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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



去年、ケリが繁殖した空き地を覗くと、今年もケリがいました。

ケリは、毎年同じ場所で繁殖する確率がきわめて高い野鳥として知られています。・・・ツツッと急ぎ足で歩いたケリの目線を追うと、地面に何か見えています。

ケリの両足の間には、産卵した4つの卵が見えています。・・・突然、別のケリがカメラの前を通過しましたが、雛鳥が生まれてきた後のような騒ぎ声はありませんでした。

地面と見分けがつかない卵の上にケリが腰を落としてています。

広い空き地の中で抱卵中のケリ。 保護色のためすぐに見つけるのはなかなか難しい野鳥です。

空き地の中のやや窪んだ場所なので、雨が降ったら水浸しになると思いますが、去年も繁殖に成功しているので問題ないのでしょう。・・・しばらくすると立ちあがって卵を転がしています。

産卵場所を目立たないようにすることの方が雛鳥の生存率が高くなることを知っているのでしょう。・・・転がした卵を両足で挟み、上に座ってゆきます。

ケリの抱卵期間は、3~4週間ほど(環境によって幅があるようです)なので、5月中には雛鳥が生まれてくるはずです。・・・向きを変えて抱卵中

しばらくするとケリの親鳥は、卵をそのままにして、餌を探して歩きはじめました。日中は暖かいので、連続して抱卵する必要がないのでしょうね。

ケリのヒナは、孵化後48日で独立することが知られています。

 



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