12月10日には700羽を超えたと鳥取県日野町のオシドリグループHPにありましたので、行ってきました。写真家福田俊司氏がナショナルジオグラフィック日本版2018年1月号にオシドリのフォットストーリーを掲載されていましたので紹介しましょう。<・・・>が引用部分
<古くから日本人が愛し、夫婦愛の象徴としてきた野鳥には、写真家の心をつかむ知らない魅力があった>・・・根雨駅から徒歩5分、JR鉄橋の下にあるオシドリ観察小屋からオシドリ撮影です。
<オシドリの魅力を教えてくれたのは、海外の人たちだった。1990年より、私は極東ロシアのへき地で多くの時間を過ごして、かの地のワイルドライフを撮ってきた>・・・川の中にいたのはマガモの集団
<十数年前のある日、世界最大のネコ科動物、アムールトラの痕跡を探して原生林の深奥部へ分け入ったときのことだ>・・・飛行してきたマガモの向こうの対岸にひっそりと潜んでいるオシドリの姿がありました。
<突然、案内役のレンジャーがこう叫んだ。「マンダリンカ!」すると数十メートル先の淀みから、あでやかな雄ガモと地味な雌ガモが飛び立った>・・・オシドリが出てこないので、マガモの撮影から。・・・飛ぶ鳥の撮影は難しい。
<レンジャーはさらにひと声。「世界一美しいカモ!」ひと息置いて、私はマンダリンカがオシドリであることに気づき、興奮するロシア人の姿に戸惑いを覚えた>・・・昼過ぎになると、オシドリが川の中州近くに出てきました。
<多くの日本人にとって、オシドリは都会の公園でしばしば見かける、ごく普通の野鳥ではないだろうか。それまで(オシドリの魅力)は、視界に入っていなかった>・・・こちらに向かって飛行してくるオシドリ
<しかし、この瞬間、オシドリの輝きを見てしまった。そして東アジアの至宝は私の心にすみついたのだ>・・・午後1時を過ぎると中州はオシドリで一杯に
<オシドリを撮り始めて10年以上たつが、興味は尽きない不思議なカモだ。私はオシドリが越冬する沼や湖の近くに部屋を借り、未明から日暮れまで撮影して冬を過ごす>・・・貨物列車が鉄橋を通過すると、中州のオシドリが一斉に飛び出しました。