あきた森づくり活動サポートセンターのHPの野鳥シリーズに「ホオジロ」の記事がありましたのでホオジロ♀の写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が引用部
<ホオジロ♀の頬は白ではなく茶色(♂は黒)であるが、その上下が白く太いので、顔全体を見れば白が目立つことが和名の由来であろう>
<ホオジロの春を告げるさえずりは、「一筆啓上仕り候」「源平つつじ、茶つつじ」「サッポロラーメン、味噌ラーメン」など、色々に聞きならされている。留鳥として全国で多数繁殖するが、北海道では夏鳥>
<繁殖期、春早くからさえずり始める。木の梢や枝先にとまって「チョッピィーチチロ、ピピロピィー」などとさえずり、1羽のオスは十数曲のレパートリーをもっているらしい。それだけに様々な聞きなしがある>
<地上を歩いて、落ちているイネ科植物などの小さな実を拾って食べる。繁殖期になると動物食になり、ヒナに運ぶエサもほとんどは昆虫類。ツガイで縄張りを持ち、低木の枝の上や地上に、イネ科植物の茎や細根などで巣を作る。産卵期は4~7月。卵数3~5個>
<一夫一婦で、一度ツガイになると死別するまで添い遂げる。ただし、抱卵はメスのみで、抱卵中のメスにエサも運ばないらしい。ヒナが誕生すると、オスとメスが共同で給餌する>
<ホオジロは、巣や巣立ちビナに近づく敵に対して、両親ともに偽傷行動をする。偽傷とは、傷付いたふりをして敵を惹きつけ、自分が守りたいものから遠ざける、はぐらかしディスプレイの一種>
<冬鳥として全国に渡来するミヤマホオジロは、黄色い喉と眉斑が目立ち、黄色い冠羽を立てることが多い>
<ミヤマホオジロは、雑木林の比較的明るい場所を好み、地上に落ちている草や木の種子をついばみ、昆虫やクモなども捕食する。1710年刊行の飼育書「喚子鳥」には、イラスト入りで紹介されるほど、江戸時代から飼い鳥として認知度が高かった>