれもファボリサ協会に寄付されます。

https://1000balkan.com/hiroko-ogawa.html


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2 Comments

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Unknown (アイロンマン)
2017-10-24 19:58:39
お忙しいヒロコさん、身体が3つあっても足りないくらいですね!
ヒロコさんを頼っている学生や同僚に対しても良い判断だと思います。
ルーマニア語も頑張って下さい。負けずに頑張ります。
先日、ウラジオストクに百均で買った折り紙を持参。
ホストマザーや先生に折ってあげたらすごく喜んでもらったよ!
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコより)
2017-10-27 05:30:01
私の参加を待ってくれていたバルカン家族のことを思うと、苦渋の決断でしたが、これが今のベストだと思います。

今は、ウィークデイに走る時間もなく、睡眠不足も続いていて、10月の3週目にはルーマニア語クラスのクラスメートから、「ヒロコ、疲れているの?」。今週は家庭教師先の子供にも、「先生、目が赤いよ。」と言われてしまいました==。
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