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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



バードリサーチニュース2008年12月号にハヤブサのことが出ていましたのでその飛び出し写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が引用部

<ハヤブサは分布が広く,南極大陸とニュージーランドやハワイ諸島など一部の諸島を除いて全世界に20亜種前後が生息する。日本では主要四島およびその周辺で繁殖し,一部が冬期に短距離の移動を行なう程度で,本格的な渡りはしない>

<営巣地近くに餌となる小型,中型の鳥類が豊富で営巣に利用できる断崖や大岩がある海沿いや、河川の流域がおもな生息場所である。日本で繁殖しているハヤブサは一般的に非繁殖期も雌雄ともに繁殖場所に留まっているので,同一の相手とつがい関係を維持していると考えられる>

<ハヤブサ科の野鳥は自分で造巣することはなく,ハヤブサも崖の窪みや岩棚などにじかに産卵する。また、海岸や内陸に発達する段丘崖や大岩が営巣場所として利用され, 産卵は3月から4月中旬,北海道では4月上旬が多い>

<抱卵は主にメスが行ない本格的な抱卵は30日ほど、メスはヒナの孵化後も10日ほど抱雛を続け、オスが狩りをして餌を巣へ運搬、ヒナへの給餌はメスが行なう>

<巣立ち後3週間ほどは、オス親が捕まえて来た餌をメス親が受け取り,幼鳥に与えるが、一般的には,親鳥から餌をもらいながら徐々に狩りの技術を習得し,2ヶ月ほどで分散して行く>

<しかし,中には12月頃まで親のテリトリー内に居残り,餌をねだる幼鳥もいる。 餌動物はほとんどが鳥類で,ヒヨドリやハトなどの中型鳥が大半を占めるが,げっ歯類を捕食した例はまれで,魚類はほとんど食べない>・・・これも幼鳥のようです。

<ハヤブサの翼は先端が尖ってアスペクト比が大きく,そのスピードを活かした狩りを行なうための広い空間が必要で、営巣に適した断崖はほとんどが海辺にあるので,狩りは洋上や干潟で行なわれることが多い>

<獲物を発見すると、獲物の斜め上空へ出てからだを反転させ,翼を半ば閉じて,獲物めがけて一気に急降下する。その急降下時の最高速度は294 km/hという実測値が出ている>



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