近所の干潟でチドリを撮影していると、見慣れない小型のシギが干潟に突然飛来してきました。
どうやらオバラシギ(全長28cm・旅鳥)のようです。(左の2羽、右はダイゼン)
オバシギの夏羽は頭部から胸にかけて黒い斑が密にあり、脇にも黒褐色の斑、背から上面は黒褐色で白い羽縁があり、肩羽に赤褐色の目立つ斑があります。
また、腰は白く、胸から腹にかけは白地にハート模様の黒斑がありますが、このハートマークは他の野鳥でも見ることができるようです。
日本野鳥の会のポータルサイト「BIRD FAN」では、オバシギが写真撮影された都道府県数は15都府県。その写真数は32枚ですが、そのうち11枚が大阪府で撮影されています。
「BIRD FAN」での大阪府での撮影比率は34.4%もあるので、他の県よりも大阪では観察し易い野鳥のようです。
ちなみに大阪府レッドリスト2014年にオバシギの指定は無いので、生息数が絶滅に近づいているとは考えられていないのでしょう。・・・左右の2羽がオバシギ、真ん中の2羽はダイゼン)
この日、同じ干潟にオオソリハシシギも来ていました。オオソリハシシギの「BIRD FAN」での写真撮影都道府県数は12都府県。写真数は58枚、そのうち大阪府は17枚です。
環境省レッドブック2017年の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているオオソリハシシギも「BIRD FAN」での撮影比率が高いので大阪府下では観察し易い野鳥のようです。